奄美大島編2
2月1日(水)
二人とも体調不良。寝てばかり。
朝から大きな虹を見たのでろくな天気になりませんよと予言する【む】。
猫たちと外で遊んでいたけど、予言通り雨が降ってきたので雨宿り。
待っても止みそうにないので車に戻ろうとすると、蛍が逃げました。好きにせいと、ザーザー降りの中放っておき、しばらくしてから見に行ったら松の木に登っていました。また降りられなくなってるんじゃ・・・と思いつつ呼んでみると甘えて「みゃー」と鳴くのですが、私に付いてきたホクロととらにゃんを見ると目が怒り「びゃー!」と怒りの雄叫び。好きにすればとまた放っておきました。
ずぶ濡れ蛍。
その間、車の中の純は蛍を心配してか鳴いて走り回っていました。
やっとのことで蛍が帰ってくると濡れた背中を純が舐めまくり、しきりに付いて歩きます。寂しかったらしい。
ご無沙汰しているみなさまに絵はがきを送りました。いかにも南国という感じの奄美の絵はがきはとっても暖かそうに見えるけど、このころの奄美は1年でもっとも寒い時期であり、素直に「南国にいます。暖かいです」とは書けず、ちょっと困りました。
そこいら辺に生えている草を採って図書館で野草調査。本と首っ引きで調べたけれどわかったのはハルジオンのみ。はーーー・・・。しかもそのハルジオンも現地に戻ってみると似たようなのがいっぱいあってどれが本物かわからなくなってしまいました。何ともはや、情けない・・・。
釣りの道具で使えるものが落ちてないかと半島の先の岩場の方へ散歩。ホクロがまるで犬のようにトコトコと後を追いかけてきました。しかし、犬と違うのは魚の干物に反応するところ。途中の岩場で干からびた魚を見つけると「うーうー」と言いながら舐めていました。そんなことにはお構いなしの私たちがどんどん先に行くと、はたと気が付いたように大声で鳴き始めました。だから、迷子になるから付いてくるなっていったのに。ふぅ、世話が焼ける。「ホクロ」と呼んでみるとこちらに気付き「置いてかないでーーー」と言わんばかりの形相で走ってきました。
結局、ずっと付いてきたので帰りも迷子にならないように、魚に釣られないように、声をかけながら連れて帰りました。おもしろい猫。
肝心の釣り道具は何も見つからず収穫は「ホクロは犬っぽい」という事実が分かったことでした。
またまた野草料理に挑戦。その辺の素性のしれない草を油で炒めてみました。・・・しかし、アクが強くてとても食べられませんでした。ヨモギのマヨネーズ和えにも再挑戦したけど時間をかけて茹でてもなかなか柔らかくならず、やっと食べられそうな硬さになったので勇んで口に入れてみましたがおいしいとはほど遠い味。うーん、なかなか野草というのは食べられないものですね。
必死で食費を浮かそうとしているのに全然役に立ってない・・・。
2月2日(木)
また、晴れたり雨が降ったりの変な天気。
しかし、食べるものがないので釣りに出ました。おぉ、切実な食糧危機。
寒いだろうと思い、ホッカイロを張り、【と】はビニール袋までかぶり(そーとー怪しい格好)重装備で出かけたら、あれま、海ってば穏やかでございます。天気もいつの間にやら良くなっていました。で、お約束のように暑くなった私たち。
新しい竿、糸で釣り始め、5分も経たないうちに「げげっ!引っかかった!」と思い焦って巻き始めました。しかし、するすると巻けるのです。なんだか変だと思いつつ巻き続けているとビクン!と手応えが!どうやら釣れているらしい。慎重に慎重に巻き上げてみると、唐揚げ君2匹、ヒメジ2匹(しかもデカい!)がかかっていました。すごーーい、4匹も引っかかっていたら重いわけだ。
その間に【と】もヒメジ2匹を釣り上げました。
いきなりたくさん釣れて気をよくした私たちは、そこで止めときゃいいのに欲を出して釣り続けました。案の定、錘が引っかかり、またしても海にゴミを増やしてしまいました。
その後、残った竿で釣り続けると【と】はヒメジとマンボウみたいな形の魚、【む】は皮の固い魚とギャング君が釣れました。
とりあえずお昼を食べに浜に戻り、午後、再度出陣。
しかし、潮の流れが速くものすごい勢いで流され、糸が引っかかってはずれなくなってしまいました。あぁ、またゴミを増やしてしまいました、ごめんなさい。
風も強いし、今日の所は諦めようと浜に帰ろうとしましたが、なんと引き潮でリーフが出ており、なかなかコースが取れません。沖からだとリーフが見えにくいのです。
保存食(干物)を作ろうと思いましたが、大きさ的に無理そうなのでヒメジ3匹と唐揚げ君を佃煮風の煮物にしました。
皮の固い魚は頑張って皮を取り、(これがまたワニのように固い皮)食べられそうなところを刺身にしました。舌触りがコリコリしているけど、味はない。残った骨をホクロととらにゃんにあげるとうなりながらバリバリ食べてしまいました。おいしいらしい。私の指の皮はぼろぼろになりました。
後でスーパーのおつまみコーナーで見覚えのある形のものを見つけ、どうやら私の指をぼろぼろにしてくれたのはカワハギであったらしいことが判明しました。やけに値段が高いけど、あんなに苦労して皮をはぐのなら仕方ないことだと納得しました。
2月3日(金)
暇なので猫と外で遊ぶ。
すると、初めて見る黒猫とペルシャ猫もいました。いつものホクロととらにゃんもトコトコやってきて総勢6匹。いやぁ、すごいですなぁ。
黒猫はホクロにフー!とやっていましたが、私が呼ぶと足にスリスリ、しかし純と蛍にもフー!・・・なんなんだ、君は。
しばらくすると黒猫とペルシャ猫はいなくなり、いつもの4匹で遊ばせました。といっても、純と蛍は現地猫とは仲良くする気は一切なさそうでしたが。
【と】が松の木にみんなを放りあげ、対決させました。純はとらにゃんに執拗な攻撃をしていました。
見ているのも飽きたし、寒くなったので人は車へ。
しばらくしてから見に行くと純と蛍だけ松の木に残っていました。どうやら降りられなくなったらしい・・・またかい。
とりあえず、純は足を滑らせた拍子に降りたので回収。蛍はその後も居座り、むりやり【と】の肩に掴まらせて降ろしたらしいけどそのまま藪の中へ。【と】が行くと逃げるので【む】が回収。
2月4日(土)
雨がしとしと降り続く。
外に出られないので読書。
午後、雨が上がったので猫を外へ。藪が好きな蛍はアダンの茂みに入ったのはいいけど昨日の黒猫に見つかりうなられていました。助けに行ったら、蛍が自分で黒猫に猫パンチをお見舞いしていました。お、やるねぇと感心して見ていると、黒猫はいきなり盛りの付いたような声になり、蛍の後を付いて歩くようになりました。まさか逞しい蛍さんに惚れたんじゃ・・・?危険なのでさっさと蛍を保護し、車へ。
純が行方不明になったので探したら、木に登っていたので放っておきました。飽きた頃に迎えに行くととっとと降りてこっちに向かって歩き始めましたが、ホクロが来たのを見て怒って走り出しました。車の方に(笑)。
今日のバスの運転手さんはホクロ達にミカンをあげていました。いくら野良猫でもミカンってのはどうも・・・。
ヨモギの天ぷらをまた作り、蕎麦に載せて食べました。これはうまい!
昼間はそれほど寒くなかったけど、夜になると結構冷え込みます。寒いのぅ・・・。
蛍はフリースが大好きでミチミチミチミチミチ・・・。
2月5日(日)
夜中、すごい音で目が覚めると雹が降っていました。寒い冬は雪は降らないけど雹は降る、というのは本当でした。
車の中で雹が降る音を聞いたのは初めてでしたが、えらくうるさいものですね。
朝も小さい雹が降りました。今年は寒いのかな。
食べるか、寝ているか、2つに1つの【と】。とてもわかりやすい。
キャットフードもないし、トイレットペーパーもないし、暇だし、で、古仁屋へ。
買い物の後、図書館に行って野草を調べ、気に入った本を本腰入れて読んでいるとベルが鳴りました。何だろうと思ったら、日曜日は5時までだから早くお帰りのベルでした。しぶしぶ帰りました。つまんないよー。
ノゲシを覚えたので早速おひたしに。茹ですぎてぺたぺたした感じになってしまったけど味はそんなに悪くない。というより、味がないのですね、正確に言うと。アクは強くなく、扱いやすいのでよろしい。
晴れてるなぁと思いながらトイレに行き、出る頃には雨ザーザー。(決して長い時間頑張ったわけではありません、念のため)なんちゅう天気じゃ。
2月6日(月)
夜明け前にトイレに起きた【と】。戻るなり、「ちょっと起きて」ととても慌てた様子。いったい何事かと外に出て「あそこ、何だろう?」と【と】が指さす方を見てみれば、一瞬、(無理をすれば)流れ星のようにも見える電線あり。寝ぼけ眼の【む】が「何って電線じゃないの?」と言い放つと【と】は唖然。「あ、あれ・・・、そうだね・・、電線だね・・・あはは」・・・あははじゃなーい!人のことを起こすんじゃなーい!
相変わらず晴れ時々曇り一時雨。つまりなんでもありの天気。
ホノホシまで野草を求めて散歩。しかし、絵だけの冒険図鑑ではさっぱりわからず。やっぱり写真がないとね・・・。
ホクロがまたしてもついてきましたが、他の人がいるところで動かなくなったので(浮気者め)放っておいて、帰ってくるとまだそこにいました。人はいなかったけど。どうやら帰り道がわからなくなり、途方に暮れていた様子。私たちを見ると喜んで駆け寄ってきました。ますますおもしろい猫。
猫たちを外に出すと、高い木に登ってしまいまた降りられなくなっていました。時間をおいて煮干しを持って迎えに行くと純は煮干しほしさに頑張っておりました。しかし、蛍は凍り付いたままなので日暮れまで放っておきました。
夕食の頃迎えに行ったら降りていたらしいけど、【と】が近づくと逃げたらしくすこぶる機嫌の悪い【と】。
あまりに寒いのでスウェットの上にトレーニングウエアを着、更に【む】はタオルで顔半分を覆いマフラーまで巻いた最強装備で寝る。寝ている時写真がないのが幸いです。
つづく