南下編3
12月23日(金)
世間一般的に3連休、または冬休みに入ったらしいので大浜は若者でうるさくなりました。
いやになり、さらに北へ。
空港まで行って、海の色が違うのに気付き愕然としました。珊瑚を削って滑走路を造っているのです。
珍しく平地が開けて、さとうきび畑がたくさんありました。そういえば、南の方は山が多く、さとうきび畑はあまり見ていませんでした。
日本全国いろんなところにある、『B&Gセンター』(モーターボート協会がお金を出している施設)は奄美にもありました。びっくり。
『裸の大将』などのロケでよく使われる土盛海岸は確かにきれいな浜。黒いほど青い海、気をつけて歩かないとヤドカリを踏んでしまいそうでした。
あやまる岬はソテツがたくさんありました。
笠利崎灯台では、壊れそうで怖い階段を昇りました。
蒲生崎観光公園で展望台から眺める。
猫達を外で遊ばせましたが、左目が開かない蛍は元気もなく、あまり動きませんでした。一体どうしたんだろう。
12月24日(土)
やっぱり古仁屋が住みやすいので戻ることにしました。
途中、住用村のマングローブを展望台から見たけど、あまりよくわからなくて残念。
北海道で泊めていただいたHさんと、それぞれの実家にお歳暮を送る。
自分たちにはクリスマス用にマロンケーキを買いました。
奄美名物の一つ、黒糖焼酎を初めて飲みました。黒糖の香りのする甘いお酒…。牛乳を入れるとカルーアミルクみたいで飲みやすくなりました。試しに猫達に飲ませてみると純がお替りまでしました。のんべえ猫だ!
ホノホシの駐車場で猫達を出すと、茂みに入り込んでまるで忍者のように姿を見せず『ザザッザザッザザザー』と音だけさせて走りまわっていました。ときどき純が顔を出し、本を読んでいる私たちの姿を確認し「いるね、よし!」という感じでまた茂みに戻って蛍と追いかけっこ。あまり楽しかったのか、呼んでも帰ってこなくて仕方なく煮干作戦。
12月25日(日)
テカポで海へ。風のせいか、うねりがすごい。
蒸し暑い。クリスマスって寒い時期のはずなのにと、ちょっと不思議な気分。
12月26日(月)
雨。
海にも出られず、車の中でごろごろ。
晴れ間に猫達をヤドリキャンプ場で遊ばせました。
ほくろととらにゃんに純と蛍を対面させた所、純はほくろをいじめ、蛍は怒り、ほくろは怯え、とらにゃんは逃げました。うーむ、2匹で暮らしているから他の猫を見ても大丈夫かと思ったけどやっぱり攻撃するのか…。
ほくろととらにゃんは車の側を離れず、ずっと張り込まれてしまいました。
12月27日(火)
またしても雨なので図書館へ。きれいだし、本はいっぱいあるし、いいですね。住んでいないので借りることは出来ないけど、暇な時にはせっせと通い本を読んでいました。
午後からテカポで海へ。ヤドリキャンプ場の向こう隣のホテル・マリンステーション側の岩場に行ったら、風が強くうねりもすごい。こわい。
【と】は1人でまた海へ。例によってずぶ濡れの帰還。また波乗りしたな。
炊事場に行ったらほくろととらにゃんに見つかり、また張り付かれてしまいました。何をあげるでもないのにくっついてくる。はっきりいってかわいい。
12月28日(水)
天気もまずまず、海も穏やかなのでテカポで加計呂麻へ。
大島海峡の真ん中辺りで何かがプカプカしていました。ブイにしちゃ変な場所だし、何だろうと思ってじーっと見ているとどんどん近づいてきてヒレだか手だかが出てきました。ぎょっ!鯨!?何!?ひっくり返される!
パニックになりながら見ているとプハーッと顔を出したので亀であることが判明。1mくらいはある、でかい海亀でした。
渡連浜が見える小さな浜で一休み。角を持つ魚のミイラを見つけました。
ヤドリの隣の集落、嘉鉄、蘇刈を海から眺め、マリンステーションの岩場を裏から周って帰ってきました。
ヤドリキャンプ場の管理人のおじさんと仲良くなり、お昼を一緒に食べました。お弁当のおかずを貰ったりして。このおじさんは自称有名人。どのレベルで有名人なんだろ。町内とか島内とかいろいろあるけど。
夜9:00頃海を見るとすごく潮が引いていました。おじさんが言っていた『大潮』とはこのことかと納得しました。
リーフが海面に出ていました。いつもあのせいでテカポで浜に帰ってくるとき迂回しなきゃいけないのよね・・・。
12月29日(木)
昨夜、東北地方で強い地震があったらしい。ここで地震があったら一目散に逃げなくちゃ。でも、海峡だから津波は来ないのかな。
あまりに暇なので雑誌を求めて古仁屋へ。
箱メガネ、雑誌、猫砂を求めて町をうろついたけど手に入れたのは釣竿と怪しいメーカーの猫砂でした。
帰って、さっそく岩場で釣りを始めるが、見ても魚は全然いないし、雨も降ってきたしすぐ止めてしまいました。
【と】が怪しげな隣の車の人から話し掛けられた。なんと夜中に海に入って魚をとるらしい。うみんちゅだ!?上がったら見せてもらうことにしたけど、電気を消していたら寝ていると思われたのか声もかけてくれずに知らないうちにいなくなっていました。
12月30日(金)
車で走らないので充電できず車内で電灯が使えない。親しくなったのをいいことに管理人さんに炊事場にあるコンセントを貸してくれるようにお願いしてみました。使っていいと言ってくれたので喜び勇んで行ってみたら、差し込み口がアダプターを拒否していらっしゃる…。ドライバーで分解したろか、と過激なことを考えていたら管理人さんが「延長コードを使え」と…。施設破壊されたらたまんないものね、はい。おかげさまで無事充電できました。
雨だけど嬉しがりのにわか釣り師2名はよく釣り師達がいる辺りに行ってみました。
ちょうど潜ろうとしている人がいたので話を聞くと貝を採ろうとしているらしい。見せてもらおうと待っていたら、30分くらいしたらあがってきて採ってきた貝をバケツいっぱいくれました。よく【む】が拾っているピンクがかった巻き貝。しばらく塩水に漬けておいてから茹でて醤油で食す、と教えられてやってみましたが、砂をうまく吐き出させられなかったらしく砂じゃりじゃりでとても苦労しました。それにしても30分であんなに大量に採れるとはいえ、せっかく採った売り物を私達に分けちゃったりして良かったのかしらん。もらっといていうのもなんだけど。
結局釣りは出来ず(にわか釣り師でも勝てないほどの雨でした)、のらりくらりと銭湯が開くのを待って一番風呂!
夜、海辺に多数の人影あり。大潮だからかな。
12月31日(土)
コインランドリーの日。混んでる。大晦日だものねぇ(関係あるのか?)
スーパーも混んでる。これは納得。めげずに三が日篭城作戦のための食糧の買い込み。しかし、パン類が全く無く、日頃から「好きな主食はパン、麺、ご飯の順です!」と誰にでも力強く宣言してしまう【む】はとても悲しい。
違うスーパーに行ってパン類の買い込み。何はともあれ、あってよかった。
天気が良くなったのでホノホシで猫を外へ。相変わらず即座に忍者猫。
やっと釣り船テカポ発進。すぐ流されてしまうのでいらいらいらいら。
昼休みを挟み、珊瑚をもやい綱で縛って作った簡易錨を持ち、また海へ。
浅い所で釣っていたら、目の前を泳いでいた緑の魚が釣れてしまい、びっくりして海へ返してしまいました。
もう少し深い所でぼーっとしていたらいきなり糸が引っ張られて針を持っていかれてしまいました。逃がした魚は大きい…かったのか?
【と】は船酔いのため休憩、【む】が1人で漁をしました。
テカポの側面に錨の綱を結んだら波が来るたび横に揺られてすごく怖いので(カヤックは横揺れに弱い)、仕方ないからまたしても流されながら釣りました。アタリは全く無し。
雨風の中、1時間以上頑張ったけど、全然食費の足しにはならず。空しい…。
年末のお約束、『紅白歌合戦』を聴く為に高知山へ。ヤドリ浜だとNHKラジオがきれいに受信できなかったのです。懐かしの『ヤングマン』がかかったので【む】が純を抱えて踊らせました。納得してない顔の純。しかし、病み付きになり、それから暇さえあればヤングマンを踊らせる【む】でした。調子に乗った時は『UFO』まで。これがまた笑えるんだな。
大潮なので浜を探索してみようと思っていたのに、雨のためできそうにも無いのでヤドリには帰らずそのまま年越し。
大波乱の1年。カヌーに乗り始めたこと、退職、引越し、放浪の旅、そして純・蛍との出会い。これから永く付き合うであろうもの、事と出会った年でした。ある意味ではそれまでの生活と全く逆方向へ向かうことになりました。
来年もつづく