沖縄編1
1月13日(金)
県立博物館へ。
普通なら修学旅行以外でこういう所には立ち入らない人たちですが、手っ取り早く土地の様子などを知る為になるべく入ることにしていました。公立だからそんなに料金高くないしね。
首里城公園見学。おぉ、観光客みたい。
立派な石垣があって感心していると、3年前に完成した新しい首里城らしいことを小耳にはさみ、なーんだと思ってしまいました。
名城ビーチに行こうと走っているとジャスコ発見。アルコール購入の為立ち寄る。高さ2m制限の立体駐車場だったけど、「行ってまえ〜!」とジェットバッグを載せた我がドナドナ号はそのまま入ってしまいました。中は大丈夫だったけど、出口の近くで「ゴゴリッ」という何やら怪しげな音。あれま、やっぱり擦ってしまいました。高さ制限というのは伊達じゃないのね。それを目撃した誘導係のおじさんに「今度は外の駐車場に入れたら」と笑われてしまいました。
目当ての名城ビーチにやっと辿り着いたら、なんと管理人がいて310円/1人の料金がかかるので当然パス。こんな季節はずれにまで!恐るべし沖縄。この辺からなんとなく嫌な予感がして来ました。
仕方ないのでその先の大度園地に宿泊地決定。
しつこいようですけど、えーっと、寒いんですけど・・沖縄なのに。
夜、人が続々とやってきて潜っているようなので私達も潜りはしないけど海辺の観察に出ました。期待して行ったのに(何をだ?)、いるのはナマコばかり。丸いのや四角いのや(?)長いのや短いの。後は蟹が少々。ウニは結構いたけど、興味無し。
かなり広い範囲の岩場が海上に出ていて湖のようになっていました。そしてずっと浅い所が続いているのかと思ったら5〜6m幅の水路がありました。船が入るのかな。
1月14日(土)
ひめゆりの塔見学。ますます観光客。
ホームセンターで釣竿を探す。しかし、異様に高いので(いや、それが普通の値段なのでしょうが…)購入は断念。釣り師復活できるのか?
ぐるりと周り、大里公園に行こうとするが、失敗。やっぱりファジーナビだから…。
平和祈念公園に戻る。『祈念』なのね、『記念』じゃなくて。そりゃそーか。
日も暮れたし、ご飯も食べたし、布巾も洗ったし、さて寝るかと歯磨きをしていたら窓をコツコツ。「駐車場9時までなんで出てくださーい」……また追い出された。
しかし、周りはよく知らないし、下手に動いてもしょうがないので、ゲートを出てすぐのバスのロータリーの片隅で眠る。どこでも寝られるようになったもんだ。
1月15日(日)
猫砂を買いにホームセンターに行ったついでに釣具店にも寄るが、やっぱり高いので購入は見合わせました。釣りはお金がかかるものなのね。
那覇市内を抜けて北へ。サンフランシスコを思い出させる街並み。あっちほど大きくはないけど。
街を抜けても2車線道路は続く。おぉ〜、久し振りに走る都会じゃ。
日曜のせいか米軍基地が静かでした。
運転マナーはひどい。某S市に匹敵するような割り込みのすさまじさ。あ〜、やだなぁ、こういう所。
座喜味城跡を見に行きました。
1/25000の地図を見てもまともに行けないファジーナビ。【む】曰く「目は1箇所しか見られないんだぁ」
なかなか立派な石垣がありました。
猫達を外に出したけど、またまた蛍は木から降りられなくなり泣く。は〜〜、降りられないなら登るなってば。
山がなく丘だらけの沖縄本島。
ビーチは有料。ホテルが占有しているところが多いです。都会なんだなぁという感じ。
そして私達は拒否されている、という気もしました。
銭湯は南部にしかなく、温泉は1000円もする。住みにくいことこの上なし。
名護市の21世紀の森公園で泊。
1月16日(月)
うち以外にも車中泊している人発見!
所沢ナンバーの竿竹売り。そっかー、全国どこに行っても「2本でしぇん円!20年前のお値段です」と言っているのはこういう人が全国を廻っているからなのかぁ。
塩川ビーチは珍しく無料で波打ち際まで行けたところだったけど、振り向くと採石場が見えて興ざめ。
なかなかいい所はないですね。
瀬底島に渡ってみると妙に車と人が多いのでびっくり。どうやらお墓参りの日らしい。
今帰仁(なきじん)でコインランドリ-発見、すかさず入る。
服だけはきれいになったけど、人がまだ汚いままなのだ。
お風呂を求めていこいの村に電話してみてもすげなく断られてしまいました。
沖縄という所はオートキャンパーを締め出したいのですか?
辺野喜ダムに行くとトイレと水があり、大喜びで寝る支度。
1月17日(火)
寒いなぁ、相変わらず。山の上だからかなぁ。
朝日を浴びながら散髪。久し振りにすっきりした【と】、ハサミで指を切った【む】(泣)。
続けてシャンプーもしました。水がある所ってありがたい。だけど、水はやっぱりシャンプーするには冷たく、耳が痛くなってしまいました。
沖縄上陸以来、初めてのいい天気なので猫達も外に出し座布団、シュラフまでのびのびと干しました。
「ええ天気やな〜」と呑気な顔をして日向ぼっこをしていたら、ゴミを集めていたダムの管理室の人から関西で起きた地震のことを聞かされました。
それまで東北では何度か強い地震があったのでそっちの間違いではないのかと思って最初は本気にしていなかったのですが、「何百人も死んでいるらしい」といわれてびっくりして慌ててカーラジオをつけました。
受信状態が悪くあまりはっきりしたことはわからなかったのですが、とにかく大阪方面らしいことがわかり青くなりました。【と】の実家は大阪にあります。
公衆電話はどこにあるか尋ねると、管理室の電話を貸してくれるというのでお言葉に甘えて使わせていただきました。8時前、まだ電話がパンクする前で運良く実家に通じ、みんな怪我もなく、無事であることを確認できました。
TVも見ていけばと言ってくださったのですが、あまりずーずーしくしても・・・と思って辞退しました。しかし、後からラジオでニュースを聴いて詳しいことがわかるにつれ、やっぱり見せてもらえばよかったと後悔しました。
これが『阪神・淡路大震災』と名前まで付く大地震であったのを知るのはまだ先のことです。
何しろラジオしか情報源がなく、山に入ると聞こえなくなるため、世の中のことを極端に知らない私達でした。
本島最北端辺戸岬へ。与論島もかすかに見えました。東シナ海の波は荒い。
福地ダムめざし、県道を南下。パイナップル畑だらけ。
左に海、周りはパイナップル畑、右にダムという変わった風景。
東村に行く途中、「落ちてないかなぁ」と半分冗談で言っていたパイナップルが道路際に本当に落ちていました。蟻がついていたけど強制退去させ、食べてみるとすごーく甘い!収穫したてだから酸っぱいかと思ったけど、そんなことはありませんでした。
もしかしてかなり長い間あそこにいたのかな…。あんなに甘いパイナップルは初めてでした。
ガジュマルの樹は成長すると童話の中のオオカミにでも襲われそうな森にありそうな格好になるけど、若い時には随分かわいらしい樹です。
カヌチャ浜にきてやっと沖縄初の海の水タッチ。一体何度海を目前にして柵に阻まれたことか(マジ泣)。
当然、宿泊地に決定、貝殻を集める【む】、日本酒片手に釣り糸を垂れる【と】。お断りしておきますが、再三購入を見合わせていた釣竿はやっぱり購入はしていなくて、奄美で折れてしまった竿を使って釣りをしていました。
しかし、沖縄の海は私達に冷たく、魚は陰も形もなくて夕食のおかずは寂しいものになりました。
1月18日(水)
伊計ビーチめざし走る。
本州ではあまり見たことのないコンクリートで出来た家がたくさんありました。アメリカっぽいなぁなどと思っていたのですが、後からよく考えてみたら台風対策というほうが納得できます。
奄美でおばさんに「ここの台風は本土の人は想像も出来ないと思う」と言われたので更に南の沖縄の台風はもう、そりゃ、大変なことになると思われ…。家を丈夫にしたくなるよね。
野鳥の森公園に行くのにまたしても行きすぎ、工事の誘導係の人に聞く。どうやら工事のため地図と道が違っていたようでもあり、ちょっと安心したファジーナビでした。
楽しみにしていた海中道路(早い話が島に渡るながーーーい橋)はまわりが工事だらけでがっかりの景色でした。
平安座島入ってすぐの公園で猫達を遊ばせました。いや、正確には猫達「で」遊びました。
滑り台に載せたら蛍は座り込み、純ははしごを使って下りてしまいました。その後、滑り台の下でカメラを構え、純、蛍の順で滑らせました。純は横向きだったのでつまらなかったけど、蛍は思いっきり大の字。しかも頭からではなくお尻から。写真にはしっかり蛍のお尻の穴が写りました。「ギャオーーー!」とすごい声をあげて落ちてくる蛍に救いの手を出す前にシャッターを押した私は鬼でしょうか(笑)
やっと辿り着いた伊計ビーチは有料で鉄柵つき。サイナラーーー!
その奥の大泊ビーチも夏の間は有料のようでした。しかし、とりあえず今は無料なので車を停めトイレを使おうと思ったら、水は流れずトカゲ(尻尾なし)が落ちてきました。
具志川市内に入り、電話帳で見つけた銭湯を探す。
細い道に入ってしまい、困り果てて【む】が徒歩で探しに出ました。
人に聞いてやっと見つけた銭湯、どこが銭湯?というたたずまいでとりあえず家の人に聞こうと奥へ。のぞくと「男」「女」という文字が見えたので、おぉ、これはまさしく銭湯!と喜んで中に入ると番台に人がいない…。そして戸もなく浴槽はそこにある、ワンルーム型の風呂場。お湯が入っているのを確かめて(靴を脱いで上がり込み、お湯に手をつけた!)外に出てキョロキョロすると目の前の部屋におばさんがいたので料金と駐車場を聞いて車に戻りました。
このことを【と】に話すとかなり驚いた様子。
【と】「断りもしないで風呂場まで入ったの?」
【む】「だって、普通暖簾の向こうが番台でしょう」
【と】「でも、誰もいないのに靴脱いで上がり込んで風呂のお湯触ってきたんだろう」
【む】「…だ、だって本当にそこが銭湯か疑わしかったんだもの」
【と】「男湯には誰もいなかったの?」
【む】「音がしていたから誰かいたみたい。で、料金を聞いている時おじさんが出てきた。おばさんはその人を『お父さん』と呼んでいた」
【と】「ってことは家の人が入っていたのか?」
【む】「そーゆーこと。昼間っから。一番風呂が好きなのかね」
なんとも不思議な銭湯でした。
ワンルーム型だろうがなんだろうが、お風呂はお風呂、久し振りにさっぱりして気持ちのいい私達。
県立運動公園に寝場所を求めて行ったけど、門は閉まるしキャンプは予約制だし、パス。ここでも嫌われた私達。
仕方なく野鳥の森まで戻りました。
つづく