2007年6月25日(月)  瀬田一
タイトル:アキハバラも地上の魔界らしい スゴロク:36 学校の七不思議


「特別教室棟東側階段の踊り場にある鏡ね・・・6時44分になると、魔界につながるんだって。」



今日の部活で、1年生の女の子が話してた話だ。
いわゆる学校の七不思議ってやつ。
つか、何で二年生のおれが知らない話を、入学して2,3ヶ月の一年生が知ってるかな。
女の子の専売特許ってやつ?

それより気になるのは、6時44分って、何その半端な時間!!
6・・・4・・・4・・・む、・・・し・し?
蟲師?



で、今現在おれは現場に通りかかった。
確かに・・・雰囲気はある。
文化部の活動はもう大体終わってる時間で(おれは個人的に作業してたら遅くなった)特別教室棟には人気がない。


パタリ・・・パタリ・・・


おれの足音が反響する。

明り取りから差し込む光が、おれの影を長く、濃く、階段に映す。

噂の鏡は深い沼のようにほとんど光を返さない。

七不思議では、この向こうは魔界なんだ。


ほんの少し緊張しながら鏡の前を通り過ぎる。

当然だけど、何も起きない。


それでも何だかほっとして、さっきより軽い足取りで階段を2,3段降りたとき・・・




「ダメよも〜。ママに怒られちゃうから☆」



野太い艶声
が聞こえた気がした。

・・・!!??
いろんな意味で恐ろしくて、じっとりしながら振り返る。
だけど、誰もいない。
今のは、魔界からのメッセージ・・・!!!???

平常心・・・平常心で、階段をまた2,3段降りる。
と、ふと後ろに人の気配。
いろんな意味で恐ろしくて、じっとりしながら振り返る。

魔界につながっているらしい鏡の前に、今日は欠席のはずの山さんがいた。


いろんな意味で恐ろしくて、ダッシュで逃げたおれだけど、
一番気になるのは、突然現れた(ように感じた)山さんではなく、


魔界ってどこ!!!???(オカマバーなの!!!???)


おれ、たとえ勇者だとしても、魔界には行きたくない。




追記:山さんは、魔界の住人なんだろうか・・・。
   後藤の上着が魔界に通じてる線も否めない。
   だれか、調査して。(おれは嫌)

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2007年6月25日(月)  高科佐希
タイトル:車は急には止まれません スゴロク:23 廊下に立たされました
休み時間、辞書を取りに行った時の事。ごたごたしてしまって、時間ギリギリになってしまったの。
大慌てでロッカーから取り出して、教室に戻ろうとした時。

騒がしい音がしたからそっちを見ると走って来る人の姿が。
よく見えなくて誰かまでは判断出来なかった。その姿をぼんやり見てしまっていたからなのでしょうか。
横断歩道を渡る人と走ってくる車みたいな感じに。
どんどん大きくなっていく姿。あ、隣のクラスの田沼君だと気付いた時にはもう遅かったの。

迫ってくる田沼君。ぼーっとしている私。田沼君は急には止まれない。
思わず目を瞑ってしまい、そして気付いた時には。

伸びている彼の姿が目に入りました。

もしかして私、また……技をかけていた?そして次の瞬間には。


キーンコーンカーンコーンー………


授業の始りを示すチャイム。田沼君を起こそうと必死になっていると、そこには先生。
「何事だ?…ってまたなのか?!」
先生は田沼君を一瞬で起こし、異常がないかを確認した後に彼を解放。


「廊下に立っていようか?」


それくらいの罰で済むなら良いです。教室から何人かがこちらを見ていて驚いたよ。
結局1時間ずっと廊下に。本当に迂闊だったなあ……こんな事、人生で初めて。

折角だから持っていた辞書を読みながら、その時間を過ごした散々な時間でした。

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2007年6月26日(火)  瀬田一
タイトル:セタイチは魔界に行かない
     勇者だよ
スゴロク:46 今日のお昼ご飯は・・・?
昨日部活後残って作業したかいもあって、今日のおれの昼メシはちょっとスゴイ!
脱いでもスゴイ!!

そんな力作「マジカル☆コペル君(デラックス☆スイーツ)」だが、
昨日のうちに12人の妹達に啄まれてしまい、
どうにか死守した最後の一個が今日の昼メシに入ってる。
おれもまだ食べてない。
つまりすっごく楽しみで、午前中はコペル君のことばかり考えてた。


で、待ちに待った昼休み。
バスケットを開けると、他のお菓子に囲まれつつ、堂々と鎮座したマジカル☆コペル君の御姿。
大丈夫だよコペル君。そんなにしきりにウインクしてアピールしなくても、
おれ、ちゃんと食べてあげるから!

「タイチ君、今日はまた一段とおいしそうね。」
なるちゃんが現れた。
「でしょ。何か食べる?」
「いいの?ええと・・・じゃ、その虹色のキレイなやつ(マジカル☆コペル君)がいいな。」

・・・パードゥン?

「えっと・・何って・・・?」
「ん。えっと、ダメならいいんだけど・・・」
申し訳なさ半分、ちょっとほっとしたのもつかの間、
「ダメなわけないよ!!瀬田、いつもなるみに世話になってるでしょ。
 菓子の一つや二つへりくだって献上しなさいよ!!」
田辺さんが現れた。

渡辺田辺でナベタッグ。

ナベAがあらわれた
ナベBがあらわれた
ナベBのこうげき
セタイチに100のダメージ

みたいな。

「一個しかないみたいだし、やっぱりいいよ。」
ナベAはやくそうをつかった
セタイチのHPが20かいふく

みたいな。

「んー。しゃーないな。じゃ、瀬田。選択権をあげるわ。
 次の選択肢から一つ選んで実行しな。

 1.なるみにその菓子をあげる
 2.なるみにその菓子をあげる
 3.なるみにその菓子をあげる


 さ、どれにする?」

「じゃあ、さ・・・ノーノーノー!!」
ノリで3を選びそうだったけどッ
「全部一緒だよ!!選択肢の改変を要求するよ!!!」

「うー。しぶといなー。つか、うっさいなー。じゃーあー

 1.なるみにその菓子を献上する
 2.菓子をなるみの口に入れてみる
 3.なるみに褒美(菓子)をとらせる


 どれ?」

「ほぼ変わってないよ!!!」
「2番と3番、特に2番!!わたしもなんか嫌!!」

ええい、ままよ!!
ナベとセタイチのコペル君を巡るクエストの明日はどっちだ!?

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2007年6月28日(木)  山手真海
タイトル:だってやりたくなるじゃない スゴロク:11 プリント
ああ、今日ものどかね。
こうやってぼーっと頬杖ついて窓の外眺めてる分にはね。
一歩校庭に出たら、
ぎんぎらぎんなお天道様と照り返しの砂地の板ばさみになっちゃってゆでだこよ。
…否、丸焼き?
誰も自然の偉大さには敵うまい…

ああ、それにしても、
どーして午後の授業ってこうもまぶたがとろとろなのかしら。
高校生男児の命の源である昼食に睡眠導入剤でも混入されてるんじゃないかしら。
ねえ?

…ああ、とにかく。
眠いのよ〜世界史なんてワッカラナイネー↓。
教室見渡してみる。
…シカバネ率70%。(後ろの席だからよく見える)
わかるわーもう寝るしかないわよね。
先生も禿げあがった頭から湯気出してるし…。
恐るべし、自然サウナ。

ま、授業はとりあえずマジメちゃんに任せといて。
アタシは今からなに(内職)しようかしらー。
編みぐるみは置いてきちゃったしー。
…あ、さっき配られたこれ、使っちゃお。

……あら、これ形が悪いわ。
せっせせっせ。
……よし、正方形。(にやり)
せっせせっせ。
開いて……
折り折り。

…よし。
鶴!!

次。

ん〜やっこさん作ろうかしら。
せっせせっせ。
…そうそう、こうして。
むふ。
あら、いい出来じゃない?

じゃあ次は…
……カエル?
飛ばして遊んじゃお。

――て、配られたプリントで折り紙してたら、
なんだか突き刺さるようなものすごい殺気を感じたのよね。
やば、先生に気づかれた?(アセアセ)
て思ってふっと顔上げたら……
 
なるちゃんが睨んでた。
…なんで?

あ、世界史好きだから?
マジメだから、サボってるアタシに腹立ててるとか。
じーっと見つめ返してみたけど、
なるちゃんはひたすらアタシの鶴とやっことカエルのやりかけを睨んでる。
……なんで?

と、そこでチャイムが鳴った。
開放的な教室内でただひとり、なるちゃんが怖い顔してアタシの机までやってくる。
…怒られる?
て思って身構えてみたけど、
なるちゃんはひたすらアタシの子ども達を見つめ続け、

「…有り得ない」

とだけ呟いて席に戻っていった。

なるちゃん…一度腹割って話さない?

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2007年6月28日(木)  渡辺なるみ
タイトル:桃色の怪(前編) スゴロク:32 教科書の貸し借り
お昼休み、教室でお弁当を食べ終わって、タイチくんからもらった「落日模様」
(実体はマドレーヌ)を食べてると、
教室の入り口から生徒会レンジャーピンク!!がひょこって現れたの。

きょろきょろ教室を見渡してるから、ドアに近いわたしは声かけてあげた。
「あのー…(ピンクさん…じゃなくって!)…どうかした?」
「あ、なるみちゃん」
ごめん。あなたは名前覚えてくれてただろうけど、わたし、知らない。
せめてちゃんだけでも付けてあげよう。ピンクちゃん。
………なんかいかがわしいかな?
ピンクちゃんは、とっても顔がかわいいの。ついでに声もかわいい。
仕草もかわいいし、リボンもピンク。
今の一言だけで、教室の男子がざっ!って振り向いた気がするくらい。
学校のアイドル目指してるらしいとか、生徒会選挙も、男子の票が圧倒的で当選したらしいとか。
つまり、人気はあるけど同時によく思わない女の子もいるってわけ。
やーね、ひがみって。

「なるみちゃん、ぴよ丸元気?」
「ぴよ丸じゃないけど…元気よ」
「ええー!?ぴよ丸じゃないの!!?」
「(むっ)饅頭なの」


「銘菓・ぴよ丸(実体は饅頭)?」


ノーノーノー!!

セタイチ踏襲しないでいいから!!!!

「と…ところで何しにきたの?誰か呼ぼっか?」
気を取り直して聞くと、ピンクちゃんは困ったみたいに、えへっと笑った。
「あのねー。うちのクラス次の時間古典なんだけど、教科書忘れちゃったの。
 もし持ってたらなるみちゃん貸してくれない?」
「なんだ、そんなことだったの。いいよ」
鞄から古典の教科書を取り出して、はい、と渡してあげる。
「ありがとう!次の休み時間に返しに来るね!」
ピンクちゃんはにこっと笑って帰っていった。


〜つづく〜

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2007年6月28日(木)  渡辺なるみ
タイトル:桃色の怪(後編) (異例の二分割) 一回休み
次の授業、うちのクラスは世界史。
やけに静かだなーと思って教室を見回すと、7割がたが沈没してる。しょうがないよね、お腹いっぱいだし。
と、教室の隅っこのほうで内職にいそしんでる影が。
でっかい図体を小さくかがめて(当社比)、いそいそとプリントと格闘する山さん。
何回かプリントをささっと折ると、ちょん、と机に置かれたのは鶴。
ナニアレ…!!(白目)
マジシャン!?マジシャンなの山さん!!
あんな素晴らしい技を持ち合わせてるなんて…幼稚園の先生以来の感動だわ。
どうして素早く角と角がぴったり合うのかしら…(じーっ)

あ。いけない。2行に渡って赤ペンで「プトレマイオス朝」って書いちゃった。
しかも朝がちょっと期に見える。失敗。修正液修正液…

なんとかプトレマイオスと格闘してから、また山さんの方を見る。
次は………やっこさん!!!(じーっ)
次は?……カエルー!わたしも遊びたいー!(じーっ)
う、うらやましいわ…奇術師ヤマノテ…。
結局その一時間は山さんの手元の集中して終わっちゃった。



ピンクちゃんが約束の休み時間になって現れた。

「なるみちゃん、教科書ありがと。これお礼のお手紙、はい」
「え、ありがとう」
イチゴ型に折られた手紙を渡され、反射的に受け取る。
「じゃあね、またねー!」

ピンクちゃんが帰って行ったあと、わたしはイチゴ手紙を開いてみた。
ええい、開きにくい!
うーんと、なになに…?



「ナょゑゐちゃω、(≠ょぅレ£教科書貸Uτ<れτぁりヵゞ`⊂Йё!
 次レニナょゑゐちゃωヵゞ忘れナニらわナニUヵゞ貸£ヵゝら、レヽ⊃τ〃м○ゅッτ<れτOKナニ〃∋☆☆☆
 ぁ`⊂、ちょッ`⊂ナニ〃レナ教科書σレ£Uッ⊇レニラ勹ヵ〃≠Uちゃッナニ。⊇〃めωЙё(>_<)
 ひo∋丸レニ∋ЗU<♪
 
 ヵゝナょゐ⊃ ゅりこ」







読めん。

てゆーか、手書きでしょ……!!!????
あんたの頭の中どうなってるの…!!
暗号!?暗号なの!?この手紙そんなに重要なの!?
解読したら、生徒会の裏事情が出てくるとか…!

名前がゆりこだってことは、分かった。…わたしだって女子高生なんだから…!!
…負けない。(じーっ)

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2007年6月28日(木)  高科佐希
タイトル:海に物は捨ててはいけないと
     分かっているけど…仕方ないの
スゴロク:25 お掃除しましょ
掃除当番の日。真面目にやろうと思いました。不真面目にやって長引くのは嫌なので。
とりあえずせっせと箒で掃き掃除。
横を見てみれば箒で野球を始めている方から、何故か弾き語りを始めている方まで。

……何処の小学生?それとも永遠に少年の心を忘れない方々?

そんな方はさておき。綺麗になっていく教室、机を元に戻してさあ完了…の筈だったのに。
綺麗になるどころか、余計に汚くなっているのは気のせいかな……?

未だに野球と弾き語りは終わらず、気付けば廊下組は既に終了している様子。
どうすれば良いのでしょうか………?引きとめようとしてももう少しで止めると言って聞かないし。
何で男の子って言うのはああ言う事が大好きなんだろう?

うーん………あ、そういえば誰かがこう言うときの解決策を言っていた気がする。あれを試してみよう。


「そこの3人」
「………何だよ今良いとこ…」



「あの深海に沈められたい?」(真顔でにっこり)



最初はからかっているのかと怒っていたようだけど、経てば経つほど表情が強張っていって。
掃除をするから許して下さいと言われて。
確かあの方は本当に沈めるつもりでやれと言っていたので……

ゴミ当番誰だっけ?前にタイチ君がやっていたのは覚えているんだけどなあ……
なるみちゃんだっけ……?違った悪いかもしれないけれど、言っておかなきゃ。
良かった。まだいてくれて。

「あそこの3つ(正しくは3人だけど)の粗大ゴミも一緒にお願いね?」

吃驚しているなるみちゃん。そして怯えた様子の3人。
あの人のこう言うときの解決策、凄く効いているみたい。やってみて良かった。

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2007年6月29日(金)  山手真海
タイトル:帰宅したのは23時。 スゴロク:14 職員会議v大人の時間
今日は、一週間前に没収されたニンテンドーDSライトを返してもらえる日☆
だから放課後、職員室に行ったんだけど。
なぜかがらーん。誰もいない。
おっかしいわねー
と思いつつ、生徒指導・相川(♂)の机の上にDS発見!!
持って帰ろうとしたら、足音。

やばッ
…て咄嗟に掃除用具入れに隠れちゃったアタシ。
中は広いんだけど、やっぱり屈まないと入れない…くっ。
隙間から覗くと、教頭先生発見。
書類の束を机の上に置いて…あら、窓の風で吹き飛んじゃった。
――と、なぜか鋭くなる教頭の眼光!
50歳とは思えない素早さでぴしゃっと窓を閉めた。
ちなみに、彼のタブーは「ハゲ」「ヅラ」「光る」だけど…
教頭…(遠い目)。

と、そうこうしてるうちに、どやどやと人の気配。
「参りましたね〜」
「てっきり会議室だと思ってましたよー」
「職員室だったんですねぇ」
…て、会議の場所間違えたんかい、アンタ達…。
小学生じゃないんだから。

「では、職員会議を始めます」
教頭の声。
て、会議始まっちゃったじゃない、どーするの、アタシ!?
…仕方ない、じっとしとしとくか。

窮屈な格好で聞いてると、会議の内容はなんてことない、
生徒の素行とか修学旅行の手続き、備品についての事務会話ばっか。
退屈ね〜
って欠伸をかみ殺してると、聞き慣れたメロディーが鳴った。

タラララッタラ〜♪

…ん!?
これはアタシのDS…
しかもレベルアップの音!!

騒然とする職員室内。興奮する掃除用具内。
「誰ですか!」
教頭の叫び声に、相川が挙手した。

「すいませ〜ん、つい面白くて…」
「あ、わかります、それハマりますよね〜」
と、学年主任。お菓子食ってるし!
「今日取り上げたお菓子、美味しいですねえ」
オイ、司書!!
「それ、いいとこまでいってるのに保存できないのが悔しいですねえ」
と保健医。
「ええ、保存したら山手にばれちゃいますからねえ」
…て、呑気な!!
しかも、アタシよりもレベル上げやがって…。(メラメラ)
「…ん?なぜ窓を開けるんですか?キャリー先生」
「イエ、お菓子くさいノデ換気を…」
「必要ありません」
…教頭…。

ああ、大人って…。
ていうか、アタシは一体いつ帰れるの!?腰痛い…

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