2007年9月18日(火)  瀬田一
タイトル:秋の旅立ち スゴロク:13 屋上
「秋だしさー、屋上でご飯食べよーよ。秋だしぃ。」

と田辺さんが言うので、
昼休み、クラスの大半がこぞって屋上に向かった。

今日書くのは、その時の出来事。


昼飯を食い終わって腹をこなす頃、
萩岡が双眼鏡を取り出した。

「お、覗き?」
と田辺さん。
「自分がよもやそんなことをするはずないじゃありませんか。」
と萩岡。
「修ちゃんはぁ野鳥クラブなのよぉ。」
と新谷さん。修ちゃんとは萩岡修吾のことだ。
「やちょー……。や鳥!」
なるちゃんは鳥欲が旺盛の模様。
「萩岡くん、ちょっと見せてくれないカナ?」
なるちゃんは鳥が絡むと積極的デスネ。
「あ、じゃあ次アタシも貸してもらおうかしら☆」

こうして、昼休みの残り時間は双眼鏡で遊ぶことになった。

どこかの庭に鶏を見つけたなるちゃんはご満悦で山さんに双眼鏡をわたした。
「あら。可愛いコがいるわ☆」
山さん操る双眼鏡は、地上に照準を合わせている。
「マジ?見せて見せて!」
と、横から奪う田辺さん。
「ほら、スーパー八幡の駐車場にいるコよ。」
「八幡、ね……。おっ…おおっ。さっすが山さん!すっごいマッチョなカレね!!」
「え゛ぇ?ちがっ」「(キュピーン☆)」
山さんは困惑の表情。外野の約3名は目を光らせる。
田辺さんは、おそらく違う人物にピントを合わせたようだ。
「田辺、代わって。」
外野の一人、まず宮瀬。
「ちょっと筋肉ゆるくねー?」
「かして。」
次、沢渡さん。
「上腕二頭筋のバランスが悪いわね。」
「あの…貸してくれる?」
次、サキちゃん。
「あ……あの方は、元倫英高校空手部の菅原さん…っ!
 萩岡くん、この双眼鏡、カメラ取り付けられませんか!?」
「カメラですか?やったことはありませんけど、つけられるかもしれません。」

おれは考えてみた。
この双眼鏡は普段何気なく野鳥を映し続けてきたのだろうけれど、
自分を媒体に撮る初めての写真がマッチョになりそうだと悟ったことで、
野鳥を映すことのありがたみをヒシと感じているのではないだろうか。
それとも、この現実を受け入れ、「マッチョもええじゃないか」と人生を前向きに考えているのかもしれない。
……いずれにせよ。

強く生きろよ、双眼鏡。

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2007年9月19日(水)  渡辺なるみ
タイトル:らりるれろしあん スゴロク:50:前の人についてコメントするよ
「はい、なるちゃんも一個どーぞ」
って言われて、笑顔で差し出されたのはシュークリーム。
いつもなら、タイチくんの笑顔は食後の甘いものとセットなのでとっても歓迎するんだけど…
「あ…ありがと…」
一片の曇りもないがゆえに何故か悪魔の微笑みに感じるタイチくんから、震える手でシュークリームを受け取る。
わたしの顔は、ちょっと引き攣ってたかもしんない。

それは…三時間目のあとの休み時間。
三時間目は体育で、男子は全員体育館の更衣室で着替えることになってるの。
女子は、閉めきった教室で。
お茶を飲んでから着替えていると、横から田辺ちゃんが話しかけてきた。
「ね…なるみ、なんかいいにおいしない?」
「んーそういえば」
くんくんして何の匂いか考える。と、さらに横からみっひー。(沢渡美尋。名前かわいくて大好き)
「タイチよ!あいつ、今日いい匂いぷんぷんさせてるの!」
「なになに…そいつぁいかんなぁ」
…別に何もいけなくないと思うけど。
にやにやしながら田辺ちゃんはタイチくんの席へ。
目標は机の横にぶらさがってるバスケット。
「御開帳〜♪」
ついつられて覗き込むと、そこには燦然と輝く(?)シュークリームたち。
「わーおいしそー!」
「うーん今日もいい仕事してるねぇ〜」
そこで何故か、田辺ちゃんとみっひーは目配せをしたの。
「…。」
「…。」
「…??…」
「…いっちゃう?」
「おーけー。」

頭の上に疑問符を浮かべてるわたしをよそに、田辺ちゃんとみっひーはささっと自分の席へ帰ってすぐ戻ってくる。
「わたし、シュークリームはあまーいあまーいのが好きなんだ♪」
と田辺ちゃんが取り出したのは卵焼き。
それを…箸でシュークリームの中に入れた!
「!!」
「わたしも〜」
とみっひーは続いて別のシューに豆の煮付け。
「やばいよやばいよー!!それは悪魔の所業だよー!」
わたしの抗議は、無視。
「いいのいいの、これくらいスリルがあった方がおいしいってもんよ!」
「そうそう、次はこれ〜」
う、ウインナー!
「ぬぬ…おぬしやるな!ならば!」
田辺ちゃん今日キャラおかしいよ!
「じゃあこれ!酸っぱさの追求!」
う、梅干!
続いて、ミニトマト!ポテトサラダ!唐揚げ!ニンジンのグラッセ!しゅうまい!きゅうりのQちゃん!醤油の容器(魚型)!


ひーーーー

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2007年9月19日(水)  高科佐希
タイトル:先生…… スゴロク:35 図書館
体育祭も無事に(?)終了し、残る大きなイベントは文化祭。

私は何故か今年も砲丸投げに出されました。
人を投げるのと砲丸を投げるのとでは全然違うのに。
そして最終結果は……B組は準優勝。優勝は1年生のクラス。
このクラスは半分以上が運動部(陸上部は少ないみたいですが)。無理もないです。

さて話は変わり。今日は図書当番。と言う事で、本の整頓兼占いやおまじないの資料採集。
純文学からファンタジー小説まで。種類は様々。
たまに純文学のコーナーに写真集が入っていたり、図鑑が入っていたり……元に戻してくれません。
それを探しては元の場所に戻して……何度もこの繰り返し。

そして海外情報の資料コーナーをチェックし始めた時。
普段はあまり誰も使わないので、ほぼ全て揃っているのに。半分以上消失しています。
残っているシリーズを取りだし、カバーの折り返しの部分を見ました。
そこにはどのシリーズがあるのかが書かれているので。……っ!?

ないのは「エジプト」「ブラジル」「中国」「ヨーロッパ」「オーストラリア」「アメリカ」(他、国内も)……
これってもしかして、修学旅行の行き先予定先?
まだ悩んでいる先生もいるからかな?クラスの数以上減っているから。
それにしても、先生が行きたい所ってこんな所なんだ……?ブラジルはきっとあの人だろうし。
そういえば関原先生、貸出期限破っているような。司書さんに聞いてみました。
「あの、先生が貸出期限破っているような気がするのですが……」

「ああ、言っても無駄だよ。
 
この時期の2年生の担当の人は皆そうだから。
 もう諦めたよ……文化祭が終わるまでは大半は返って来ないよ」


そこまでしたいですか…先生方々。準備良すぎませんか?

……文化祭、ちょっと怖い気がしてきた。

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2007年9月19日(水)  山手真海
タイトル:むしし+6時間=帰宅時刻。 スゴロク:48 ガリガリガリ勉
はい。
「モテキング祭」結果発表するわよ。
わが2−Bの栄えあるモテキング第一位は……


じゃじゃーん!

イッチー(市川)でした☆

やっぱりね。みたいな♪
二位以下は大きく引き離されてるからここには書かないでおくわ。

そうそう、アタシもちゃんともらったわよー義理ハチマキ…。
今年はみっちゃんからも真っ赤なサマーマフラー貰ったしね。
もうすぐ秋だし、ちゃんと巻くわよみっちゃん。

それにしても。
準優勝って…なかなか危ないとこだったわネうちのクラス。
表彰台で成績発表される時の関原の顔ったら…
ちょっと、シワ、眉間に深いシワ寄ってるから!谷底かい?ってくらいおでこに陰影刻まれてるわよ!
…根に持っちゃダメ、関原。ねちっこい男は嫌われちゃうわよ☆


さて。
そんな今日、
「体育祭は惜しかったわね。けど、みんなで飲んだジュースは美味しかったわ☆」
てコメント書いて日誌出しに職員室行ったら…

教頭の机の上に「TAMURA・C」ハチマキが!!
堂々としすぎだろオイ!!(思わず男言葉)

咄嗟にハチマキを手に取ったら、どやどやと先生達がやってくる足音。
条件反射でまたまた掃除用具入れに隠れるアタシ。
…よかった。今日は生乾きのモップはないわね。

例のごとく隙間からそっと職員室内の様子を覗くと…

二年生担当の先生達の机の上に、山のように詰まれた図鑑達の姿が。
背表紙には外国の名前が並び、時折山からはみ出てる雑誌には沖縄の青い海がでかでかと。
先生達はみんな自分の机にかじりつき、「文化祭…文化祭…」「パラダイス…エンジョイばけーしょん…」てカタコトで呟きながら、必死で本のページをめくってる。
そして、空いた手では一心腐乱に文化祭優勝計画(策略)表を作成中。
彼らの背後には、殺気どころかただならぬ妖気が漂って…もう人外?

このピリピリな雰囲気…まさしくテスト前の教室風景まんまね。
色んな意味で、大人も大変なのね。
その大変さを、くれぐれもアタシ達生徒に対する過剰な期待に変換しないで欲しいわね…。
恐るべし、文化祭。
勝敗やいかに?

―ていうか。
アタシ…今日は帰宅何時?(現在むししの時間を通過中…)

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