| 2007年11月11日(日) 古谷秋成 | |
| タイトル:焼き芋の会 前編 | 校長先生と一緒/先生には内緒で |
| 部活の練習も終わり武道場を出ると、校舎でばったり瀬田に遭遇した。 「あ、秋成。今日も部活?」 「ああ、今終わったところだ。瀬田は?」 「おれは新作の『秋色のときめき☆』のレシピを学校に忘れちゃって取りにきたんだー」 作ったら秋成にもやるよ!と言う瀬田にとりあえず頷いておいた。が、秋色のときめきって何だろう・・・ 疑問を抱きつつ校舎を出ると、校門の前で校長先生が竹帚を手にせっせと落ち葉を掃いていた。 「こんにちは」 「おお、こんにちは」 「落ち葉掃除ですか?お手伝いします」 「本当かね、助かるよ」 瀬田と俺は竹帚を持ってきて、校長先生に倣って落ち葉をかき集める。しかし、何故校長が落ち葉掃除をしているんだろう・・・公務補さんとかの仕事じゃないのだろうか。 いや作業着はとても似合っているけれど。 そんな疑問を抱きつつ大方の落ち葉を掃き終わると、飛び込めそうなくらいこんもりとした山が出来上がった。 うーん、コータくらいなら中に隠れられそうだな・・・ 「君達、時間は空いているかな?」 「? はい、大丈夫ですよ」 瀬田がそう答えるや否や、校長はじゃーん!!という効果音とともにさつま芋を取り出した。 ・・・どこから出てきたんだろう、それ。 「秋と言えば焼き芋だよ、諸君。ということで焼こうじゃないか」 そんな訳で、やたらうきうきしている校長とともに焼き芋の会発足。 校長が落ち葉集めてたのはまさかこれが理由・・・? これまた効果音とともに現れた新聞紙で芋を包んでいると、飼育小屋から渡辺さんが出てくるのが見えた。それを見て瀬田が声をかける。 「おーい、なるちゃんも焼かないー?」 「えっ、ナゲットと饅頭を?!」 そう叫びながら猛烈な勢いで駆け寄ってきた渡辺さんは、何と言うか目が必死だった。 |
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| 2007年11月11日(日) 古谷秋成 | |
| タイトル:焼き芋の会 後編 | 校長先生と一緒/先生には内緒で |
そんな訳で会員(?)も増え、新聞紙で包んださつま芋を落ち葉の中に埋めていく。 「そうよね、焼くとしたら今じゃなくてクリスマスよね・・・って、それは七面鳥か」 先ほど必死な形相をしていた渡辺さんは、瀬田に何やら説得されて安堵していた。小声で何か呟いているけれど、一体何の話だろう・・・そしてナゲットと饅頭って? 「火をつけるよー」 校長がマッチを取り出し(これはちゃんと胸ポケットから出てきた)、一本擦る。 と、その瞬間風が吹いて何か黒い物体が飛んできた。 それはマッチの先の火を掠めて、落ち葉の山に着地する。 「? 何だ、この物体・・・」 「あっ、これは・・・教頭のカツラ!!」 瀬田が叫ぶのと同時に、どこからか悲鳴が聞こえてきた。 そちらに目をやると、頭を押さえながら駆けていく男性の後ろ姿が 落ち葉の山の上ではマッチの火に引火してめらめらと燃えていく頭髪・・・ 俺たちが呆然とそれを見つめていると、校長がのほほんとした口調で一言。 「大丈夫だよ諸君、教頭先生は他にも予備を持っているからね」 その一言で焼き芋の会は再び活動を再開し、無事に秋の実りを堪能したのだった。 |
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| 2007年11月12日(月) 如月実夏 | |
| タイトル:イベントの後には | 先生には内緒で/クラスの女王様(王子様) |
| そういえば時々、クラスのなかで手紙を回すことがあります。もちろん、先生には気付かれないように。 こういうのって休み時間に渡せばいいのにとか思うけど、まぁそれも面白いからいいんじゃないかってとみんな思ってるんだろうな。 まぁ、それにその手紙は大体内容は適当なのにコレが意外にも楽しいのデスヨ。 今日もまた授業中に手紙が回って来ました。関原の授業中今日は異様に分厚い封筒で「みんな1枚づつとってね!」って書いてあるので中を見たらこの間のハロウィンの写真だったみたいです! クラス写真だけでもやっぱり魔女は多かったなぁ…。 写真はセンターに逃げ出したくて暴れてるところを取り押さえられているキャサリン。でもあれ似合ってたのになぁ…あれで「ハァイ☆キャサリンよ」なんて言わせたかったなあ。 そんな封筒の中にまた紙が入ってて開いてみると 『写真の追加は名前と枚数を書いて次にまわしてください 1枚10円』 あー、追加の写真ねえ。そこには何人かの名前があって女の子が圧倒的に多いなあ。やっぱりイベント大好きだもんね、女子は。 ―私も記念にもう一枚、っと。ん? でもその紙の下のほうにピンク可愛いペンで追記がされていて圧倒的に人数が多い。え?なにコレ? 『個人の写真もあります。希望の人はその人の名前と自分の名前、あと枚数書いてね☆』 その下には「キャサリン 5枚 山手」を筆頭に男子からのキャサリンの写真を欲しがる文字が。 しかも女子も面白半分で買うもんだからクラス写真より人気じゃない? 「如月、それはなんだ?」 ぼーっとしてたら上から関原の声が。気付いたのが遅かった、写真の封筒は関原の手に。 「いやっ!何でもないんです!!」 バレた。み、みんなこっち睨まないでクダサイ…。 「この間の写真かー?」 あー、終わった。 「オレも一枚貰おうかなー。」 そういって書いたのは『木村 1枚 関原』 ちょっとおおおお!!キャサリンですか! 「今回だけだぞ」 そうやってまた授業を始める関原。 ……それもどうなんでしょうか? てか個人の写真のところ小さく「1枚200円」って…。 みんな5枚とか書いてるケドお財布の方は平気なんでしょうかネ? |
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| 2007年11月14日(水) 木村春稀 | |
| タイトル:掃除時間の至福? | クラスの女王様(王子様)/図書室での自習 |
| 先生まで…‥ 一体僕はいつまでキャサリンなんだろうか。 最近の悩みはもっぱらコレなわけで…。 ぶっちゃけ僕の中では身長より重大になりつつある(うちのクラスにはコータくんがいるからね) けどさっきつい返事しちゃったんだよね…。 耳が慣れちゃったってゆーかさ…疲れたってゆーか…‥。 まぁ、そのあとそいつら(例のバカ二人)に雑巾絞ったバケツの水をぶっかけてやったんだけど。 あー臭そう、自業自得だよね。 でもこのままだと危険かな? 僕、流されてるよね? 自分の意志はちゃんと持ち続けてないとっ! 「キャサリン君」 あーもう。 いい加減にさぁ…‥ ぃぃぃいい石原さんッッ!? 今なんと? さっきのすぐ後だからクラスの心配そうな視線が僕と石原さんに集まって…なんか痛いよ。 「今日のゴミ捨てキャサリン君だよ?」 「え?あ、そうだっけ?うわ…何この量…‥」 「結構たくさんあるから、手伝ってあげる」 みんなの視線がすっごく痛い。 ざわつくクラスを二人であとにした…。 教室を出ると中から 「女王様の誕生だ」 なんて声が聞こえてきたけど… …‥ふんっ。 なんとでも言ってろ。 僕は今幸せだからいいんだ! ほくほくv |
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| 2007年11月14日(水) 山手真海 | |
| タイトル:秋の空は…気まぐれよね(前) | 図書室での自習/居残りルンルン |
| 「現国の先生出張でいないから自習だって〜」 三時間目が始まってすぐ、コータが叫びながら教室へ入ってきたの。 そして、 「次の授業で文法の小テストするから、ちゃんと勉強しとけよーってさ〜」 ていう付けたしももれなくセットでね☆ 「ねえ、図書室で自習しようよ、秋だしぃ」 て、田辺ちゃんが珍しくマトモな発言をしたんで、クラスの半分くらいが図書室に移動したの。 気分は『読書の秋』ならぬ、『勤勉の秋』ってとこかしら? 授業中だから、図書室はガーラガラ。 「ね、辞書ってどこだっけ?」 「奥の棚の一番下です」 「ライトノベルって置いてる?」 「カウンターの下に並んでますよ」 …て、答えてるのは司書じゃなく佐希ちゃん。 司書はカウンターに隠れて早弁中…仕事しなさいよね、もー。 …と、棚から便覧を探して手に取った瞬間、ページの隙間からなにかがひらりと床に落ちたの。 ? 拾い上げてみると、ルーズリーフのちっちゃな切れ端に、 「国語辞典を見よ」の文字。 …なに、これ? なんとなく気になっちゃったから、奥の棚の辞書コーナーへ。 国語辞典は大・中・小、それぞれ3冊ずつあるわ。 「瀬田、国語辞典(中)を調べて。佐希ちゃん、国語辞典(小)を調べて」 アタシは国語辞典(大)を調べるわっ! アタシのお願いに、二人はきょとんしながらも取り掛かってくれたの。 「あ、紙が挟まってる」 と、瀬田。 正解は国語辞典(中)だったようね。 でかしたわ、瀬田! 「何て書いてあるの?」 「え…と、地図を見よ、だって」 「地図…地図帳のことかしら」 アタシ達三人は一路、地理コーナーへ。 地図と名のつく本を漁ってみたけど、なんにも出てこないわ。 「よくわかんないイタズラだったのかな」 瀬田の意見に相槌を打とうとした時、 「地図って…もしかして、壁に貼ってある世界地図のことでしょうか」 と佐希ちゃん。 …あ、なるほど。 |
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| 2007年11月14日(水) 山手真海 | |
| タイトル:秋の空は…気まぐれよね(中) | 図書室での自習/居残りルンルン |
| ドアの横にでかでかと貼ってある世界地図に向かうアタシ達。 正面からんじーっと眺めてみたけど、変化はないわねー。 「壁と地図の間に、何かあるかも…」 言うが早いか、ごそごそ調べ始める佐希ちゃん。 「あった!紙」 「おお!」 さすが図書委員! 次の指示は「枕草子」 もう命令形も省略されてるわね。 古典コーナーにきてみたけど、枕草子の本が見つからない。 「誰かが借りちゃってるのかも」 貸し出しちゃってたら手出しできないわね・・・。 と、その時。 「高科さん、この枕草子を借りたいんだが…」 と、当の本を片手に古谷登場! ナイスタイミング!! 「その前に中身見せて♪」 「あ、ああ…」 ちょっと引き気味な古谷。 枕草子の中には、一言「雑誌」と書かれた紙切れが。 …もう、だいぶやる気なくなってきてるわね。 雑誌コーナーにはなるちゃん・田辺ちゃん・よっしーが溜まって読書タイム。 どうでもいいけど、言いだしっぺの田辺ちゃんが勉強してないわよー? 事情を話すと、 「え?なに?宝探し!?」 「そういうことは早く言ってよ!探すわよ、なるみ、よっしー」 「は〜い」 といわけで、ファッション誌・週刊誌・スポーツ誌etc…ばさばさ漁るアタシ達六人。 大雑把に探しすぎて、雑誌が床に散乱中。 「なーい」 「なんでー?」 うう、床の惨劇が目に入らないの?アンタ達…。 その時。 「文庫本へGO!…て、コレなんのことだ?」 司書の独り言が耳に入ってきたの。 …ああ!司書!仕事せずに週刊誌読んでんじゃないわよ〜! 「よし、文庫本へGO!」 田辺ちゃんの指令で、文庫本コーナーへ走るアタシ達。 …も、もうそろそろ宝にたどり着いてもいいんじゃないかしらん? 目の前には、ずらっと並んだ文庫本の山・山・山…。 「こ、この中から紙切れを探すの…?」 絶望的な声を出す瀬田。 「や、やるしかないわよ。…みんな!この苦労の先にお宝があるのよ!探すわよ!」 田辺ちゃんのガッツある掛け声に、室内にいた全員が真剣な表情で文庫本を漁り始めたの。 |
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| 2007年11月14日(水) 山手真海 | |
| タイトル:秋の空は…気まぐれよね(後) | 図書室での自習/居残りルンルン |
| 5分経過したところで、 「う、お、俺はもうダメだ…」 「しっかりしろ、川山!あともう少しだ、眠るな!」 「お、俺は…活字恐怖症…なんだ…宮瀬、あとを…頼む」 そのままパッタリと机に伏せて寝こける総武。 「川山ー!」 絶叫する宮瀬。 あ〜もう、うるさいわね。 そんな中、 「…あ、あの…みんなが探してるのって、この紙?」 と、石原ちゃん。 その手には、恋愛小説とルーズリーフの切れ端が。 「それだー!」 どっと石原ちゃんに駆け寄るアタシ達。 「なんて書いてあるんだ?」 「押すなって」 「読んで読んで!」 て、アタシ達は興奮のあまり思いきり詰め寄っちゃったんだけど… そこ、窓際だったのよ。 窓、案の定、開いてたのね。秋なのに。寒いのに。 「あー…」 一足早い木枯らしさんが、アタシ達の野望を校庭の一角へと吹き流していったわ…。 室内には、寒い北風が舞って…… キーンコーンカーンコーン… 『…さて、お昼の放送だ。 何やら緊急のおたよりが来ていたんで、 オープニングをすっ飛ばして始めてみたぜ。 早速紹介しよう、「宝探し大好き」さんからのおたよりだ。 「今日、図書室の本に挟まっている紙切れの指示通りに、 あっちこっち宝探しをしていましたが、 途中で指示の紙を失くしてしまい、宝に辿りつけませんでした。 誰か、図書室で借りた本の間に紙切れが挟まっていたら、 勝手にお宝を探す前に2−Bまで持ってきてくれないでしょうか?」 …というわけだ。 みんな、今すぐ手持ちの本をペラペラめくるんだ! そして、指示紙を見つけたら着の身着のまま2−Bへ向かえ! もしかしたら、一緒に宝探しの仲間に加えてもらえるかもしれないぞ。 一攫千金も夢じゃない!! …さて、次のおたよりは…』 色々間違ってる気がするけど、とにかく、 次の現国小テスト、赤字確定。 |
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| 2007年11月16日(金) 渡辺なるみ | |
| タイトル:みんなのおかげで早く帰れました☆(前編) | 居残りルンルン/グラウンド開放 |
| ぶる…ぶる…ぶる…。 今、わたしの手の中には英語の小テストが一枚。返却されたヤツ。 壇上のキャリー先生は、にっこり笑ってこうおっしゃいました。(思わず敬語) 「15点以下の人ハ居残りデース☆」 はうあうあうあー! きょきょきょ今日は『魔人カラオケライダーZ』が6時から再放送なのに!! そんなわけで、業後に教室に残ってキャリー先生から受け取ったプリントをやるわたし。 HRが終わって、みんなはぞろぞろ教室を出て行く。他に居残りの人はいないみたい。 英語…苦手なんだもん! 「なるちゃん…居残りなの?」 「うん…」 半泣きになりながら頷いたわたしに、タイチくんはいつものバスケットをがさごそすると、 「はいこれ『双子のプリンの片割れ』。前に学食付き合ってくれたからさ。がんばってね!」 う…うん?それって普通の一個のプリンじゃ…? 「なになになるみってば居残り!?」 次に声をかけてきたのはみっひー。 「あー英語だもんね…しょうーがないな、電子辞書貸してあげる!」 ぽいっと放られた電子辞書を慌ててキャッチ。みっひーありがと! 「なるみちゃん居残りデスカ?」 お次はミカちゃん。そうなのよそうなのよ。 「では…『魔人カラオケライダーZ』の再放送には間に合わない?」 そうなのよそうなのよー!! さすがミカちゃん。隠れ…と見せかけて尻尾が出てるオタクなだけある! 「よかったら、『魔人カラオケライダーZ』は全部揃ってるからビデオ貸しますヨ?」 「ホントー!?今日は騒音怪人ガウガイダーと戦うとこでしょ!?楽しみにしてたの!」 「そうそう!カラオケ搭載バイクで現れて!」 「プッチーニ『わたしのお父さん』を熱唱するのよね!」 「それで次が『荒城の月』!くう、痺れるー!」 「これぞ悪の粛清よー!」 変な風に盛り上がるわたしたちを見て、 「早くプリントやれば帰れるんじゃ…」 とコータくんが呟いてたけど、それはそれこれはこれ。 |
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| 2007年11月16日(金) 渡辺なるみ | |
| タイトル:みんなのおかげで早く帰れました☆(後編) | 居残りルンルン/グラウンド開放 |
| English is an international language
spoken all over the world … う、うるせー!そんなこと知ってるわい!こちとら日本人じゃい! 「あ…あの…なるみちゃん…」 「ん?石原さん。ふゆちゃんと一緒に帰ったんじゃないの?」 「うん、今日は珍しく部活に顔出すんだって。 なるみちゃん居残りって聞いたから…これ、よかったらどうぞ」 手渡されたのは布で作られた人形。スカート穿いてる。 「何これカワイー!作ったの!?石原ちゃんすごいねー!」 一気にテンション上がったわたしに、石原ちゃんはえへへ、と照れてみせる。 「あのね、その人形のスカートのポケットに、呪いたい人の髪の毛入れて、夜中の12時に窓から外に投げればいいから」 ………ハイ? 「あ、誰に使ったとかは、秘密にしておいて。あと、雨の日は使えないからね」 「え…えーと。ちなみに、呪うとどうなるの?」 「次の日、呪われた人は言葉がかみかみになるの」 な、なるほどー…。それはちょっといいかもしんない。 「あ…ありがと…」 石原ちゃんなりの優しさを受け取って鞄にしまう。 教室に誰もいなくなって、ひとりでプリントと格闘。 うっうっ…。わたし、mとnが続くのって苦手…。 と、通りがかったのは図書館司書。 「あなた、居残りなんですって?」 「は、はあ…」 どこから流れたその噂っ。 「高科さんが可哀想って言ってたから、ちょっと仕事を彼女に任せて様子を見に来たのよ。だってラベルの番号整理って退屈でしょ。 …あ、もちろんあなたがサボってないか監視し来たのよ?」 仕事しなさい司書!サキちゃんの方が可哀想になってきたじゃない! 「仕方ないわね。これあげるからがんばりなさい」 ほら、差し出されたのは極太ポッキー。 「ありがとうございます…」 釈然としないながら受け取ると、 「いーのいーの。昼休みに生徒から巻き上げたヤツだし。じゃねー」 仕事しろ司書! なんか……得した……のかな!!?? |
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| 2007年11月16日(金) 瀬田一 | |
| タイトル:秋のグラウンドと言えばこれ!? | グラウンド開放 / 窓越しに |
| 「最近めっきり寒くなってきたわよね」 と田辺さん。 「そうだよね〜。もうズンドコ寒いよね〜」 よっしー。 ずんどこ? 「そう、ズンドコ寒いのよ。というわけで、今日はグラウンドで遊ぶわよ!」 そんなわけで昼休みグラウンドに集まった有志たち。 田辺さん曰く「これ以上寒くなったら、グラウンドで遊ぶのが苦痛になるじゃないの!」とのこと。 「で、アネゴ。今日は何をやるデスか?」 「汗かくのはやだしぃ、靴とばしとか?」 「殺生な!!」 田辺さんと実夏ちゃんがごにゃごにゃしている間に、他のみんなで遊びに使えそうなものを探すと…… サッカーボールが一個と、金属バットが一本出てきた。 「あ、昨日部活後探したけどもう真っ暗で見つかんなかったやつだ」 「さて、この二つでどうやって遊ぶかが問題ね」 この二つを使って遊ぶのは決定なの? 田辺さんが考え込むこと数秒。 「スイカ割りごっこしよっか」 すげー微妙なチョイスで決定した。 この寒くなってきた頃にスイカ割りごっこ?とか割れないスイカ(サッカーボール)に意味はあるの? とか言う以前に、グラウンドに出てきた意味があるの? ともかく始まりました「第一回大スイカ割り(ごっこ)大会」。 スタートからスイカを叩くまでの秒数を競うこの競技。 一回勝負で、もし振り下ろしたバットがスイカに当たらなければ記録はつかない。 バットがスイカにクリーンヒットだった場合はマイナス2秒のボーナスが付くというルールだ。 現在の大会記録は秋成の出した3.5秒。 この記録を塗り替える者があらわれるか!? 「はいはーい。んじゃ次はあたしの番デスネ」 片手を軽く挙げて実夏ちゃん選手の登場デスネ。 「実夏、いきまーす!!」 『いけーー!アムローーー!!!』 実夏ちゃんの振り下ろしたバットはスイカにクリーンヒットと見せかけて僅かに軌道をそれ、 打ち所が良かったのかスイカ(サッカーボール)はあらぬ方向へと飛んでいった。 「いやー。なんか嫌な予感がしますネ☆」 飛んでいったスイカは案の定、 向こうを歩いていた教頭の脳天に当たった。 大スイカ割り大会参加者には、昼休み3日間グラウンド整備の罰が科せられたという。 |
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