2008年1月18日(金)  瀬田一
タイトル:188cmが落ちる様は圧観だとか 新春ハプニング☆ / マフラーの怪異
「1月といえばセンター試験よね」

と山さんが物憂げに言った。
美形なだけに、その表情は女子が見たらうっとりするのかもしれないけど、

来年こそは受けられるといいわね」

と北山さん。山さん成績芳しくないからなぁ。

「山さん、一緒に進級しようね!」
「大丈夫。出来るよ!」

何人かに励まされる山さん。
その励ましは、ナゼか胴上げにまで発展した。

『山さん!山さん!進級!わっしょい!センター!試験!わっしょい!わっしょい!』

騒いでいるとガラッとドアが開いて、

「こらっ静かにしないか!!3年生は明日本番なんだからな!」

教頭が入ってきた!
カツラがちょっとずれてて、蛍光灯に反射した頭皮がちょっと眩しい。
その眩しさに、胴上げをしていた何人かの手元がちょっと狂ったらしい。
窓際で胴上げに身を任せていた山さんが、窓の向こうに吸い込まれていった。
つか、この寒々しい1月に、何で窓あいてんの!?

「落ちた……」
「落ちたな……」
「これって進級できないって言う暗示じゃないの?」
「なんか3年生に悪いことしちゃったわね。3年生まで落ちそうに縁起悪いわ」

とりあえずは2階から落ちた(進級のことはまだわからない)山さんの運命や如何に!?

ついでにそろそろ進路相談があるんだが(特進クラスか普通クラスか)、
みんなの進路は如何に!?

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2008年2月20日(水)  山手真海
タイトル:6日遅れのサプライズ? マフラーの怪異/もうすぐは〜るですねぇ?
学期末考査の前に「一人旅」に出てたら、学校復帰まで一週間近くかかっちゃったわ☆
てなわけで、今日は久しぶりの登校♪
みんな元気かしらね〜
てルンルン気分で靴箱を空けると、綺麗にラッピングされたちっちゃな箱が。
…何コレ?

「あ、山さん〜」
その時ちょうど、瀬田がやってきた。
「アラ、元気だった〜?」
「山さんこそ…あれ、それなに?」
「アタシもわかんないのよね〜」
「は。それってもしかして…」
蒼くなる瀬田。
「呪いのプレゼントかも…」
…え?
「ちょちょちょ、ちょっとどうゆうこと!?」
おびえる瀬田は何も教えてくれず…
ひたすら「14日は怖かった…」て呟いてる。
…ハテ?
14日っていうとアタシが旅行に行った翌日ねぇ…
何があったのかしらん?

教室に入ると見慣れた面々が。
あ、木村だわ。
…なんでニヤニヤしてんのかしら?
「おはよ。何かいいことあったの木村?」
「ああ、うん、別に…て、あ、それ」
木村がラッピングされた箱を見つめる。
「へえ〜山さんは一個なんだ、意外」
「え?」
「勝った!」
ガッツポーズをする木村。
…なんでそんな嬉しそうなの?

あ、古谷。
「おはよ〜古谷」
「あ、山手」
真剣な表情の古谷。
「先週の木曜日に、こんな小包が机の中にあったんだが…どういう意味なんだろうか?」
こ、小包?ていうか包装紙じゃないの。
中身は…
あ、手編みの手袋とお菓子?
「ステキなプレゼントじゃない。誰から?」
「いや、それが名前がどこにも書かれていなくてな」
そういえばアタシのコレにも書かれてないわねー

2人で悶々としてると、北山ちゃん登場。
「バカねーそれってバレンタインのプレゼントでしょ?
いい加減気づきなさいよ」
バレンタイン…?
は!
アタシとしたことがすっかり忘れてたわ!!
…ということは。
「北山ちゃんも誰かにチョコあげたの?」
アタシの質問に、北山ちゃんの拳が光った。
気づいた時には、白黒マフラーがぼんやり霞んで…

…て、
何もグーパンチすることないじゃないのッ!!
乙女心は複雑なのね…
アタシもまだまだだったわ。
ね?古谷…
アラ?その顔…
もしかして、バレンタインって知らない?

P・S
みっちゃんが一言も口をきいてくれないの。
…なんで?

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2008年3月31日(月)  渡辺なるみ
タイトル:今年度最後の日! もうすぐは〜るですねぇ?/新・年・度
終わった…終わったよ…

鶏小屋の大掃除ッ!!

あれなの…思い返してみると今月はいろいろ忙しかったんだ…。
最初の頃はテスト〜テスト〜で山さんが忙しかったんだけど、(ついでにまた窓から落ちてたんだけど)
3月の真ん中はそう、ホワイトデーってヤツ。
バレンタインデーの雪辱を晴らすべく(?)、みんなとっても気合いが入ってたんだから!

まずタイチくん。
バレンタインデーもみんなにチョコ配ってたけど、ホワイトデーもみんなにクッキー配ってた。

山さんはクラスにやってきたちっちゃな女の子に、おっきな紙袋を渡してたんだけど、
渡した瞬間に女の子が泣き出しちゃったの。
ダメだぞー!女の子泣かすなんてー!!
男の…… …お、男でも女でもオカマでも風上に置けないんだからー!!

昼休みは、安藤くんがサキちゃんを屋上に呼び出してた。
あれかなー、また決闘の申し込みとかかなー。
帰ってきたとき、安藤くんティッシュで鼻押さえてたしなー。

みかちゃんは貰った食玩(クッキー入り)でレアもんが入ってたらしく、
狂喜乱舞して教卓からダイブ決行してた。

田辺ちゃんはクラスの全男子からお菓子を巻き上げて女王様笑いが止まらなかったんだけど、
午後になって冬ちゃんの方が一個多いことが判明して大人しくなったの。
田辺ちゃん…バレンタインデーの男子じゃないんだからさ…。

帰りがけにちらっと覗いたら、春ちゃんは朝2つ入ってたラッピングされた袋が、
なぜか帰りには3つに増えてた。増えてどーするよ、春ちゃん!漢でしょ!?

…そういえばあの日は、古谷くんが真っ白な袴はいて登校してたけど、なんかあったのかな。

と、まあホワイトデーが過ぎたらあとは終業式だったりだったり春休みが来ておでかけだったり、
そんなこんなでナゲットと饅頭の小屋がホッタラカシだったの。
だから、年度末の今日は大掃除ったら大掃除なの!

今年一年いろいろあったけど、すごーく楽しかったな。
ナゲットと饅頭は春の風にトサカと三本の毛をなびかせてる。
最後に床に水を撒いて掃きだしすると、校庭のほうから桜の花びらがひらひら飛んできた。
何でかナゲットと饅頭が必死で追いかけていったけど、花びらは風にあおられて空に消えてく。

明日から新年度が始まるんだ。
でも、こんな楽しい日々を、また明日も!

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