| ■2004年上半期に読んで面白かった本のベスト10 |
| 今年の上半期も乱読癖が続きました。ジャンルに関係なく、片っ端から読む。そうすると10冊に1冊は面白い本に出会えます。40冊の面白い本に出会うためには400冊片っ端から読破しなければならないということになります。 普通、それだけの時間的な余裕がありません。そこで、私が面白いと感じた本を列記します。もちろん、私と皆さんでは趣味も関心も違います。ただ、漠然と本を選ぶより多少は参考になるかなという程度。 お断りしておきますが、上半期読んだ本のベスト10であって、上半期に出版された本とは限りません。 [ノンフェクション・旅行記] ・バカの壁をぶち壊せ! 日下公人・養老孟司 ビジネス社 ・なぜイタリア人は幸せなのか 山下史路 毎日新聞 ・日本「汽水」紀行 畠山重篤 文芸春秋 ・1000万人が反グローバルで自立できる訳 吉田太郎 築地書館 ・青い月のバラード 加藤登紀子 小学館 ・新ロシア紀行 聴濤 弘 新日本出版 ・時代を掴む男たち 小石原昭 財界研究所 ・愚者の旅 わがドラマ放浪 倉本 聡 理論社 ・日本人・中国人・韓国人 全 文学 白帝社 ・負けてたまるか 志水勇祐 町田ジャーナル [住宅・建築] ・木材の住科学 有馬孝礼 東大出版 ・日本の木造住宅の100年 坂本 功監修 日本木造住宅産業協会 ・職人達の春 安野光雄 講談社 ・巨大高層建築の本 高橋俊介監修 日刊工業新聞 ・「床下」が危ない 神谷忠弘 エクスナレッジ [小説] ・社長ゲーム 薄井ゆうじ 講談社 ・安売り一代 本所次郎 徳間文庫 ・藍色のベンチャー 幸田真音 新潮社 ・小説 ヘッジファンド 幸田真音 講談社文庫 ・シカゴより好きな町 リチャード・ペック 東京創元社 [経営・経済] ・元気な商店街7つの秘訣 鶴野礼子 ダイヤモンド ・奇妙な経済学を語る人々 原田 泰 日本経済新聞 ・道路の権力 猪瀬直樹 文芸春秋 ・俺が造る! 岡野雅行 中経出版 ・鈴木敏文の「統計心理学」 勝見 明 プレジデント ・トヨタを知るということ 中沢孝夫・赤池学 講談社 ・カルロスゴーン 経営を語る ゴーン・フィリップ 日本経済新聞 ・田舎で出来る起業 田中淳夫 平凡新書 ・ スーパーおやじの痛快まちづくり 安井潤一郎 講談社 ・そして日本が勝つ 日下公人 PHP出版 ・経済再生は「現場」から始まる 山口義行 中公新書 [技術・科学] ・初歩から学ぶ生物学 池田清彦 角川書店 ・やぶにらみ科学論 池田清彦 ちくま新書 ・科学をめぐる100の冒険 田端到・佐倉統 本の雑誌社 ・ウォーター・ビジネス 中村靖彦 岩波新書 ・公認「地震予知」を疑う 島村英紀 柏書房 [環境・自然・医学・食・農業] ・健康帝国ナチス ロバート N プロクター 草思社 ・世界のワイン 福島敦子 幻冬社 ・再発、転移の話をしょう 近藤誠・イティアフォー 三省堂 ・ぶどうの木 18年の記録 坂本洋子 幻冬社 ・指先で紡ぐ愛 盲ろうの大学教授 光成沢美 講談社 ・トップが語るアグリビジネス最前線 金子弘道 家の光協会 ・不耕起でよみがえる 岩沢信夫 創森社 ・変わる家族、変わる食卓 岩村陽子 剄草書房 ・出番を待つウィルス 根路銘国昭 光文社 以上45作品。 この中からベスト10を選ぶ訳ですが、ベスト10には入らなかった けど心に残った作品12点をまず紹介します。 ノンフェクション部門では 「バカの壁をぶちこわせ」は常識に挑戦した痛快な対話が魅力。 「1000万人が反クローバリズム・・」はキューバの環境問題に覚醒。 「新ロシア紀行」は元共産党議員さんの回顧がユニークで面白い。 「負けてたまるか」は脳内出血からの帰還体験が勉強になる。 住宅・建築では不作。 「日本の木造住宅の100年」は古いが、資料としては貴重。 小説はほとんど読まなかったが、幸田真音の「藍色のベンチャー」 と「小説 ヘッジファンド」は面白かった。 経営・経済では「経済再生は現場から始まる」が、抽象論でないのが大変いい。 技術・科学では「やぶにらみ科学論」が文句なく面白い。 環境等では「健康帝国ナチス」にはびっくりさせられた。 「世界のワイン」はこの種の本としては出色もの。 「出番を待つウィルス」は、非常に説得力を持っている。 さていよいよ。 ベスト10は「トップが語るアグリビジネス最前線」。元気な農業の実態がよく分かって楽しくなってきます。 ベスト9は「日本汽水紀行」。「森は海の恋人」で知られる著者の 実践的な提案と行動力には頭が下がる。元気な漁業人。 ベスト8は「スーパーおやじの痛快まちづくり」。農村や漁村だけ でなく、東京の早稲田の商店街を活気づかせた仕掛け人の愉快な言動。 ベスト7は「元気な商店街7つの秘訣」。シャッターが閉まったま まになっている商店街に活力をもたらす秘訣の数々。 ベスト6は「公認地震予知を疑う」は、地震は予知出来ないと、官僚の出鱈目さに光を当てたすばらしい告発もの。 ベスト5は「変わる家族、変わる食卓」。これを読むと若い世帯の食卓が如何にひどいものであるか。背筋に寒いものが走る。 ベスト4は「なぜイタリア人は幸せなのか」。いままで、さんざイタリア人の悪口を聞かされてきた。しかし彼らから日本は学ぶべき。 ベスト3は「鈴木敏文の統計心理学」。セブンイレブンを日本一の小売店に育てた実証的な理論大系。本物の消費者志向に納得出来る。 ベスト2は「カルロスゴーン 経営を語る」。単なるコストカッターではなく、経営の神髄を知っている世界的な経営者像がよく分かる。 そしてNo.1は「不耕起でよみがえる」。本を読んで感動し、話を聞いてさらに感動。こうした人々が日本を蘇らせてゆく。必読の書。 |