■「CO2を削減する家」それがR2000住宅です (3)

  「エコプレミアム個人ポイント」という面白い発想

 私のホームページのリンク先に「市民のための環境学ガイド」があります。
前東大教授で現国際連合大学の副学長の安井至先生とそのお弟子さんが開いているホームページです。なんと、毎日2000以上のアクセスがあります。年間で80万以上という凄さ。すでに275万にも及んでいます。

 一般の人を対象に、いろんな情報を集めた糸井重里の「ほぼ日刊イトイ新聞」とか「もしもしQさんQさんよ」だと、日に2000件以上のアクセスがあるのは分かります。

 しかし、環境学で日に2000以上というのは、信じられない数字です。私はこれだけ多くの人が環境に対して高い関心を持っていることに、いつもびっくりさせられています。

 この安井先生が、今年の7月1日に「エコプレミアム個人ポイント」という面白い発想を披瀝なさっています。(詳しくは市民のための環境学ガイド http://www.yasuienv.net/ を参照)

  ここで、個人がどのよう機器や道具を使って生活しているかによって、ポイントによって評価しようというものです。ポイントが高い人ほど環境に貢献しているというわけ。
  ちなみに、評価は下記の7段階に分かれています。

700点以上 S級
600 1級
500 2級
400 3級
300 4級
200 5級
100 6級


  そして、以下のようにいくつかについて、点数をつけています。
  自動車、住宅エネルギー、電気器具、その他についての点数はそのまま使えますが、残念ながら安井先生とそのお弟子さんは住宅そのものについてはあまりにも見識がありません。
  その点は、私は安井先生に資料を送り抗議していますが、まだ私の考えが採用されるところとなっていません。

 しかし、CO2対策ということであれば、プリウスを200とするなら遮熱ガラスを使った超R2000住宅は最低でも250点をつけるべきだと思います。
  これはCO2の排出を考えた場合非常に妥当だと思います。

 したがいまして、こと住宅に関しては、安井先生の考えではなく、あくまでも私の考えだということをご了解ください。

(自動車関係) 点数
・プリウス(含む他のハイブリッド車) 200
・車を持たない主義者 50
・10年以上同じ車に乗っている場合 30
(住宅のエネルギー)
・エコキュートを使用 60
・太陽光発電を装備(KW当たり) 60
・ソーラー給湯を装備 20
・24時間風呂を常用している場合 -50
(電気器具)
・エアコン COP5以上 28℃設定 40
・エアコン COP5以上 27℃設定 20
・エアコン COP5以上 26℃以下 0
・効率の良い冷蔵庫 20
・プラズマテレビ(42インチで260W以下) 20
・液晶テレビ(32インチで140W以下) 20
・電球型蛍光灯(1個当たり) 5
(その他)
・お酒 のみすぎなければ 0
・お酒 飲みすぎれば -20
・タバコ 常時喫煙者 -50
・ゴミのぽい捨て -50
(住宅、東京エリア)
・超R2000住宅(Q値1.4W以下,C値0.5cm2以下,遮熱ガラス) 250
・R2000住宅(Q値1.5W以下,C値0.9cm2以下、遮熱ガラス) 200
・R2000住宅(Q値1.5W以下,C値0.9cm2以下,遮熱ガラスなし) 120
・高気密高断熱(Q値2W以下、C値2cm以下、ペアガラス) 80
・次世代省エネ(Q値2.7W以下、C値5cm2、8mmペアガラス) 20
・新省エネ基準(Q値4.2W以下、C値6cm2、単板ガラス) -50
・旧省エネ基準(Q値5.6W以下、C値7cm2、単板ガラス) -100

さて、貴方が超R2000住宅に住んでいたとする
250
そしてエコキュートを使っていたとする 60
エアコンは除湿機能付きで28℃以下の設定温度だとする 40
効率のよい冷蔵庫で液晶テレビだったとす 40
電球型蛍光灯を16個使っていたとする 80


470
そして、貴方が太陽光発電装置4KWを搭載していたとする 240
合計
710

 つまり、貴方はエコプレミアムポイントが最高クラスに達成していて、地球環境に対してはS級の貢献者だということになる。世界に対して自慢出来る。

 しかし、つくづく考えるのだが、太陽光発電を4KW搭載すれば、240ポイントが得られる。これに対して超R2000住宅で250ポイントというのはどう考えても少なすぎる気がする。

 私個人の考えでは、超R2000住宅だけで350ポイントを与えてもいいと思う。そうすると、それとエコキュートなどを併せると、それだけでSとはいえないまでも1級となる。

 安井先生のエコプレミアム個人ポイントという考えは、このようにきちんと整理してゆくと、個人として地球にどれだけ負荷を与えているかがよく分かり、小手先の省エネに走ることが如何に無意味であるかがよく分かる。

 したがって、私はR2000住宅論者ではなく、最近では超R2000住宅論者になってきている。

 CO2を真剣に考えると、そうならざるを得ない。