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「何でこの特約をつけるの?
 こんなこと起こるわけ無いよははははは---


 保険の仕事にかかわっていると、どうしてもこんな意見をよく聞きます。
 しかし統計をよく見てみると、その補償、特約の意味がわかると思います。
 ここではそんな統計をみてみたいと思います。
 (注:統計を基にしつつも私の独断で解釈している部分があります。)


 主な統計の参照先
■国土交通省  ■警察庁  ■社団法人日本損害保険協会

■1 自動車保険加入率(単位%)社団法人日本損害保険協会より
1998年 1999年 2000年 2001年
対人賠償保険 69.6 70.4 70.9 71.0
対物賠償保険 69.1 69.8 70.4 70.5
搭乗者傷害保険 67.9 67.8 66.2 63.8
車両保険 32.0 33.0 33.9 34.6
※損害保険料率算出機構調べ

 解説:ここで挙げた4つの保険すべてで加入率は毎年アップしています。いいことだと思います。
 しかし対人賠償、対物賠償ともに依然として3割ぐらいの人が加入していない現実、恐ろしさを感じます。
 しかもこういった「保険に入らない輩」ほど事故を起こすものだし、事故後も誠意をまったくみせない。

 私たちFPや保険代理店、そしてまじめに保険に入っている人が何度言ってもこういう奴は話を聞きません。

 となるとどうしても自分たちで「自分のケガ、車」の保険に入って備えるしかありません。
 保険料は上がってしまいますが、表を見たうえで入るか入らないか、検討してみてください。

 (注:残りのすべてがいい加減だから入ってない、というわけではありません。
 世の中には「保険料をはらうくらいなら、自分の財産から出す」というような超金持や大企業もあります。
 事故の相手がそういう人なら心配はありません《お金よりも名誉が大切になる人なので》。
 とはいうものの、そういう人達はせいぜい全体の5%程度と思われます。))



■平成15年度交通事故発生状況警察庁より(以後同様)
増減数 増減率
事故発生件数 947,993件 +11272件 +1.2%
死者 7,702人 -624人 -7.5%
重傷者 75,086人 -3196人 -4.1%
軽症者 1,106,345人 +16768人 +1.5%
注:重症とは30日以上の治療を要するものを、
軽症は30日未満の治療を要するものをいいます。

 解説:新聞報道などでは「今年も死者が減った」と非常に喜ばしい記事で紹介されていた覚えがあります。
 確かに死者は減っていますが、しかし交通事故発生件数事態は増えています。
 死者は減ったかもしれませんが、軽症者は増えています。

 また減ったとはいえ、依然として年間かなりの人が死傷しているわけですから、
 何かあったときの補償はおろそかにできないものと思うべきです。

 ちなみに平成16年5月時点の自動車登録総数は77,547,912台です(国土交通省のサイトより
 すべての事故が車対車だとすると、1年間に事故にあう確率は約2%。
 車対人の事故を考慮しても大体2%程度かと思われます。

 これを高いか低いか評価するのは人それぞれですが、
 しかし事故が起こったときの金額を考えると、やはり保険は欠かせないもといえるでしょう。



■年齢層別負傷者数(平成15年)
負傷者数 構成率 指数 人口10万人
あたりの負傷者数
15歳以下 90,493 7.7 120 465.1
16〜19歳 92,154 7.8 91 1732.2
20〜24歳 147,411 12.5 99
25〜29歳 136,755 11.6 154 1450.1
30〜39歳 215,458 18.2 192 1213.6
40〜49歳 145,717 12.3 109 913.8
50〜59歳 165,465 14.0 149 858.9
60〜64歳 62,606 5.3 159 772.7
65〜74歳 85,519 7.2 186 529.1
75歳以上 39,493 3.3 182
合計 1,181,431 100 134
指数:平成5年を100とした場合の平成15年の数値

 解説:ここ数年死亡者数は減っていますが、しかし見ての通り負傷者数は平成5年の1.3倍。
 決して楽観できる交通状況でないことがうかがえます。

 また、負傷者数が一番多いのは30〜39歳と、もっとも家計的な責任と負担の多い世代。
 負傷者の18%がこの世代なのです。
 よく子供とお年寄りが云々といいますが、30代の人も十分に注意が必要です。

 この家計的な責任(育児、教育、住宅など等)の重い30代、
 事故にあっても家計が傾かないよう、しっかり補償を考えましょう。


 人口10万人あたりの負傷者数で見ると、一番多いのは16〜24歳代。
 ついで25〜29歳と、若い人が多くなっています。


 金銭的に苦しいので補償がおろそかになりがちですが、
 最低限搭乗者傷害はつけておけ!といいたくなる数字です。
 (できれば車外での交通事故の補償もあればよい)


 なお死者が一番多いのは65歳以上。
 ドライバーが高齢者に注意するのはもとより、
 高齢者の家族にも注意を喚起しましょう。



■状態別負傷者の状況
自動車搭乗中 738,278
自動二輪車搭乗中 62,978
原付搭乗中 110,420
自転車搭乗中 183,233
歩行中 85,592
その他 930
合計 1,181,431

 解説:何に乗っているときに事故って負傷したか、という表ですが、
 意外に多いのは自転車。正直かなり多いです。

 なお警察庁のサイトには年代別がありますが、その特徴をかいつまんでみてみると、
 歩行中負傷するのが多いのは16歳未満と65歳以上、
 自転車搭乗中に負傷するのが多いのは24歳未満という結果になっています。

 若い人(要するに生徒、学生ですね)は自転車事故が非常に多くなっています。
 自動車保険はしっかり入っていても、自転車の事故の補償は入っていない人が多いのが現状です。

こんな保険もありますので、検討してみていただきたいと思います。


 また歩行中の事故が多い16歳未満と65歳以上の家族がいる人には、
 人身業外保険(搭乗中のみ担保じゃないほう)の加入を強く勧めます。



 ■シートベルト着用と死亡重症率
シートベルト着用 2.9
シートベルト未着用 8.6

 解説:シートベルトを着用していると死亡重症率はぐーーんと下がるのが見て取れると思います。
 「エアバッグがあるからシートベルトなんていらないよ」という人は大いに反省してください。

 なお搭乗者傷害保険には「座席ベルト装着者特別保険金」というのがあり、
 シートベルト装着者が事故で死亡した場合、保険金額の30%(300万円限度)が
 上乗せされます。

 またクレジットカードにもシートベルト装着中に死亡した場合保険金がおりるものもあります

 こういった意味からも、シートベルトを確実に装着するよう、強くオススメします。



■チャイルドシート使用と死亡重症率
使用中 0.8
不正使用中 2.79
不使用中 2.0

 解説:使用中は率が低くなるのは当然として、
 いい加減な使い方はかえって死亡重症率を高めるとこのデータは物語っています。


 せっかくチャイルドシートを使うのだから、しっかりと正しい使い方をしましょう。

 なお最近チャイルドシートを使用していない車をよく見かけます。
 人の親として無責任すぎるのではないでしょうか?
 自分の子を愛していないとしか思えません。

 なおソニー損保には格安でレンタルできるチャイルドシートレンタルサポートがあります。
 子供にやさしい「あしすと特約」もありますし、
 小さな子供のいる方は一度検討してみる価値はあるかと思います。




以後随時追加していきます。


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