ハロウィンパーティ in 白熊亭
〜 ノイエアーデの不思議な出来事 〜



9月の終わりごろ、白熊亭にいらっしゃった常連さんがたくさんのかぼちゃをおみやげに持ってきてくれました。

Snapkin:スカラブレイのお百姓さんから分けて貰ったんです。ハロウィンも近いことだし持ってけって
choco:わあ、そういえばもうそんな季節だっけね



聞けば、このYew地方を治めているドルイド達が昔から行っていた年末の悪霊払いが、
ハロウィンの風習として今も残っているとのこと。

それでさっそく店員さん達と相談して、白熊らしいハロウィンを過ごそうとパーティを計画しました。
(ハロウィンパーティ開催のポスターはこちら。)


当日は、お店の内装もブラックキュートにキメてお客様をお迎えしました。
合言葉「Trick or Treat!」を言ったお客様にお配りしたマフィンや、
ゲーム「Bobbing for apple」、楽しんでもらえたでしょうか?

でも、何と言ってもハロウィンパーティ最大のイベントは、「ハロウィン仮装大賞!」。
誰が誰だかわからなくなっちゃうような力作ぞろいの中、見事優勝したのは色遣いも絶妙なアン○ンマンの仮装でお客さんの票を集めた、騎士団Victory of TruthのKiwiさんでした!

Kiwiさんには優勝賞金50kのほか、かぼちゃ一年分とちょこ製かぼちゃパイ(トマトケチャップ付)、それと白熊亭1ヶ月のみ放題パスが授与されました。

仮装大賞も終わって、みんなが楽しい余韻にひたりながら「いつもの」を飲んでいたとき…

その事件は起こりました。

突然、カウンターの中に一人の男の子が現れたのです。

choco:わ!びっくりしたっ どっから来たの…?
Toma-Finn:Trick or Treat! Trick or Treat!
choco:あ〜、お菓子か
Jezza:店長、お菓子切れてます
choco:あちゃ〜…
    ごめんごめん、もう今日なくなっちゃったみたい
Toma-Finn:エ…オカシナイノ?
choco:ごめんね〜
Toma-Finn:…オカシ…ナイ…
       ……オカシナイナラ…

Toma-Finn:イタヅラダ!!

choco:きゃあああああ!!

…気がついたときには、あたしは灰色の世界にいました。
すると、さっきの男の子があたしの(実体がないはずの)腕を凄い力で引っ張るのです。
そして、強引にノイエアーデ自治領の外れにある建物に連れてこられました。
そして、こう言ったようにあたしには聞こえました。

Toma-Finn:ママ…ママノ…マフィンナイ…

そしてその男の子は消えました。

白熊に帰ろうと思ったけど、体がしびれて動けない…。
しばらくしてお客さん達が助けに来て、生き返らせようとしてくれたけど、なにかに邪魔されて生き返る事ができませんでした。
Nottiさんがあたしの言葉解るみたいだったから、生き返れない事と、男の子がマフィンを欲しがってるみたいだと言う事を伝えました。

と、その時、あの男の子がまた現れて、あたしは気を失ってしまいました…

…ここからは後から人に聞いた話になります。

お客さん達がその後どうやってあたしの「呪い」を解くかを話し合うために白熊亭に戻ったとき、店員兼歌姫のSandyさんが、この地方に古くから伝わる「マフィン坊や」の歌を歌って聞かせました。
あの男の子の名前に心当たりがあったからです。

「マフィン坊やのうた」

Yewの森の おくふかく "トーマ=フィン"が 住んでいた
マフィンがとても 大好きで マフィン坊やと 呼ばれてた

トーマの母さん "エマ=フィン"で 二人で森に 住んでいた
母さんお出かけ お土産に "はちみつ"買って 帰ります

港の街の 橋こえた 蜂蜜屋さんで 買いました
おうちへ急いで いる途中 オーガが蜂蜜 欲しがった

……♪

マフィン坊やは 待っている 母さん帰るの 待っている
ママのマフィンが 食べたいな ママのマフィンは まぁだかな…

なんだか悲しい歌だけど、あの男の子はこの歌にでてくる“マフィン坊や”なのでしょうか…?
真相を確かめるために、お客さん達は歌に出てきた「蜂蜜屋」に行きました。

すると、何と本当に歌に出てきたマフィン坊やのママ“Emma-Finn”が
いたのです!

やはり、あの男の子は歌に出てくる“マフィン坊や”だったようです。

エマさんが突然走り出したのでお客さん達が後を追いかけていくと、エマさんはベスパー郊外の墓地に入っていき、ひとつの墓石の前で姿を消しました。

その墓石の前には、一つの袋が置かれてありました。
中を見ると…蜂蜜と、ひからびたマフィン。

きっとマフィン坊やも、坊やのママも、このマフィンが気がかりで
天国に行けなかったんですね。

お客さん達はそのマフィンが入った袋を、マフィン坊やがいたあのノイエアーデの外れにある建物に
持っていきました。

すると、マフィン坊やが現れました。坊やはマフィンを見ると、満足そうな顔をして静かに消えていきました…

その瞬間、あたしの体は軽くなって動けるようになったのです。
お客さん達が素早く蘇生の呪文を唱えて、あたしは無事生き返る事ができたのでした。

そのあと、ノイエアーデ修道院でマフィン坊やの供養がしめやかに行われました。


choco:でも何で、白熊にマフィンもらいに来たのかなぁ、あのこ…
Lardis:きっとちょこさんに、母親の面影を見たんですよ


あたしは、二度とマフィンは切らさないようにしようと心に誓いました。

しばらくして、あたしはマフィン坊やのママが眠っているベスパー郊外の墓地に、坊やがマフィンを受け取った事を報告しに行きました。

お供えしたお花が揺れて、何だか静かにお辞儀をしているように見えました。

Written by ちょこ@白熊亭

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