■HOUSE-I
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■SS方式地盤調査★★★

まずは工事前に地面の固さ(地耐力)を調べることが重要です。木造住宅ではSS(スウェーデンサウンディング)方式が一般的。重さ100kgを載せたスクリューポイントを回転させながら貫入させ、その貫入深さと回転量により地耐力を算出します。建物の角付近4箇所を調べることにより地層のばらつきや傾きもわかります。地面あっての家です。必ず行いましょう。
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■基礎底面★★★

次に基礎となる部分を掘削していきますが、土は一度掘ってしまうと建物を支える力を失うので予定されている深さ以上に掘ってはいけません。(先行掘りの禁止)後で土を入れて踏み固めても元の耐力まで戻すことは容易ではありません。そのために重機である程度掘った後は手作業に切り換えて丁寧に土を削るように指示しましょう。基礎部分の底面は非常に気を使うところです。
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■砕石、捨てコン★★★

底面をきれいに均したあとは砕石を10cm敷き、ランマーで締め固め、その上に捨てコンクリートを5cm打設します。この捨てコンクリートには様々な意味があります。@基礎の通り芯を正確に書き出せる。(墨出し)Aこの後に打つ基礎コンクリートが砕石内に流れるのを防ぐ。B土から鉄筋までのコンクリートの距離(かぶり厚さ)を正確に保てる。これは土からの水分で鉄筋が腐食しない為に法律で定められた厚さがす。(土中では6cm)なお捨てコンクリートは基礎コンクリートの一部ではないのでかぶり厚さには含まれません。捨てコンを省略している仕事には気をつけましょう。
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■基礎配筋★★★

捨てコンの上に基礎の配筋を組み立てていきます。この時、捨てコンが敷かれていないと基礎の位置がはっきりしないで誤差が生じます。また鉄筋が砂利に触れている場合もありますので注意しましょう。
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■配筋間隔★★★

設計通りの間隔に鉄筋が入っているか測ります。また鉄筋には太さや種類あり、それも同時に確認します。悪意はないのでしょうがたまに鉄筋本数が少ない、規定より細いなどの場合があります。ぱっと見でOKしないで全部確認しましょう。またコーナー部分に鉄筋が接しているかなど細かいチェックも必要です。
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■かぶり厚さ★★★

型枠の外側には土を埋め戻しますのでメジャーを当てている距離が「かぶり厚さ」になります。土が直接当る箇所は6cmです。部分的に取れていない場合が多いですので細かくチェックして職人さんに確保してもらいましょう。
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■搬入試験★★★

コンクリートは生ものなので現場に搬入する時にデータを取り品質をチェックします。右側はスランプ測定といいコンクリートの柔らかさを見ます。適正な数値が決められており柔らかくても固くてもいけません。俗に言う「シャブコン」(途中で水を混ぜたゆるいコンクリート)もこれで見分けることができます。左手前は空気量のチェック。左側奥は供試体です。これは数日経ってから圧縮試験にかけコンクリートが強度を発揮したか判断する為のものです。木造住宅の基礎でも必要なチェックですので是非やってもらいましょう。
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■アンカーボルト設置★★★

基礎には土台を固定するためのアンカーボルトを埋め込みます。これはコンクリート打設前に位置と高さを確認する必要があります。昔はコンクリートを流し込んでから目分量で1本1本入れていく「田植え方式」でしたが精度が悪い上にあらかじめ位置や本数が確認できないので最近は行われなくなりました。もし行っていたら要注意です。
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■打設★★

コンクリートを端部から順々に流し込んでゆきます。どの高さまで打つかを測りながら素早く木コテで均します。コンクリートがしっかり充填されているかが重要である。打設前に型枠内が清掃しているかゴミが混入されていないか注意しましょう。
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■天端均し★

コンクリート基礎の上部は打設時にはデコボコになっています。土台の木を載せるためには水平に均す必要がありますので両側に桟木を当ててモルタルを塗っていきます。
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■墨出し★

土台を載せる前に芯に正確に墨出しを行います。
この住宅ではコンクリートと土台の間に基礎パッキンを使用する箇所と土台をコンクリートに直置きの箇所があるので写真のように段差が生じています。
またアンカーボルトが真っ直ぐ設置されているのがわかります。田植え方式で曲がった場合、ハンマーで直そうとする職人さんがいますがコンクリートにヒビが入る恐れがありますので止めてもらいましょう。ついでにそんな職人さんには辞めてもらいましょう。
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■土台★

基礎の上に土台を敷いていきます。材種は防蟻性、防腐性を考えて120角のヒバ、ヒノキ、ベイヒバなどが多く使用されています。土台の下には25mm厚の基礎パッキンを設置して全体として床下換気が行われるようになっています。この時も設置箇所を確認する必要があります。またアンカーボルトも忘れないうちに締め付けてもらいましょう。なお座掘りしたアンカーボルトの穴はテープなどで雨が溜まらないようにしてもらうとよいでしょう。そんな気配りの出来る職人さんは〇です。
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■建方★

隅の通し柱周辺から間柱と梁を設置していきます。まだ柱と梁だけでは架構として弱いので仮筋交いを所々に入れます。今回は梁が室内から現しになっているので養生の紙を巻いています。一度始まると口の挟みようがない工程ですので祈りながら見守りましょう。
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■上棟★

全ての部材が組みあがった状態です。最後にゆがみを調整して仮筋かいを固定します。終わった後はゴミが散乱していますので清掃しましょう。
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■構造用金物★★★

現代の木造では構造用金物が多く使われています。写真は筋かい金物とV金物の取り付け状況です。どこに何が取り付くのか確認しましょう。この後構造用合板を張るため薄いステンレス製を採用しています。
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■構造用金物★★★

これはホールダウンコーナーです。柱の引き抜きに対する金具ですが通常のホールダウン金物は柱や梁にボルト孔を多く開けるためにこの金具を採用しました。使われるビスの種類や長さにも注意しましょう。
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■屋根断熱★★

屋根には75mmの押出発泡ポリスチレンボードV種bを断熱材として使用しています。これは厚ければ厚いほど断熱効果があります。どのくらいが適当か設計段階で確認し工事でそれが使用されているか確認しましょう。また種類も多岐にわたりありますのでちょっとだけ勉強しましょう。
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■屋根★★

屋根の下地であるアスファルトルーフィングを敷いた状態です。万が一、水が屋根面から浸入した場合の防水層になります。注意するのは傾斜に対して横貼りにしてシートのつなぎ目が下から上にがかぶるように重ねることです。
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■屋根葺き★

屋根の仕上げはガルバリウム瓦棒葺きです。
シンプルでありながら格好がよく防水性も優れているので最近の住宅ではよく使われています。端部の止水が行われているか確認しましょう。
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■外壁下地★★

外壁の下地に構造用合板を張っていきます。建売住宅などではコストダウンのため張らない事が多いようですが構造的な強さと気密の両方に利点がありますので張りたいところです。
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■構造用合板★★

合板と言ってもただのラワン合板と構造用合板では耐力上の違いがあります。写真のように指定通りのものが使われているか確認しましょう。また外部といえども低ホルムのF☆☆☆☆を使いたいところです。
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■建具★

発注ミスで小さな建具が入っている場合がありますのでどこにどのサイズのものが付いているか確認しましょう。また外開き窓などは吊り元の左右があっているか見ましょう。最近では断熱サッシ+ペアガラスが標準になりつつあります。
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■給排水設備、電気設備★

床下に給排水の配管を設置します。どこに水やお湯を使用するか確認しましょう。
同時に電気配線も見ますがこの段階では何がどこにつながるかはわからないでしょう。
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■床断熱★★

1階の床に断熱材として押出発泡ポリスチレンフォーム45mmを敷きます。床下は外気が通っていますので隙間が生じないようにはめてもらいましょう。その上に合板15mmを張り床の下地としています。
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■外壁断熱★★

外壁にも押出発泡ポリスチレンフォーム45mmを貼って行きます。ボード同士のつなぎにはテープを貼って気密を保つようにします。工事中は外気温が30度を超えていましたが内部は涼しく感じられました。やはり機密性を考えるとグラスウールよりも実際の断熱効果は高いかもしれません。
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■断熱材★★

屋根の断熱でも使用した押出発泡ポリスチレンフォームのV種bです。表示と厚みはその都度確認しましょう。
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■床板張り★

床は杉ムク板を張ります。
ムク材は板によって色合いが違うので偏らないように選びながら張ってもらいましょう。この辺は大工さんのセンスによります。
またムク材は温度や湿度によって収縮しますので冬場に張る時は多少の隙間が必要になってきます。
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■天井材張り★

天井材も杉のムク板を使用しています。色合いや収縮に対する注意は床と同じです。
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■内部壁★★

内部の間仕切り壁や収納などを造っていきます。細かな寸法による確認が必要です。またコンセントや照明の配線がなされているか見ましょう。
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■外装★

外装材はガルバリウム鋼板の目地なしを採用しています。
目地がないので張り調整の手間はかかるが仕上がった時の雰囲気は一体的で非常に格好がよいです。この時は目地幅の調整を確認しましょう。
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■鉄骨階段★★

このケースは階段のささらを鉄骨で製作しています。ですのでここに至るまでに鉄骨工場で寸法の確認を何度か行っています。さらに取り付けのため梁にアンカーボルト穴を空けますので位置や大きさなどの確認が必要です。
この上に杉板40mmが踏み板として乗ります。
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■腰板★

内部の壁に腰壁として杉ムク材を張ります。色合いが難しいので赤味が強い板は見えないところに張ってもらいましょう。
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■石膏ボード★

腰壁より上は珪藻土塗りとなるために下地の石膏ボードを張ります。ここで注意すべき点はビスは錆びないステンレスを使用することとビスの頭とボードの繋ぎ目をパテ埋めすることです。これはクロス貼りでも同じですが処理をしないと表面に浮き上がってきます。
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■造作家具★

最近は大工さんに安く製作してもらう造作家具が人気ですが非常に手間がかかります。細かな寸法を伝えるのに現場に張り付くことになりますので覚悟しましょう。写真は飾り収納棚が付いたキッチン台ですが丸2日間現場にいました。
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■食品庫、食器棚★

左側が食品庫、右が食器棚です。これも最初から造作で造り付けにしてあります。この後集成材の扉が付きます。現場では必ず誤差が生じ設計通りにはいかないものです。その場その場で寸法変更に対応しなけれればなりません。
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■キッチン★

先ほどの造作キッチンです。食堂からの対面式になっています。食堂の床はせっ器質タイル、キッチンの天板は磁器タイル貼りです。今回はコンロがIHクッキングヒーターなので内装に木が使えます。(ガスコンロの場合は全て不燃材)
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■壁仕上げ★

壁は珪藻土を塗っています。杉の色に対比するように一番白い色を選択しましたがこれも現場で見比べての結果です。何事も現場対応が必要になります。表面が多少ざらっとしているのが味わい深いです。
穴が空いているところは24時間換気扇が付きます。
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■2階ロフト★

2階のロフト内部も珪藻土塗りです。白さが映えるだけに工事後の養生は気をつけたいところです。タテ格子が一層引き立って美しいです。
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■外観★

最終チェックとして内外装のクリーニングをしましょう。工事後ではなかなかできないですから詳細に見て、やり残しがないか確認しましょう。
また工事を通して戸締りには気をつけましょう。完成間際は設備機器が設置されているのでそれを狙った侵入もありますし不審火の恐れもあります。
★★★…非常に重要かつ欠陥が生じやすい工事
★★…重要であるが欠陥は生じにくい工事
★…できれば見ておきたい工事