ミードLPIが測光観測に使えるか確認してみました。LPIに50mm(F1.8)の標準レンズを付けて星野を撮影しました。撮影は2006年8月19日20時頃、平塚市博物館の屋上で行いました。

撮像ソフトは Meade Envisage を使いました。LPI/DSI専用の撮像ソフトで、通常は Autostar sweet から実行されます。直接、起動しても構いません。
撮影はカメラ三脚に固定して、5秒間の露出をしました。モノクロで撮影しました。事前にダークフレームを撮影し、星野を撮影しながら撮像ソフトでダーク減算させました。
ダークは別な日に撮影しました。もともと、LPIのS/Nは良くありません。にもかかわらず、別な日のダークですので良いダークフレームとは言えません。
下は撮影した画像です。
撮影した画像(アルタイル)
撮影した画像(χCyg)
天候は良くありませんでした。30秒程度晴れ間が続くと、急に雲が発生する不安定な天気でした。
この日は環境庁のスターウォチング調査で、こと座のα・ζ・εで作る三角の中に星が何個見えるかを調べる日でした。7倍50の双眼鏡を使います。
ベガの三角形・χCyg・アルタイルを撮影しました。
他の人のスターウォチング調査と比較した結果、
と言う事がわかりました。
下は直線性(?)を確認した物です。


横軸はTycho2カタログの等級。縦軸はTycho2カタログと測光値との差です。測光ソフトには FitsPhoto を使いました。
X軸に水平になれば直線性(?)が良い事になります。天頂と赤道で傾きが違うように見えますが、赤道のグラフの方では2.5等と8等に大きくエラーしている点があり、もっと、サンプル数を増やせば同じ様な傾きになるのではないかと感じています。
下は星の色による測光への影響を見たものです。


横軸はTycho2カタログのB-V。縦軸はTycho2カタログと測光値との差です。赤道と天頂で傾きが逆転しています。これは、大気の影響です。ですが、バラバラではありません。直線になろうとしています。50mmのカメラレンズを用いましたが、これをもっと長くすれば空の影響が減り測定精度が向上するでしょう。
結論(50mmレンズを用いた測光)
χCygの測定結果は3.83等〜4.26等の間になりました
きちんとした測光を行うには、
最低でも、この3つはMustだと思います。
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