GK AqrはEW型の食変光星です。GCVSには変光要素が記載されていません。2002年10月に6夜の測光観測を行い6個の極小を得ました。この星の変光星周期を求めたので報告します。
この星の変光は1986年にKurochkinによって発見されました。Kurochkinは約40極小の観測して min = 2445233.292 + 0.3274097 x E と言う要素を導いています。Kurochkinは、発見を伝える報告書にNo.2647という名称で報告しています。
その他の観測は1981年にKurtLocherが1夜の眼視観測、1998年と1999年にJanSafarが2夜のCCD観測を行っています。
2002年10月の観測は、25cmSC望遠鏡とCV−04CCDカメラを用いてV等級で測光を行いました。比較星には TYC2-5225.1094.1(9.04V)を用いました。6夜の測光観測で427個の測光から6個の極小時刻を得ました。
以下に極小時刻とO−Cを示します。O−Cの算出にはKurochkinの要素を用いました。
date n obs. HJD C Cycle O-C error 2002/10/02 81 Njh 2452550.0353 2452549.9166 22347.0 0.1187 0.0003 2002/10/03 22 Njh 2452551.0153 2452550.8988 22350.0 0.1165 0.0007 2002/10/04 65 Njh 2452552.0047 2452551.8810 22353.0 0.1237 0.0007 2002/10/05 63 Njh 2452552.9845 2452552.8633 22356.0 0.1213 0.0002 2002/10/09 65 Njh 2452557.0772 2452556.9559 22368.5 0.1213 0.0003 2002/10/10 131 Njh 2452558.0594 2452557.9381 22371.5 0.1213 0.0003
以下は観測日毎の光度曲線です。






6回の測光観測から周期を計算するとP≒0.327が求まり、Kurochkinの求めたものと近い値が得られました。また、光度曲線から、極大光度=12.12V、極小光度=12.98V、主極小と副極小の光度差が0.17Vである事もわかりました。下の光度曲線はKurochkinの要素をもとに作成したものです。

現状ではO−C値が大きく、Kurochkinの要素を用いても予報が出来なくなっています。
周期変化の様子を知るために、Kurochkinの要素をもとに極小時刻のO−Cグラフを作成しました。

グラフから周期変化は放物線となっている事がわかりました。周期回数−10000付近がボトムです。周期回数0付近からは直線的な変化となっています。この直線的な部分を使って新たな要素を求めました。
この新極小推算式を使って2003年1月の予報を行いました。観測が可能な方は観測してみて下さい。
GK Aqr 2003年1月の予報 主/副 日 時刻 高度 副 1 18.5 38 副 2 18.0 42 主 6 20.2 14 主 7 19.8 18 主 8 19.4 22 主 9 19.0 27 主 10 18.5 31 主 11 18.1 35 副 17 19.5 14 副 18 19.1 19 副 19 18.6 23 副 20 18.2 27 主 27 19.2 10 主 28 18.7 15 主 29 18.3 19 Reference 1) Kurochkin ,1986, VS 22, No3, 327 2) IBVS4888 3) IBVS5263 4) BBSAG Bull.81 5) GCVS Vol.4
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