私はST-5(SBIG社の冷却CCD)を使う際にはCCDSoftを使っています。ST-5の使用目的はAutoGuideです。撮像で使う事は少ないのですがCCDOPSを使います。古いDos版を使っています。Windows版も用意しておこうと思いSBIGのサイトからFreeのCCDOPSをダウンロードして動かしてみました。

ダウンロードしたプログラムは CCDOPS Version 5.41 Build 6-NT でした。このバージョンはST-4以外の全てのSBIG製品に対応しているとの事です。ST-5はディスコン機種なので、現在でもサポートされているかが心配でもあり、今回の動作確認を行ったのが本当の目的です。
CCDOPSを起動したらCCDを接続ための設定をします。これは、一度だけ行います。メニューのMiscからGraphisc/Comm Steupを選びます。ST-5とPCはシリアルで接続しますので Serial を選択します。

OK ボタンを押して設定は終了です。
次は、ST-5とPCを接続します。シリアルケーブルで接続し、ST-5の電源をONします。ここからは、ST-5を使う度に行う操作です。

メニューからCameraのSetupを選びます。

Temperature Regulation → Active にして冷却します Setpoint → ここでは -10℃ を入力しました.CCD Chipを-10℃に冷やします Reuse dark frames → No でダークフレーム減算を行わないで撮像になります Antiblooming rate → ST-5はABGがあります.測光には不向きなのでLowにします
そして、OK ボタンを押すとST-5とPCの接続(CCDOPSではLinkと言っています)が開始され、Linkされると-10℃になるように冷却が開始されます。

Chipの温度はCCDOPSのウインドウの右下にステータスが出ていますので、これで確認します。上の画面では-9.98℃になっています。(58%)はレギュレーション能力です。100%以上にはなりませんので、たとえ設定温度に冷えたとしても、レギュレーションが90%では冷却能力に余裕が無いため、周囲温度の影響を受けて設定温度を保てなくなる場合があります。80%以下で使うのが良いです。出来れば70%以下をお勧めします。

さて、いよいよ撮影です。上のように、メニューからGrabを選びます。Grabウインドウが現れます。

Exposure Time が露出時間です。単位は秒です。ここに数値を入力します。 ここでは1秒にしました。

Dark frameをAlsoにすると撮影時に、毎回、ダークフレーム(真っ暗な画像)を取得する動作になります。ST-5にはシャッターが無いので、その度に、望遠鏡のフタを閉めてダークフレームを撮影する事になります。仮にシャッターのあるST-7の場合でも撮影時間が2倍になってしまいますので、Dark frame は None がよいでしょう。
あらかじめダークフレームは日中に室内で撮影しておくと良いです。この場合、Chip温度と露出時間を変えて沢山のダークフレームをファイルで保存しておきます。(注)ファイル形式はCCDOPSで読み込める書式で保存する
撮影が終わると自動的にST-5から画像がPCに転送されます。PCは画像受信が終了すると自動的に撮影された画像を表示します。
下はPC画面に現れた画像です。

今回の撮影はST-5にキャップを被せて真っ暗な状態を撮影しました(要は、これが-10℃/1秒露出のダークフレームになります)。白い点々が沢山見えます。これが熱雑音です。ダークフレーム減算を行うと全て除去出来ます。
今回は、これで終わりにします。
よって、終了方法になります。メニューのCameraからShutdownを選びます。これで終了です。

CCDOPSウインドウの右下のステータスが下のように変わります。

あとは、普通にプログラムを終了して下さい。
せっかくですから、次回以降の記事も計画します。
こんな感じで予定してみます。
| ホームへ戻ります |