経緯台の望遠鏡を使ってAutoStar Envisage(Ver 4.0)で連続撮影した画像をFistPhotoで連続測光するには、撮影後に幾つかの作業が必要になります。私はETX-80ATとDSI Proで食変光星を観測します。このシステムで観測した際に行わなければならない処理の手順をまとめました。
問題点
1.FITSヘッダーの時刻が撮影開始時刻では無い
2.ファイル名でソートすると撮影順にならない
3.経緯台では画像が回転してしまう
4.FITSにUTで記録される
まず、Envisageで連続撮影する時はAutoStar EnvisageのSave Proc...からFile TypeをFits3Pにして下さい
それでは保存されたファイル名に注目して下さい。

VISTAで見たフォルダーの内容です。
次にFitsPhotoで見てみます。

このように順番が違っています。このままFitsPhotoで測光しても構わないのですが、経緯台で撮影すると画像が回転しているので、撮影順に処理しないと比較星・変光星の位置を再設定する回数が多くなり測光にかかる時間が非常に長くなってしまいます。
そこで、撮影時刻順に連番のファイル名にリネームします。リネームはお〜瑠璃ね〜むを使います。

まず、更新日時をクリックします。これで更新日時順でソートされます。ファイル名は連番にしたいので000から始まる連番にします。拡張子は変えたくないので「新しい名前+元拡張子」にします。そして実行します。これで、001.fts,002.fit,....となります。
次に最も重要な作業、FITSヘッダーの時刻を撮影開始時刻にします。これにはFits Hederの時刻を減算するソフトを使います。

露出時間が30秒の場合はファイル書き込み時間(2秒)を含めた32秒を減算します。
これらが終わってからFitsPhotoで測光するのですが、VSOLJ(日本変光星観測者連盟)へはJSTで観測報告しなければなりません。EnvisageはUTで時刻を記録します。

FitsPhotoを起動したらタイムゾーンを+9にして下さい。
まだ、不満があります。Envisageはビニング撮影が出来ないのです。そのため、アパチャーのサイズが大きくなり測光に時間がかかっています。これもいずれは解決したいです。
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