YY Eriの観測

(97年のVSOLJ総会で発表したものです)

はじめに

88年から1996年にかけてYYEriを観測しました。期間内でのO−Cは増加しつづけていました。私の観測にVSOLJの観測とAAVSOのデータを追加してO−Cを考察した。O−Cは3×10^-6(3×10の−6乗の事)day/Cycleで増加している事がわかった。次に1995年12月のCCD測光から北村法解析を行った。 i=82° ra=0.30 rb=0.46 を得た。この連星モデルから光度シミュレーションを行い観測値と比較した。その結果、連星モデルは、 軌道傾斜角82°、質量比0.417、接触度4%r(side) r1=0.460 r2=0.300 を得ました。

星図

YYEriはEri座39番星のすぐ近くにある8等の食連星です。

TYPEはEW型、変光範囲は8.1−8.8、周期は0.32日です。

観測に使用した比較星は、

1. 写真観測では、AAVSOシーケンス

2. 光電観測では、SAO149503

3. CCD観測では、SAO149455

です。全てV等級で観測しました。

光度曲線

横軸は位相(0〜1)にしました。

計算にはGCVS4の要素を使用しました。

min1=2441581.624+0.32149415×Cycle

1992年11月21日の主極小と1996年2月24日の主極小を比較すると

3年程度で(位相で)0.05以上のズレがある事がわかった。

O−C

VSOLJメンバー(清田氏、牧口氏、前原氏)の観測とAAVSOのO−Cを追加してグラフにしました。

O−Cは直線でした。

傾きは3×10^-6day/cycleでした。

元期は−0.0155dayのズレでした。

北村法解析

1995年12月19日と1995年12月23日のCCD測光から平均光度曲線を作成した。スキャッタが多く、移動平均を求めた。主極小がPhase=0の所に無かったので、グラフ全体を位相で−0.165ずらしました。これを、解析用の光度曲線とし、北村法解析から、i=82°、ra=0.30、rb=0.46を得ました。

光度シミュレーション

北村法で得た結果と一致するモデルを考察しました。

inclination= 82°

mass ratio = 0.417

fillout = 4%

r(side) r1=0.460 r2=0.300

r(pole) r1=0.431 r2=0.288

r(back) r1=0.488 r2=0.334

r(point) r1=0.587 r2=0.410

温度はC.Maceroni,O.Vilhu,F.van't Veer,W.Van Hammeらの論文より引用し、T1=5590K,T2=5389Kにしました。このモデルで光度シミュレーションを行いました。その結果と観測値を比較しました。良く一致していました。


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