OOAqlは約1等の変光をする9等台の食変光星です。食は部分食です。2つの極大光度には僅かなO'Connell効果があります。最初の(2色の)光電測光は1968年にBinnendijkが行っています。主星のスペクトルはG5Vで1956年にRomanが観測しています。伴星はK0Vで1975年にHill et al.によって得られています。
さて、周期変化ですが1963年頃に大きな変化を起こしています(図−1)。

その後のO−Cは+0.01位で、変化は無い様に見えます。最近の日変研の観測でも+0.01となっています。ところが、良く見ると1963年以降のO−CはSin波の様な変化が見られます。この様なO−Cの周期的変化は近星点移動や光路差効果等が考えられます。OOAqlでは第3体の有無に関して幾つかの考察がされています。食連星はA星B星による近接連星が食を起こすのですが、光路差効果は、他にC星(第3体)が有って、AB星が、その共通重心を回る事でO−Cが変化するのです。逆に、O−Cをフーリエ変換する事によって第3体の(軌道などの)要素を知る手法があります。OOAqlでは、1963年に周期が大きく変化しています。この周期変化を取り除いて、O−CのSin波成分だけを注目して第3体を抽出する検討が行われました。結果は「うまくフィットする(第3体軌道の)ケースが無かった」と「もっと観測しないとハッキリしない」の意見があり、今一つ、ピンと来ません。これは、古い観測が、数が少なく疎らな為に解析を困難にしているように思えます。今後も(第5回変光星祭りの期間に限らず)注目して観測される事が望まれます。
もし、OOAqlに第3体があれば、以下の様なものだそうです。

Reference
Light curves and period changes of OO Aquilae
O.Demircan and B.Gurol
Astron.Astrophys.Suppl.Ser.115,333-338(1996)
On the invisible components of some eclipsing binaries
T.Borkovits and T.Hegedus
Astron.Astrophys.Suppl.Ser.120,63-75(1996)
| ホームへ戻ります |