活発な彩層活動の XY UMa

(2003/1/25)

2003年3月8日に神奈川県秦野市青少年くずは野外センターにて「変光星を楽しむ会」が開催されます。観測対象星はおおぐま座XY星(XY UMa)です。XY Umaは1955年に発見されました。EB型の食変光星です。その後の観測でRS CVn-typeの食連星で非常に活動的な大気をしている事がわかりました。そのため、多くの研究者によって、この系の殆ど全ての電磁波による観測がされています。RS CVn-type食変光星の特徴は下図のような光度曲線の歪です。

1993年の観測と1995年の観測(いずれもV等級)を比較すると、大きく異なった形をしている事がわかると思います。また、この系では、このような変化が数日でも発生していることも観測されています。

この現象は恒星表面の黒点活動によって発生しています。

下の図はXY UMaの連星モデルです。

この系ではホットスターの方が大きくG型の恒星となっています。クールスターはK型の恒星です。ロッシュローブを満たそうとしている星の方が重い連星系は、とても珍しいものとされています。どちらも晩期型の主系列星です。このような晩期型の近接連星では大規模黒点群の存在が考えられる場合があります。下図はホットスター表面の黒点群の様子です。

上から92年10月、95年5月、95年11月の解析結果です。黒点の位置や大きさ形、そして濃さが変化している事がわかります。

2003年1月から3月にかけての極小予報を以下に示します。(主極小です)

予報には2003年版のクラコウ星表を使いました。この予報が確かなものか?観測を行って確かめてみる事は面白いと思います。また、光度曲線の歪が観測されれば更に興味深い事と思います。

2003年版クラコウ星表による要素

元期 2451999.5313
周期 0.47899497
変光範囲 10.2−11.4

極小時刻 = 2451999.5313 + 0.47899497 × 周期回数

星図


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