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- 明治以前の上位者は、コミニュケーションのたびに、神の地位にまつりあげられることになって、寛容にならざるをえず、下位者の言うことを聞き入れたために、上下の理性的な交流が可能になりました。
- 敬語がなければ、この固定された身分・階級の上下の人々は、互いに意志疎通することができません。敬語を使って交流したからこそ、日本人は互いのことをよく知り合い、平和な歴史を歩むことができたのです。
- 上下の人間関係において、下から上に使う敬語を「階級遵守語」といいます。この用法は日本独特で外国には見られません。
- 日本人が現在でも、自分の要求を通そうとするとき本能的に下になろうとするのは、敬語を使う下位者になって相手を上位者にまつりあげてしまうと、相手はその願いを聞き入れざるを得ない心理になることを、歴史的に知っているからにほかなりません。
- 日本人は目の前で頭を下げている相手を糾弾することはできないともいえますね。
- 逆に言うと、日本社会において、頭を下げるのが嫌いな人は、多くの要求を受け入れざるを得ないと覚悟したほうがいいかもしれません。
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