タンザニアの部屋 3


2001年9月、東アフリカタンザニアに行った。

  


セレンゲティ・ワイルドライフ・ロッジには3日間。まったく移動はなしに、毎日が同じスケジュールでサファリだけを繰り返す。
今までこんな海外旅行はしたことがない。

早朝、まだ暗いうちにランクルに乗って早朝サファリへ。実は動物は朝のほうが動きがあってよく観察できる。家路を急ぐカバに出会えるのも日の出前だからだ。
ここではもうキリンやシマウマ、ヌー、ガゼール、サル、イボイノシシ、ハイエナetcなんぞ珍しくもなんともない。
われわれはもうただ動物が草を食べているだけでは満足しなくなっていた。だいたいサルなどは部屋の窓辺に遊んでいるし、ハイラックスは屋根の上を走り回る。窓の下にはシマウマやガゼールがいつでも草を食べているのだから。
しかし目の恐ろしくいいガイドは、そんなわれわれのわがままな要求にも応えてくれる。

セレンゲティの大草原もただ当てもなく走り回っている訳ではなく、ガイドはちゃんと鋭い嗅覚を持ってハンドルを回しているのだ。

と、やがてライオンやチータがシマウマを倒してまさに血だらけになりながら食いちぎっている所にお目に掛かれる。実際にライオンの一家が狩をしているところにも遭遇した。 主導権を持つのはもっぱら母親ライオンで、子供たちが一丁前にこれに協力をする。身体をかがめ、息をひそめて獲物を追いつめていくところはこちらも息詰まる緊張の時だ。

あるいはまたここではライオンが『子孫を増やしている』ところまでも見ることができるんだぞ。(σ_σ)

翌朝は、僕のたっての希望を入れてもらってセレンゲティ国立公園事務所スタッフハウスを訪ねてもらった。事前に地図で調べたら歩いていけそうに近そうだったのだが、なんといってもここはアフリカ。実際にはクルマで30分以上も掛かる所だった。
それは、動物写真家で知られる岩合光昭さんがここで撮影のため家族で暮らした通称『アカシヤのお家』。彼の奥さんの本を読んで、絶対に行きたかった所なのだ。

やっと探し当てたその家は、今もやはり動物研究家の学者さんが住んでいた。ドアに貼られた『IWAGO'S HOUSE』のシールを見つけて僕が大感激したことは言うまでもない。

最終日には、ガイドがとうとうを見つけてくれた。噂通り、アカシヤの樹の上で寝そべっている。またアルーシャへの移動中には、はるか大平原の丘の上に、チータが辺りを貫禄十分に睥睨しているのも窺えた。

さて、道はアリューシャに近づくと突然見事な舗装路となる。それも路面の具合やガードレールなどが慣れ親しんだ感じがするもの。
後で知ったが、やはり日本のゼネコンによるもので、これも噂のS木宗男氏が絡んだ日本のODAだったそうな。



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