05/06/30 すみません
 mixiの方で、mutampoさんからmusical batonが回ってきた。言うまでもありませんが、niji wo mitaはブログではありません。それがおっかしいので、喜々として答えています。ホントはねー、マンガのbatonとかあったらもっと愛情たっぷりに回答できたと思います。

 なんのこっちゃようワカランという人のために、はてなダイアリー - Musical Batonとは

▼Total volume of music files on my computer (コンピュータに入ってる音楽の容量は?)
1.32G

▼Song playing right now (今聞いている音楽は?)
なんも聞いてないです。

▼The last CD I bought (最後に買ったCDは?)
レイ・ハラカミの新しいやつ。買わなきゃよかった。この数年はCDほとんど買わない。

▼Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me (よく聞く、もしくは思い入れのある5曲)
get the funk out / extreme
ヌーノ・ベッテンコート率いる、今はなきバンド。pornographittiは愛すべき名盤だったが、誰かに貸したら戻ってこない。誰に貸したかも忘れてしまった。メタルっ子だった大学前半期からファンクに展開していく橋渡し的存在。

radio magic / earthshaker
学生時代によくカラオケで歌った。というか音楽体験は比較的乏しい方だったし、わずかな体験も偏ったものだったので、これくらいしか歌えなかった。

roots of summer / boat
大学院の一番腐っている時期によく聞いた。

コンピューターおばあちゃん
「みんなの歌」から。なぜか聞くたびに涙が出そうになるんだ。僕のおばあちゃんは明治生まれのコンピューター、つまり人間扱いされていないんだ。

妹が5歳ぐらいの時にいい加減に作った曲
ピアノの鍵盤をたたけば誰にでも曲が作れることを証明した曲。全15秒くらいの、やたらに短調づいている曲でした。今聞けばオリエンタリズムただよう印象はあるけれど、というか曲なのかこれ。強烈なことは強烈で、兄妹ともにいまでも演奏できます。

▼Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す5人)
 ほとんどというか全く面識ないのにぶしつけですみません、という方ばかり。音楽体験というプライベートなことを恥も臆面もなくお尋ねします。気が向いたらやってみて下さい。知ってる人の音楽体験なんて直接聞けばいいじゃんと思うので。知ってる人もいますが、なかなかこういうの尋ねる機会がなかったりするしな。どうぞよろしくお願いいたします。
  1. 当サイトはブログじゃないんで、バトンを渡そうとしていることが伝わらないかも知れません。その場合はそこまでということで。
  2. また僕が一方的に読んでいる方たちも含まれているので、そもそもこれが読まれていない高い可能性もありますが。その場合もそこまでということで。
  3. 気乗りしない場合は気兼ねなくスルーしちゃって下さい。その場合もおんなじ。そして今後ともniji wo mitaをどうぞよろしくお願いします。というかそもそもが初めまして、かも知れませんね。アハハー。

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デジカメ散歩, humsumさん
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05/06/29 ある種の燃え尽き
 定期的に仕事をしていける体ではないかも知れん。

 最近読んだ本とかマンガとか。
  1. 高田里惠子『グロテスクな教養』ちくま新書…途中、東大内輪話みたいなのは萎えた。教養エリート君が「俺はただの秀才じゃないもんねー」とかっこつける話とか、教養づいてももてない話とか。
  2. カレル・チャペク『山椒魚戦争』岩波文庫…植民地主義のパロディ。
  3. 望月嶺太郎『ずっと先の話』講談社…この人の絵は本当にヤンマガ的だ。へたウマという点で。

 高田里惠子がらみで聞いた話なんだけど、主婦を中心に講座中毒者が増えているらしい。昔からいたのかどうかは知らない。上野千鶴子とか宮台真司とか小熊英二とかの駒場まわりの人たちは、暇をもてあました専業主婦に大受けとかいう。しかも一発物の講座ね。もっと実になるような12回講座とかは全然だめであって、同僚の言葉を借りれば「ちょっと髪型を変えて生活に刺激を与えるように」講座に行くんだって。ほんでそういうヤカラは日々「上野千鶴子はー」「小熊英二によればー」とのたまうのでうざいことこの上ないとかいうんだけど、マジですかいな。自治体もそういう主婦受けする人たちを呼べば、いかにも市民と知的文化を共有してますよというスタイルになるので、力を入れているとかなんとか。中毒がすすむと「あーそろそろ講座が切れてきた」とか言うらしい!まさに形式知!なかみどうでもいい!僕の推測では、市民運動がやたらに盛んな神奈川、なかんづく横浜とか川崎ですよ例によって。データのnは非常に少ないが。杉並区のママ友ではまだそんな人に会ったことない。
05/06/24 バーバーハーバー
 そういえばモーニングでバーバーハーバーが連載終了した。これでモーニングを購読するモチベーションが激下がりしたので、木曜日はヤンジャンにシフトか。ヤンジャンはね、ヤンマガと同じくらいくだらないんだけど、くだらなさの方向が違う。ヤンジャンはやっぱりジャンプなので、基本的には勝ち抜いたり上り詰めたり解決したりするのが好きな登場人物ばかりだ。ヤンマガはどうかというと、ヤンマガにもそういうマンガはあるんだけど、まあまったりやろうぜみたいなのんがまだある。だからヤンマガが好きだ。でもね、ヤンジャンはエビルハートという合気道マンガがおもしろい。主人公が合気道に目覚めるまでのプロローグに20話くらい使ってんじゃないかと思う。それがきちんと書けてて、みごとに本編に引き込まれた。プロローグにこんだけ時間割いてたんだーとあとで気づいた。少年ジャンプなら打ち切り、という時間感覚だ。少年ジャンプって事件とかバトルの感覚が短いよね。子供はストーリーをがまんできないからか。
05/06/23 こえー
 このニュース、塾講師が結核気づかず授業、生徒ら52人感染 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)。1992年以降、国内で史上3番目の規模らしい。塾講師が結核に感染していたことに気づかず、生徒に結核菌ばらまいた、と。

 背筋がぞっとしたよ。てのは、実は僕もこの4月くらいに結核疑惑があって、結局シロだったんだけど戦々恐々とした覚えがある。東京都内はいま結核が隠れ流行しているらしく、杉並区も例外ではなかった。結核の疑いは、(1)咳が全然止まらない(2)微熱が2週間くらいずっと続く、だそうだ。症状だけから医者が可能性あるよ、ともらしたのでそれからの僕は、職場に何と言えばいいだろうとか、子供の保育園はどうしようだとか、とにかく気になってネットも調べまくった。そしたら感染者の日記などが見つかったりして、そのリアルさにマジふるえたよ。職場が全員検査は当たり前で、保健所が感染ルートを探るべく人間関係や行動を調査。これ、僕みたいな非常勤契約講師はぜってぇークビですと思った。法的根拠なしだが。社会的にはどうなるだろうか?ハンセン病のことを思った。

 そんなんでメモ覚え書き。(財)結核予防会結核研究所結核の常識2004。みんな、感染には気をつけようねー、といいつつもつけようがねーよ、という。僕はニュース中の、30代男性に心底同情します。
05/06/22 マッチ売り
 電車の中で化粧をする女がどうのという議論があるが、なんでそれだけが問題になるのかが僕にはよくわからない。他者の視線に無関心だとか、公共性に対する無理解とか、そんなのたくさんあるじゃん。オッサンがスポーツ新聞の風俗ページを開いていることとか、そもそも電車の中吊り広告が女のハダカ(水着もハダカです)だらけはいいの?と思う。

 や、「もっと悪いことがあるからこっちの悪いことを言うのはおかしい」とか言ってるんじゃなくて。疑問の一つは電車内における女性の化粧を問題化するのは、僕の周辺に限ればいつも女性だ。僕は全然気になんない。気になる男もたくさんいるだろうが。ていうか車内で化粧する女性が増えてきたことは、男性の公共性への無自覚さに対するある種の異議申し立てかも知れないと思ったら面白かった。これは戦いののろしなんですよ。あははー。

 それはそれとして、男が「電車の中で化粧する女」にケチをつけるのは、悪い意味で理解できるが、女がそれを言うのは男の言説をあまりに無自覚に背負ってない?と思う。電車の中で化粧をする女にケチをつけるのは多くはオバサンで、「あなた恥ずかしくないの」式のケチだ。それは「女はこうすべき」という男の言説の延長にあるんじゃないの?違う?それとも男のテキとして連帯を感じたい仲間の女だからこそ、テキに弱みを見せたくない?あるいは男がそれを指摘することはセクシュアルハラスメント的なものに接続する恐怖があってあんまり目にしないだけ?ホントは男もそれを問題化したくてしょうがない?ぼかぁーいじわるですかね?

 ま、こういうのは男とか女とかいうのはナンセンスだな。そいつかこいつがあるだけか。

 ところで男が女のハダカを電車の中でみせびらかすのは、公共性に対する無理解ではなくて、無自覚だと思う。たぶんオッサンは電車の中にいるのはみんな男だという無意識の自覚があるのだ。そして男だったら飲む・打つ・買うみたいな、あるいはエロいネタみたいなものは、みんなもちろん好きだよね?みたいな感覚で、女のハダカを電車の中で見せびらかすことを特に問題だとは思わないのだ。まーさーに電車の中は働く男性のための男性による空間なのだ。じゃないの?どうなのオッサン。いや、僕もオッサンだけどよー。

 で例によって結論はないんだけど、こないだ授業で学生に指摘されたことがあった。略語の授業で「ゼネラル+ストライキ→ゼネスト」「マザー+コンプレックス→マザコン」という流れで「パンティ+ストッキング→パンスト」という語例を挙げたのね。実はネタ本のしているあるテキストの一つにこの語例が挙がっていて、うっかりそのまま使ってしまったわけ。ほしたら「そういう例を授業で用いるのは不愉快です」って指摘された。まあパンストってほとんど死語らしいけどね。女性同僚にそれは女のことを知らん男が挙げた語例でしょ、いまどきスーパーにもパンスト売り場はねえよというのだが確かにネタは男の研究者だった。

 授業中はそれなりに配慮しているつもりだったけど、そうかパンストは不愉快かと、それは謝罪した。指摘したのは女子学生。彼女なりの公共性に対する感覚自体は動かしようもないので、それは僕が謝ればいいのだ。語例なんていくらでもある。「ハンガー+ストライキ→ハンスト」でもよかったんだ。余計なじみがないか。電車の化粧もどうでもいいっちゃいいんだけど、僕はとなりの人の化粧液のにおいが我慢できなければきっと一言いうだろうね。個人が嫌だと言えば嫌なんだ。公共性って何ですか。そいつが俺のやり方ー。じゃあ誰かがサベツだからその言葉をやめろといったらやめるんですか。やめますよ。そいつが俺のやりかたー。じゃあガイドラインにそう記されていたらやめるんですか。それはやめません。誰のための公共性だよ。そいつが俺のやり方です。ギンギラギンです。

* * * * *

 本日、職場で電車内化粧の話をしていたら、いや電車内化粧は実際迷惑なんですってという話。ラメとか粉とかが飛ぶんだって。こりゃ知らなかった。(6/23)
05/06/13 niji wo mita
 某所で偶然知ったのだけど、メロキュアというひとたちの「虹を見た」という曲があるらしい。こんなタイトルかぶんないと思ってたよ。

 当サイト名のniji wo mitaの由来は、あとづけ的にグリースン『記述言語学』の、虹の色彩名は国や文化によって異なる云々を引き合いに出して、いかにも言語学をネタにしてますといったポーズを取ってますが、ホントは全然違う。

 8年くらいまえに一緒にバイトしてた女の先輩と、脈絡のない会話を楽しんでたのね。なんかわかんないけど、そのときはそれが楽しくて。「おなかが減ったね」「タケノコの寿命を知っているか」「ワルキューレ」「水中では息ができない」とか。いまもちょっと覚えてるよ。その流れで先輩が「虹を見た」って口走ったのが、あまりにワケ分かんなくて爆笑して、それからしばらくその先輩と「虹を見た」が決めゼリフみたいになった。サイト名決める時、意味の定まっていない言葉がいいなあと思っていたので、それにした。「虹を見た」って、文としては意味があるけど、発話意図が全然見えないじゃんすか。それがよかったんだ。

 いつか書こうと思っていたことなので、いい機会になった。メロキュア、というかきっかけくれた、なの人にありがとう、だ。そして万一メロキュアという人目当て検索で来てしまった人は、ごめんな。ここではアニメはエロティカセブンしか扱わねーんだ。今朝は見逃したのでちょっと荒れたんだ。
05/06/11 マクー!
 友人のshimizu氏が台所を貸してくれというので、貸している。料理を作ってどっかのパーティーに持って行くんだって。そのうちのいくぶんかは僕の夕食として食わせてくれるという。こんなことは初めてなので、この異空間ぶりはむしろマクー空間です。青天の霹靂とでも。盲亀の浮木つったっていいな。どんな仲間内でも常に僕が料理担当だったので、考えてみたら友人の手料理を食べさせてもらった覚えが誰に限らずほとんどない。ちょうど一人留守番をしていたところだったので、夕食は手抜きしようと思っていたところだった。動機は何にせよ、誰かに食事を作ってもらうというのはうれしいもんだ。

 僕は研究の下作業をしながら待つだけなのだが、とりあえずビールの缶を冷蔵庫に突っ込んどいた。

*****

 できあがりは、料理3年ぶりにしては、おいしかった!トマトソースの、鶏肉・パプリカ煮込み。玄米ご飯にぶっかけて食べた。サイドメニューはポテトサラダ、これは僕が作った。shimizuは100点の自己採点で、そのくせ途中まで食べて、飽きたと言って残した。それからベランダでビールを飲みながらタバコを吸った。僕は冷蔵庫からつまみを出してビールをもう少し飲み、夜風にあたって久しぶりに話をした。このテキストはヤツの目を盗んでこっそりアップしたものだ。shimizuが料理だなんてネタにしないわけねえだろうが。
05/06/09 木多康昭新連載
 こっちはまあどってことないんですけどー。これがヤンマガというのは、古屋実と交代ってことですか。どちらにしろスピリッツではあり得ぬ連載に違いはない。あ、でも木多康昭はスピリッツでやってくれたら破壊力が際だつので面白いなあ。

【どうでもいい情報】
 カンニングというお笑いの人がテレビの前でウンコをするというギリギリの芸を披露しているのを見た時、このヤラセ感ただよう緊張感はあれだ、木多康昭ですよと思ったniji wo mitaだった。
05/06/08 たけし最終章
 島袋光年「世紀末リーダー伝たけし!」の完結編がいよいよスーパージャンプで

 デラックス版がいよいよ未完部分に追いついたので、この先は連載でということなのだろう。6/22発売の14号からでっす。バーバリアンの話、忘れたよ。ギャグマンガにしてはずいぶんリアルな展開だったのは覚えているのだけど、スーパージャンプであのテンションを保てるか。週刊少年ジャンプでの連載だったから面白かった、という以上の終わりを見せて欲しいなあ。

 デラックス版単行本で買おうと思っていたけど、これは楽しみ。スーパージャンプは最近お休みしてたんだけどなあ。何の気なしに久しぶりに読んでみればこの次号予告だよ。わー。
05/06/06 シガテラ
 古屋実『シガテラ』の連載が終わった。最終話まで読んでみて、名作の予感だ。最終話で高校〜浪人時代からサラリーマンまで一気に未来へ跳んだ。そして未来から過去を眺めるほろ苦いまなざしが、この最終回の形は良くあるパターンではあるけれども、お見事!という感じだ。日常を侵食するものへの不安や、将来への漠然とした不幸感(これがタイトルの由来シガテラ毒というわけだ)を、サラッと飲み込んで見せた。かつて夢見ていた幸せではない、小さな幸せをつかんで、しかし主人公は有象無象の不安に負けない何かになって、凡庸な感じで終わる。僕はこういう凡庸な感じで終わるハッピーエンド(ハッピーエンドと思えない人だっているだろうに)が、何より生きる力としてしっくり感じられる。無責任な大きな物語ではない幸せをきちんと描いたということが、どんなに素敵なことか。『ピンポン』のスマイルの顛末が好きだ、という友人の言葉を思い出した。いまの僕は、あの言葉に強く賛同する。

 この作品がヤンマガで生まれたことは必然であって、たとえばスピリッツでは絶対に生まれない。スピリッツの価値はある種のギョーカイ臭さの中でしか認められないものであって、したがって勝ち組であるとか負け組であるとかいう理念的枠組みが、掲載作品のそこここにかいま見える。経済マンガや官僚マンガが生存できていること自体がそうなんだ。内田さんがフリーター、ニートの雑誌とか言っているのは、これと裏表なのであって、そこがこの雑誌のいやらしさだと思う。スピリッツで描かれる負け組は、勝ち組にアイロニーを投げかける役割を与えられているし(3名様)、アフロ田中などはそうした社会に常に疑問を投げかけながらもそういう枠組みに絡み取られようとしている。まともなのは朔ユキ蔵くらいだ。先週の話はわりと度肝を抜かれた。で、ゆえに僕はスピリッツを読みはするが雑誌としてはキライなのだ。

 ヤンマガの話だったが逸れた。ヤンマガは最初からそういう枠組みを相手にしていない。購買層が社会的にどういう状況に置かれている人かということを、読み手に気づかせない。ヤンマガで書かれているのは、常にセックスとヤンキーとギャンブルと格闘と戦闘と車だ。出てくるのは地域的な存在である鄰の誰かか、学校の誰かだ。そしてただ目先の、コンテクスト依存の、生きられる状況を生きるだけだ。あるのは身体感覚なので、身体感覚になじまないものは相手にしない。楽しいと思ったことを衒いなくする。だからウソがないのだ。スピリッツで、もしもシガテラが描かれたとしたら、というかそんなifはありえないのだが、主人公はただ訳も分からずに苦しんだり喜んだりすることはなく、きちんとそれを大きな物語的に乗り越え、挫折し、結果的に死んでしまうかビッグな何かを成し遂げなくてはならないはずだ。

 ま、いいや。いや、よくないんだけど、こういう作品がいいと思える僕がいまの僕だと、そんな話だよ。