マイホーム建築中や、実際に住み始めてからの感想その他を、「こぼればなし」として 書いてみたいと思います。
〜1、建物を選ぶ基準〜

 世の中に出ている「ハウジング」雑誌や、お宅訪問番組などでは、一番の目玉は主婦に食いついてもらうためのキッチンであり、内装であり、設備です。
 どうしてかなぁ。
 それはね、ここ部分が、一番に女性陣の目を引くからだし、心のうちにある「あそこのうちより私の家が一番」という競争心みたいなものをかき立てるためなんじゃないか、と思っています。最近。
 雑誌やテレビだと、どうしても「映像」主体になりますから、放送するには、そして、目をひきつけて視聴率なり売り上げを稼ぐためには、どうしても必要な要素であると言えましょう。

 でもね。
 ちょっと考えればわかることなんですが、内装や設備って、そのうち壊れたり飽きたりしたら、比較的簡単に取替えができると思わない?
 この設備を基準にして、建物を選んでいる方が、とっても多いんですって。本当に。いいのかしら?
 数十年のローンを組んで買うのは、「家とそれに付随する設備」で、「設備に付随する家」じゃない、と思うのです。私は。
 家って、居住空間です。家庭での生活が営まれ、子供が育ち、歳をとっても住むものです。20年で使い捨てるものじゃありません。

 だから。
 私は、設備よりも、構造にこだわりました。保障期間じゃありませんので、念のため。 私は、今、36歳です。女性の平均年齢が80歳超だとして、あと45年以上ありますね。20年で建て替えてしまうとなると、今の家を使えるのは60歳前まで。ローンが終わったか終わらないかの時に、子供の大学進学で一番お金がかかるときに、これから先行き真っ暗な老後を迎えるときに、またしても多大なお金をかけて建て替えてなんかいられません。
 だから。
 50年は住める家を探しました。「住める」と言うのは、形が残っていればいいというものではありません。快適に暮らせる、ということです

 実は私、不動産&建築会社勤務です。(勤務先のHPもありますが、ここにはリンク貼りません。上尾市周辺で売買物件をお探しの方や、建物をご検討中の方は、私までメールいただければ対応します)。

 勤務先にも、高耐震、高気密高断熱が売りのスーパーウオール住宅があります。が、皆さん、どうしても「設備にお金かけたいから、安い建物にします」と仰います。とても残念な気がします。だって、そう言われてしまったら、営業担当者も「ちょっと値が張るけど、確かな建物がありますよ」とは言いにくいじゃないですか。だから、「こっちの建物はお安い上に設備もばっちりです」とトークするしかなくなるのですね。どうにかならないのかしら?
 本当は、ちょっと値が張るけど確かな建物が、長い目で見れば一番ローコストなのになぁ、と思います。