| 施工するにあたって | (有)西田畳店 |
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イグサを刈り取ると同じ田んぼでも一本一本の長さがまちまちに収穫されます。これを長さ別に選別 したのが左の写真です。写真からも見て取れると思いますが、茎の真ん中が鮮やかな緑色をしています。 一方、先端と根元のほうは色が茶褐色で真ん中ほど鮮やかではないのがわかります。この色の違いが畳に加工 したときに畳表のきれいさになって現れてくるのです。畳の大きさが同じであれば短い茎を使った畳表 では変色した部分が多くなります。そして長い茎の畳表では変色した部分は切り落とされますので 鮮やかな緑色の部分だけが畳として使われます。つまり長い草のほうが短い草よりも高級な畳に なり、価格差に表れてくるのです。 | |
| 《イグサの等級による違い》 |
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●高級品 130p以上に成長したい草だけを選別して織り上げたものです。1枚あたり8000本以上のい草を 使い、重量は約2.6sあります。打ち込みが特に細かく織られ重量感があります。写真では影ができるくらい 溝が深く立体感が感じられます。「ひのみどり」も多くはこのように織られています。茶室や使用頻度 の高い茶の間などにお勧めしています。 |
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●上級品 120p以上に成長したい草を用いて織り上げた畳表です。一枚あたり5400本のい草を使い、 重量は1.8sあります。打ち込みは細かく織られ、色合いもきれいに仕上がっています。写真では 溝ができているのがはっきり確認できます。使用頻度は茶の間ほど多くはないがきれいにしておき たい場所にお勧めです。客間や座敷など普段はそれほど使わないお部屋にどうぞ |
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●普及品 110p以上に伸びたい草を使用した畳表です。一枚あたり4500本のい草を使い、重量は約1.5s あります。打ち込みはやや粗く、茎自体も短く細いため長期間の使用にはお勧めできません。 写真でも溝による立体的な影が見えにくくなっています。また、根白という茎の根元の白い部分 が畳の端に出てしまっています。賃貸住宅など使用期間が限定される場所ならば十分ご使用に なれます。 |
| 《中国産と国産の違い》 |
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| いぐさの茎を輪切りにして顕微鏡で見ると写真のように写ります。左側が中国産のイグサで右側が国産のイグサです。 イグサの茎の内部はハニカム構造になっており、フワフワのわたが詰まったように見えます。このフワフワのわたの部 分には水分などを吸着する性質があります。右のようなフワフワが充実したイグサを使うと吸放出性の優れた畳になり ます。また、フワフワが充実すると表皮も厚くなり磨耗に対しても強い畳表が仕上がり、畳の耐久性をUPさせてくれ ます。写真で比較すると明らかに国産のイグサのほうがハニカム構造が充実しています。原因としては中国産は日本産 より早く市場に出荷するためにハニカム構造が充実する前に収穫する「早刈り」をするからです。さらに、輸出する際 にカビ防止ため極度に乾燥処理することによりハニカム構造が破壊されるとも考えられています。 したがって、ハニカム構造が充実した国産のイグサを使った畳は室内の湿気を十分に吸い取ってくれたり、体から出る 汗も直接に吸い取ってくれるので肌に心地よく感じさせてくれます。また、イグサのフワフワは湿気だけでなく二酸化 窒素やシックハウスの原因物質を吸着する性質も確認されており、健康面でも優れた建材だといえます。 | |
| 《産地による畳表の特徴》 |
| ここではいぐさを産地ごとに分けて分類してみました。現在、国内では熊本県、福岡県、広島県 高知県、佐賀県、石川県などでイグサの栽培が行われています。全ての産地とはいきませんが主な 産地をご紹介して産地や品種が異なるとどのような特徴が見られるのかを表(ござ) 選びの参考になるよう解説いたします。 |
| ●熊本県(ひのみどり) |
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熊本県で開発された「ひのみどり」という新品種のいぐさで織った畳表です。 「ひのみどり」は変色茎の発生がほとんどなく、先枯れ・根白が短いのが特徴です。 最高級品は打ち込みが細かく一畳あたり8,500本のいぐさを使い2.8sの重量があります。 ご使用するにしたがって明るい飴色に褪色し、黒筋が少ないのも特徴です。名前の通り鮮やかな 緑色の新畳に仕上がります。 |
| ●福岡県 |
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熊本県についで生産量が多い福岡県産の畳表です。 九州という南国で育つイグサに由来する緑が鮮やかな畳に仕上がります。 高級品については熊本産よりも高値がつくこともあるとか・・・。 |
| ●石川県(小松) |
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石川県小松市で栽培されたい草で織り上げた畳表です。い草の産地としては 最も北に位置しています。熊本産のように茎が長く伸びませんが、茎が太く 畳表にすると丈夫なのが特徴です。生産量は全国で1%足らずですが、丈夫 で高級な畳表として全国に出荷されます。現在では生産農家が2軒のみとなり 地元の畳店としては複雑な思いで見守っております。 |
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