西武ドーム球場
第2期工事(屋根のリフトアップ)
1999年1月30,31日に、組み立てた屋根のリフトアップ作業が行われた。
これは31日の13:00〜15:00に一塁側の外周通路を一般に公開して見学会が行われた時の様子。
屋根の直径は223m。屋根自体の重さは 2000t で、吊り上げの設備等 100t の、合計 2100t になる。
ユネスコ村の "UFO" から見た様子。途中まで上げられた屋根が見える。
バックネット裏付近には垂れ幕式の目盛があり、持ち上げた高さがわかるようになっている。
この見学会の時点では約20mまで持ち上げられていた。
最終的には37.3m持ち上げ、既存のドーナツ状の屋根と一体化する。
【リフトアップ手順】
「尺取虫方式」で持ち上げる。
屋根の周囲50ヶ所につけられた100本のワイヤーをジャッキがつかみ、
ジャッキは上下に分かれ、伸び縮みするようにできている。
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ひとつのジャッキが2本のワイヤーをつかんでいる。
初めジャッキは縮んでいる状態で、上下に分かれたジャッキはくっついている。
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つぎにジャッキの上部がワイヤーを離しフリーになり、下部だけでワイヤーをつかむ状態になる。
ここでジャッキの上下が分かれて間が伸びる。
ワイヤーをつかんでいる下部はそのままの位置に留まるので、上部が上に登る。
上部には屋根がとりつけられているので、結果として屋根全体が持ちあがる。
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ジャッキが伸びきったところで、今度は上部がワイヤーをつかみ、下部はフリーになる。
ジャッキの上下が縮むと上部はそのまま、下部が上に登り、最初の状態に戻る。
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この1ストロークは約5分かかり、屋根が18cm持ち上がる。
【リフトアップ追加情報】
以下は見学者に配られたパンフレットや、作業説明係の人から聞いた情報。
()内は感想。
- 屋根が登りきったところで、穴にピンを通して既存の屋根と固定。(写真ではジャッキの上にその穴が見える)
両者のピンの穴がきっちりと合うわけではないので、
まずピンを通してから既存の屋根側の穴金具を溶接する。
- 既存の屋根との合わせ目の上に「目張り」をするので、雨漏りの心配はない。
- 屋根の膜の材質は東京ドームと同様のテフロン膜。
しかし現在は色の濃さが全然違いあまり光を通さない。
紫外線に当たるとだんだんとチリが抜け、色が薄くなり光が通るようになる。
(東京ドームと同様に、デーゲームで打球がみにくくなる懸念がある)
- 東京ドームと違い格子状の鉄骨が内側にあるが、単純な「模様」なので打球はそれほど見づらくなるわけではない。
(しかし鉄骨がちらちらすれば、やはり打球が見づらくなりそう)
これまでの 第2期工事、
および次回の 西武ドーム完成 もご覧ください。
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