
京ことばについて
だいじない=差し支えない=
「金曜までやったら、だいじおへん」
たんと=たくさん=
「たんと、食べよしなあ」
だんない=差し支えない=
「いやはらへんでも、
だんないさけに」
だんばしご=段梯子=
「だんばしご、
踏みはずさんようにしーや」
ちょちょこばる=しゃがみ込む=
「ちょっとだけ、
ちょちょこばってみいな」
ちょろこい=たやすい=
「そんなことは、
ちょろこいさけ大丈夫」
でぼちん=でこ。額=
「広いでぼちんやしー」
てんご=悪ふざけ。いたずら=
「そんなてんご、
言うたらあかへん」
でんぼ=腫れ物、瘤
=
「大きいでんぼができてるわ」
どくしょーな=残酷な。ひどい=
「どくしょーな事、
おいいやすなあ」
〜どす=〜です。=
「あそこが、北野はんどす」
どんつき=突き当たり=
「あのどんつき、右へお行き」
なおす=片づける=
「おもちゃは、
ちゃんとなおしといてや」
ながたん=包丁=
「このながたん、
よーきれるしー」
なんば=とうもろこし=
「なんばの毛ー、
きれーに取ってしまいや」
なんぼ?=いくら?=
「お勘定は、
なんぼになったんえ?」
にちりんさん=太陽の事=
「にちりんさんを毎朝拝みや」
にぬき=ゆで卵=
「実ぬき」は黄身が固いゆで方
のゆで卵
ぬくい=暖かい=
「床暖房したるさけ、ぬくいねん」
ねき=そば=
「はよ、ねきにおいない」
ねぶる=なめる=
「猫が手ー、ねぶってる」
のじ=口中で食べ物の持ちこたえ=
「おせんべえは飴さんよか、
のじがない」
のつこつ=もてあますさま=
「御飯がかとーて、
のつこつするわ」
はばかりさん=ご苦労サン、ありがとう=
「おーきに、
はばかりさんどしたなあ」
〜はる=尊敬の意味を表す=
「会社に行かはる」
「御飯食べはるの?」
〜はん 〜さん(敬称接尾語)
「加藤はん」「社長はん」
はんなり=上品で晴れやかな色=
「はんなりした着物やし、
嬉しおす」
ひませ=作ってから日が経っている=
「あのお菓子ひませや」
ぶぶ=お茶=
お茶漬けーぶぶづけ
へたばる=弱って座り込む。投げ出す=
「途中でへたばったら、
あかんしー」
ぺちゃこい-平たい=
「ぺちゃこい箱に入ってる」
べったこ=びり。最後=
「走り、べったこやってんしー」
べったり=いつも、居続けて=
「あの二人べったりやん」
べべ-着物=
「可愛いべべ着といやすなあ」
べべた=びり。最後-
「いつかて、べべたやんか?」
ほかす=捨てる=
「ほかす所決まってんねんえ」
ほたえる=じゃれて暴れる=
「座敷ではたえなはんな」
ほっこりする-ほっとする=
「この山越えたらほっこり
しまっせ」
ほどらい-適当=
「あんな、ほどらい奴はしらん」
ぼろくそ-ひどく悪く言う様=
「あんなぼろくそ、言わんかて」
まいど-いつも=
「毎度、おーきに」
まったり-飲み物のとろんとした味-
「このお酒、
まったりしてよろしなあ」
まむし-ウナギの蒲焼き=
まむし丼
むしやしない=空腹の一時しのぎ-
「パンでは、むしやしないに
ならへん」
めっそーもない=とんでもない-
「こんなんもろたら、
めっそうもおへん」
もっさい=野暮ったい=
「もっさい服着てるなあ」
やくたい=迷惑=
「やくたいな事や」
やすけない=安物な=
「こんなやすけない服
見たことないわ」
やつす=めかす=
「えろー、やつして
どこ行かはるの」
やにこい=ひよわい=
「やにこい作りや、
気をつけるねんし」
ややこ=赤ん坊=
ややこがかわいーてかなん
ややこしい=複雑な=
「話がややこし成ってきた」
〜やんか=〜ではないか=
「あかんやんか?」
よーけ=たくさん=
「お客さん、
よーけきといやす。」
よさり=夜、晩=
「よさりにならんうち、
お帰りやすや」
〜よし=〜しなさい=
「はよ寝よし!」
よだち=夕立=
「急によだちになったしー」
=====京ことば======
あいさに=まれに,時々=
「あいさに,本屋さんで会うえー」
あかる=雨が止む。=
「雨、あかったしー」
あがる=上がる,北へ行く事=
「河原町あがって,すぐや」
あかん=だめだ。効果がない=
「そんなん、食べたらあかん」
あかんたれ=弱虫。意気地なし=
「あんな、あかんたれ知らんわ」
あじない
=まずい。美味しくない=
「そこのうどんは、あじないさかい、やめとき」
あじも、しゃしゃりも無い=少しの味わいも無い=
「そんな言い方、あじもしゃしゃりもあらへん」
あて(うち)(わて)=私=
「あて(うち)かて、知ってるえ」
あらへん=ない=
「どこ行ったかて、あらへんわ」
あんじょー=上手く、よく=
「字もあんじょう書けて、よろしいわ」
あんする=もてあます=
「あんな、仕事あんするわ」
いーひん=いない=
「あの人、いーひんえ」
いかつい=いかめしい=
「いかつい顔しといやすなあ」
いけず=意地悪=
「いけずばっかり、しやはる」
いちげんはん=馴染みでなく、初めての客=
「いちげんはんは、お断りどす」
いちはなだって=最初に=
「何でも、いちはなだってしたらあかん」
いちびる=調子に乗ってふざける=
「いちびってばっかりや」
いぬ(いぬる)=帰る=
「もう、いぬわ」「はよ、いに!」
いらう=触る=
「危ないさかい、いらわんといて」
「いらいないな」(触ってはいけない)
いらち=落ち着きがない、短期=
「いらちな人は嫌いや」
うさる=有り余る=
「うさるほどあるなあ」
うっとこ
=私のところ=
「うっとこ、おいないさあ」
(我が家にいらっしゃい)
えげつない=あくどい、ひどい=
「それは、えげつなすぎるわ」
えんばと =あいにく、折悪しく=
「えんばと、今日は休みどす」
おいど=尻=
おいない=いらっしゃい=
「遠慮せんと、おいない」
おーきに
=ありがとう=
「そんな事してもーて、おーきに」
おくどさん=かまど、かまどの守護神=
「おくどさんに、護符貼るえ」
おくない=くださいの馴れ馴れしい場合
=
「それ、うちにおくないさあ」(頂戴よ)
おこしやす=(歓迎して)=いらっしゃいませ
=「おこしやしとくれやす」
(来て下さいの丁寧な言い方)
おことーさんどす=お忙しい事です=
正月準備の年末に用いる挨拶語
祇園町では、事始めの日に使う
おす=あります=
「ここに、おすえ」
おちょくる=からかう=
「おちょくらんといてーな」
おばんざい=日常のお総菜=
おぶー= 茶=
「おぶー飲まはるか? 」
おへん=ありません=
「 こんな所には、おへんえ」
おやかまっさん=お邪魔しました=
「えらい騒がして,おやかまっさんどした」
かなん=いやだ=
「それは、かなんわ」
かにここ=ぎりぎり=
「電車に、かにここ間におうた」
かまへん=かまわない=
「何でもええし、かまへんよ」
かんにん=ごめん=
「かんにんしてな」
きずいきまま、我が儘=
「あの子、きずいやし嫌われるわー」
きばる=頑張る=
「ようきばったなあ」
ぎょーさん=たくさ=。
「ぎょーさんの人や」
けったいな=変な=
「けったいな事言わんといて」
こーとな=地味で上品な=
「こーとな服着たら、年寄りみたいえ」
ごめんやす-ごめんください=
ごもく=ごみ=
「肩にごもくついてるし」
さがる=南北の通りを南へ行く事=
「あの通り下がったら、見えてきます」
しかつい=大人らしい、しかつめらしい=
「えろー、しかつーなったやん」
じゅんさいな=いいかげんな、どっちつかずの=
「あんなじじゅんさいな人おらへん」
しょーもない=(仕様もない)つまらない
=
「しょーもない話やなあ」
しるい =道がぬかるんでいる=
「道しるいさけ、きーつけや」
しんきくさい=もどかしい=
「あんなしんきくさい人嫌いや」
しんどい=疲れている。辛い
=
「今日は、しんどいわ」
ずし(辻子。図子)=抜け路地=
「あのずし通ったら、すぐや」
せーだい=うんと=
「せーだい勉強しいや」
せつろしい=気ぜわしい=
「まわりが、せつろしいから落ち着かへん」
せわしない=忙しい。=
「何とせわしない、お人やろー」
せんぐり=次から次へと=
「せんぐり、服着替えるお方や」
そろーと=ゆっくりと=
「大事な品やから、そろーと持って行き」
そやかて=そうはい言っても=
「痩せたいのは解るけど、そやかて食べな」

