5月号

「安全基地」

副校長 武田 淳

こんな自分に
   「授業中、積極的に手を挙げたいと思います。」 「友達と仲良くすることが目標です。」 新学期が始まり1ヶ月が過ぎようとしています。教室や廊下の壁も子どもの作品で賑わうようになってきました。その中で、これからこんな自分になりたいという熱い思いを感じさせる掲示物に出会うことがあります。進級した子どもたちは、思い描くよりよい自分を目指し、平成24年のスタートを切った様子がよくわかります。

挑戦する気持ち
  このような子どもたちの思いを実現させるために大切なことは何でしょうか。まず具体的な目標を持たせることです。しかし、その目標を達成することは決して簡単なことではありません。たくさんの困難が待っています。その困難を乗り越え目標に到達するためには、現状でよしとせず、挑戦していこうという気持ちを高めさせる必要があります。

乳幼児は挑戦者
  私たちの周りに偉大なる挑戦者がいます。それは乳幼児です。乳幼児にとって、やることのほとんどは全く新しい体験となります。つまり、毎日が未知への挑戦の連続なのです。乳幼児はなぜ果敢に挑戦していけるのでしょうか。それは「母親」という存在があるからなのです。自分を常に見守ってくれる人が身近にいるから、乳幼児は安心して勇気ある一歩を踏み出すことができるのです。これは乳幼児の成長を研究する課程で注目された概念で、「安全基地」と言われています。

大人の役割
  「安全基地」という概念から考えると、子どもの挑戦する気持ちを高めさせるために、私たち大人が果たすべき大切な役割が見えてきます。それは、保護者や教師が子どもたちの「安全基地」になることです。何か失敗をしても、困難に出会っても、帰る場所がある。そこに帰れば、励ましてもらえる。温かく包んでもらえる。こんな環境があれば、子どもたちは大いにチャレンジできるでしょう。

子どもたちを温かく見守っていきましょう
  もちろん我々教職員は保護者の方以上の安全基地になることはできません。しかし、学校生活の中で子どもたちの心身の成長を図っていくためには、教職員は保護者の方に次ぐ「安全基地」にならなければと考えています。そのためにも、日々の生活の中で子どもたちと深くかかわり、厚い信頼関係を築いていきたいと考えています。保護者の方とは、お互いが「子どもたちにとっての安全基地」であるという共通認識をもち、共に子どもたちの挑戦を温かく見守っていきましょう。

平成24年度に退職、転任、着任した教員より挨拶

<退職の挨拶>
  短い間でしたが塔山小学校のみなさん、ありがとうございました。初めて校門をくぐった頃が懐かしいです。子どもたちが「おはようございます。」と大きな声で元気に挨拶してくれた時、とてもうれしく、なんて素敵な学校だろうと思いました。特に4年1組は毎日元気に登校し、いつも私にパワーをくれました。ありがとう!!

教諭 田邉 和歌子


  元気いっぱい、笑顔いっぱいの塔山小学校の子どもたちに出会えた保健室での1年間、あっと言う間に過ぎました。子どもたちの「ありがとう」等の挨拶、それはとても気持ちよく元気をもらいました。塔山小学校のみなさん、保護者の皆様大変お世話になりました。素敵な思い出をありがとうございました。          

養護教諭 黒木 紀枝


  1年間、1、5、6年生の音楽を担当させて頂きました。アートフェスタ、6年生を送る会、卒業式など様々な思い出があります。皆様、大変お世話になりました。皆様のご健康とご活躍をお祈りしています。

非常勤教員 佐藤 治子


<転任の挨拶>
  塔山小学校には9年間もの長い期間、お世話になりました。保護者の方々や同僚に恵まれ、楽しく働くことができました。新しい学校でも、塔山小学校で得たものを活かして子どもたちのために働きたいと思います。本当にありがとうございました。

教諭 太田 耕平


  介助員として約1年半、教員として4年間、塔山小学校にお世話になりました。子どもたちや教職員の方々、地域の方々から学んだことを活かして、新しい学校でも頑張ります。本当にありがとうございました。

教諭 渡邉 千昭


  1年間という短い勤務でしたが、子どもたちの元気な挨拶を聞きながらの仕事は、私自身も元気がもらえるようで楽しく感じていました。ありがとうございました。    

校務主事 林 幸子


  2年間、塔山小学校で大変お世話になりました。ありがとうございました。               校務主事 杉山 勇夫

  4月から「かみさぎ幼稚園」の勤務になりました。1年間という短い間でしたが楽しい思い出がたくさんできました。とうのやま学級の朝の会の「1分間スピーチ」と朝の歌を皆で歌うのが楽しみでした。先生方やパパさんチームのバレーボール大会に参加させて頂いた事もよい思い出です。本当にありがとうございました。

介助員 小宮 陽子


<着任の挨拶>
  今年度、国立市より転任して参りました海馬澤一人(かいばざわ かずと)と申します。塔山小学校の子どもたちとの出会いを楽しみにしていました。常に全力投球を モットーにがんばります。よろしくお願いします

主任教諭 海馬澤 一人


  板橋区より赴任して参りました、井川恭代です。子どもたちと楽しく学習し、笑顔にするのが大好きです。子どもたちといろいろなことに挑戦したり、楽しく学習したりして1人でも多くの笑顔に出会いたいと思います。

教諭 井川 恭代


  昨年度は体育講師として、今年度は4年2組の学級担任としてお世話になります、近藤広樹です。子どもたちがはつらつと学校生活を送れるようなクラスにしていき たいと思います。よろしくお願いします。

教諭 近藤 広樹


  久しぶりの小学校勤務で少し緊張しながら登校してきましたが、校門を入ると児童たちの元気な遊び声が聞こえてきて、心が和やかになってきました。これから塔山 小学校の一員として、よろしくお願いします。

校務主事 高木 敏


  かみさぎ幼稚園から転任して参りました。元気いっぱいの子どもたちにパワーをもらって頑張りますので、よろしくお願いいたします。

校務主事 大 美和子


  昨年度は久しぶりに子どもたちと関わる事ができ、楽しく過ごすことができました。今年度は4年生を中心に授業をさせていただきます。子どもたちと共に成長できる1年にしたいと思いますのでよろしくお願いします。

講師 柳館 淑子


  4月から体育講師として塔山小学校に勤務することになりました。安全面に気を配りながら活気ある体育の授業にしたいと考えています。よろしくお願い致します。

講師 太田 幸輔


  はじめまして。4月より、とうのやま学級の介助員をさせていただいています。明るく元気な子どもたちと出会えてうれしく思っています。精一杯頑張って参ります ので、どうぞよろしくお願いします。

介助員 小林 尚美

4月号

「新しい歴史をつくる」

校長  齊藤 久

  春の暖かな日差しを受ながら、穏やかに平成24年度がスタートしました。この2月、昭和21年に塔山小学校を卒業された御年78歳を迎える卒業生から「小国民」という文集を寄贈していただきました。文集には、太平洋戦争に翻弄された小学生の体験が記録されています。
  現在の第十中学校の場所は、塔山公園と呼ばれていた地域の憩いの公園があり、公園には、地域のシンボルでもあった三重の塔が見事にそびえ立ち、周辺には、有事の時に備えていた防空壕もあったそうです。ところが東京大空襲で爆撃され、三重の塔は焼失し、多くの人が亡くなったそうです。小学校2年生の時に太平洋戦争が始まり6年生で敗戦という、小学校時代のすべてを戦争の中で過ごしたと言える卒業生が書かれた文集は、体験した方でしか書くことができない戦争の悲惨さや苦しい時代の中にあっても希望を捨てずに生き抜いた内容と命を亡くした方々の追悼の気持ちが伝わる文集になっています。
  戦争が終わって65年ほどが過ぎ、本校の校舎からは、新宿の高層ビルや中野坂上の近代的なビル、そして整備された山手通りなど、戦争があったとは思えない平和な景色を今は見ることができます。しかし、大正時代に開校した本校には、寄贈していただいた文集の中にもあるように一言では語ることができない歴史があります。
  今年も57名の新入生を迎えました。歴史の重さを感じながら、かわいい1年生ととに塔山小学校の新しい歴史を築いていこうと思います。今年度も本校にご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。