7月号

二学期制における初めての夏休み

副校長  池上 育志

 先日の学校公開では、たくさんの方にご来校いただきどうもありがとうございました。普段の子どもたちの学校における様子を見ていただけるよい機会となっていれば幸いです。

 今月は、いよいよ今年度から始まった二学期制の目に見える変更が形として現れてくる月となります。前年度から、説明会などで紹介はさせてきていただいておりますが、実際としてどのような変更なのかをご理解いただけると思います。

 具体的には、今まで夏休み前にお渡ししていた「あゆみ(通知表)」が10月の前期終わりとなり、今月ではなくなります。ですが、代わりに7月現在までの国語・算数についての学習の様子をお知らせする学習補助簿をお渡しいたします。学習補助簿についての詳細は後日改めてご案内いたします。

 また、一昨年から行っている夏休み期間中の個人面談も行います。生活の様子も含めた面談となりますが、この面談では学習補助簿を元に夏休み中にどのような部分の学習を主に行い、より確実なものとしておけばよいのかという内容にもなります。

 そこで、今まではなかったことで今年度から可能となることがあります。それは、

「夏休み中の努力が、そのまま前期の学習の評価の対象となる」

 と、いうことです。

 どのようなことかといいますと、従来は夏休み中にもそれまでの学習の復習を行っていました。しかし、それが直接二学期の評価につながってきたかというと、二学期全体の学習の評価として行ってきましたので、あまり効果が見える形ではありませんでした。ですが、今年度からは、夏休み前に努力する観点、また、学習方法などをお伝えすることができます。それを計画的に学習することで、その成果はすぐに夏休み以降の学習に現れてきます。夏休み以降も一ヶ月以上の学習期間がありますが、前期の学習のまとめの期間でもあります。つまり、夏休み中の努力がすぐに成果として現れやすくなります。

 もちろん夏休みだからこそ味わえる楽しい体験を子どもたちにさせていただきたいと思います。その上で、是非、今年度からの二学期制の利点を生かして、夏休み以降に成果を発揮できるような計画的な学習が行えるようにご家庭でもご協力をよろしくお願いいたします。

6月号

大人の権威

校長  村越 昌昭

 一、年長者の言うことに背いてはなりませぬ。

 二、年長者には、お辞儀をしなければなりませぬ。

 三、虚言を言うことはなりませぬ。

 四、卑怯な振る舞いをしてはなりませぬ。

 五、弱いものをいじめてはなりませぬ。

   ・・・・・ならぬことはならぬものです。

 これは、会津藩の藩校「日新館」で、十歳以下の子どもを対象にして行われた幼年教育の中にある「什の掟」から一部引用したものです。今更なぜそのように古いことを持ち出したのかと思われるかもしれませんが、現代こそ、もう一度先人の知恵を顧みた方がよいのではないかと思っているからです。

 社会にも、家庭にも、学校にも縦の人間関係がしっかり根付いていた時代と比べて、最近はどうでしょうか。人生の先輩が、後輩を指導する、諭すという場面は当たり前のように見られた時代がありました。また、強い者が弱い者を守って生活するということが、強い者の誇りであり、社会の正義として認められていました。

 現在の社会ではどうでしょうか。弱い立場である高齢者を対象にした詐欺事件、同じく弱い立場の子どもたちを狙った犯罪がたくさん起こっています。まじめに努力することが、恥ずかしいこと格好が悪いことのように受け止められる社会であることも気になります。

 人生の先輩である大人や年長者が、21世紀を担う子どもたちに、もう一度メッセージを発信していくことが今求められていると私は考えています。長い人生の中で学んできた、人々がお互いに気持ちよく生きていくための知恵を、子どもたちに引き継いでいきませんか。

 大人が子どもに遠慮したり、機嫌をとったりすることをやめて、しっかりした価値観をもって子どもたちに臨みましょう。子どもはほめて育て、上手に叱りましょう。嘘をつくこと弱い者をいじめることなど絶対に許せないことに対しては、毅然とした態度で「ならぬことはならぬ」と叱りましょう。ぜひ、日本人がもっていた礼儀正しさ、勤勉さ、規則や約束を守るまじめさをもう一度取り戻していけるように大人たちもがんばっていきましょう。大人の権威をはっきり示すことが、大人の責任だと思うからです。


【お知らせ】5月16日付で石倉主幹が江戸川区立二之江第二小学校の副校長に昇任しました。

○6年と一ヶ月半の間、本当に、本当にお世話になりました。運動会、移動教室、岩井臨海、学芸会、80周年など、子どもたちとのたくさんの思い出ができました。保護者や地域の皆様にも大変お世話になり、小PTAパパバレー・卓球・町会の御神輿など、楽しく参加させていただきました。そして、最高のスタッフに恵まれ、存分に仕事ができました。素晴らしい塔山小の経験を、次の職場でも生かしていきたいと思います。本当に、本当にありがとうございました。

 主幹 石倉 富男

5月号

加わってきていること

副校長  池上 育志

 平成20年度の前期が始まり、一ヶ月が過ぎました。子どもたちはそろそろ新しい環境に慣れ始め、新たな成長の跡を見せてきています。最高学年となった6年生は唯一担任もかわらず学級替えもなかったのですが、学校の顔としての自覚をはっきりと皆がもち行動していることが様々な場面でわかります。一年生のお世話、朝の校門での挨拶などとても意欲的です。学級替えのあった学年の子はもちろんのこと、担任が替わった学年の子どもたちも皆、新しい進級した学年の毎日を元気に過ごしています。

 さて、今の6年生が入学した平成15年度は現在の学習指導要領が実施された2年目でした。先月の学校便りでも今年度今までと違ってくることをお知らせいたしましたが、この間の5年間で新しく加わったことをあげますと、

 ・東京都学力調査開始(平成16年度)

 ・心の教室相談室開設(平成16年度)

 ・セーフティ教室開始(平成16年度)

 ・中野区学力調査開始(平成17年度、プレ16年度)

 ・TT指導から少人数・TT指導に(平成18年度)

 ・全校遠足実施(平成18年度)

 ・文部科学省学力調査開始(平成19年度)

 ・学力向上アシスタント配置(平成19年度)

 ・新体力テスト保護者通知開始(平成19年度)

 ・体力向上アシスタント配置(平成20年度・本校1月2月)           (一部略称)

等々いろいろなことがあげられます。これらは皆子どもたち一人一人により確かな「生きる力」(先月保護者会時に配布の小冊子をご覧ください。)を身につけさせていくことをねらって加わってきていることでもあります。

 今の時代、世の中の流れに変化がないときはないと思います。今を生きているから激しく早く感じるのかもしれませんが、子どもたちを取り巻く環境は確実に変化してきています。生活が便利になってきている反面、意識的に行動していかないと失ってしまうものも出てきていると思われます。

 学校でも現在の流れの中においても、より確実な「生きる力」を身につけさせようと教職員一同日々教科指導・生活指導・特別活動指導など様々な工夫をしながら、実践しております。

 今年度もいろいろな場面で保護者・地域の皆様にご理解ご協力をお願いすることがあると思いますが、どの活動も子どもたちのよりよい成長につながっていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。 

4月号

平成20年度のスタートライン

校長  村越 昌昭

 お子様のご入学、ご進級おめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。今年は、始業式・入学式の前に桜の花が満開となり、今では葉桜へと変わりつつあります。これから始まる新しい生活に胸をふくらませている子どもたちを、若葉の息吹が祝福しているかのように見えます。

 平成20年度の子どもたちの生活がいよいよ今日から始まりました。創立83周年を迎える本校ですが、これまで、保護者や地域の皆様の温かいご理解とご協力に支えられ、塔山小学校の校風や伝統を築いてくることができました。本年度もこれまでの実績を大切にし、それを土台としながらも更に充実した教育活動を目指していきます。

 子どもたちにとって「学ぶ感動のある学校」、保護者や地域の方々にとって「集う楽しさのある学校」、教職員にとって「働く喜びのある学校」にしていきたいと考えております。

 本年度は、今日の入学式で59名の1年生を迎え、全校児童321名、全学年2学級の合計12学級、およびとうのやま学級2学級の学級編成でスタートします。教職員の異動は別記のようになりました。本年度は、教職員の人事異動が少なく、年度の移行が円滑に行われました。これまで同様に子どもたちにとって、実り多い1年間となりますように教職員一同が力を合わせ、新しい気持ちで教育活動を推進していきたいと考えています。平成20年度も、これまで同様に保護者や地域の皆様の温かいご理解・ご支援をよろしくお願いいたします。

 平成20年度は、これまでと違ってくることがいくつかありますので、お知らせいたします。

 その第1が、2学期制の実施です。昨年度に説明会なども実施しながら準備をしてまいりました。4月からのスタートとなります。

 第2は、中野区子ども家庭部によるキッズプラザ事業が、本校校舎内で始まります。こちらも2学期制同様にていねいに準備してまいりました。後期(10月)からのスタートです。どちらも実際に始めていくといろいろと不都合な点も出てくるかと思います。毎年見直しを図りながら、改善を図っていくつもりでおりますのでよろしくお願いいたします。特に、キッズプラザ事業は中野区で最初の試みということもあり軌道に乗るまでにしばらく時間がかかりそうです。

 第3は、中野区教育委員会「特色ある学校づくり重点校」の取り組みの最終年度となりました。学校教育目標の具現化に向けた取り組みをさらに充実させていきます。また、子どもたちの考える力をいっそう高めるために、国語科・社会科・理科を通して言語力を培い、学び合う活動のいっそうの充実を図って参ります。そして12月5日(金)には区内や他地域の方々に向けて研究発表会を実施します。このときには保護者の方々にもいろいろとご協力をお願いすることとなりますが、どうぞよろしくお願いいたします。

 第4としては、工事が行われます。夏休みから9月初め頃にかけて、キッズプラザ関係の工事。11月から2月頃までは体育館の耐震工事が行われます。