| M SP47/8 Cal. 7.63mm (MGC, 2nd model, ABS, cap blowback, 380g) |
このモデルこそ私をモデルガンの世界に誘った最初のモデルガンである。小学校6年生の時に、友人に見せられた発売されたばかりの本モデルのブローバック・シーンは、今もって鮮烈な印象をもったシーンとして脳裏に焼き付いている。結局、当時は自分で購入することはなかったが、今になってどうしても手に入れておかなければならないモデルガンという存在になった。
ここで紹介するモデルは、その当時の初期モデル(紙火薬仕様、5,000円)ではなく、70年代後半に発売された第2世代モデル(キャップ火薬オープンブローバック仕様、6,000円)である。したがって、カートリッジの中にはキャップ火薬をはずすためのインナーが入っており、底面にはそれを押し出すための穴が開けられている。
パッケージはMGCらしくとても凝っており、上下分割式のスチロール・ケースの外側を包む形の、イラスト風写真入りの外ケース(初期:白、中期:銀色、後期:モデル写真入り)が付いていた。
なお、モデル名はセルフローディング・ピストル、1947年製、8連発を意味するそうである。
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| P210 (MGC, 2nd model, early production, HW, CP blowback, 550g) |
モデルガン歴のところにも書いたが、SIG(SP47/8)は私が1973年に出会った最初のモデルガンである。
当時のモデルはABS製のペラペラの物であったが、紙火薬2発でブローバックするというキャッチ・フレーズどおりに気軽に楽しめるものであった。その後、キャップ火薬版になり、さらにCP版になるとアメリカ輸出名のP210となり、刻印も若干変わった。ただ、メカは初期のものと何ら変わっていない、少々古めかしいモデルでもある(だからこそ当時を忍ぶことができるのだが・・・)。
本モデルは90年代にHW化されたものであるが、発売時期によってバレルがシルバーのもの(本品)とブラックのものがある。右下の写真でもわかるとおり、色はナチュラル・ブラックであるが、これも発売時期によってブラック塗装が施されたものもある。今でも結構人気があるのが、2005年にも再販されたほか、メーカー・カスタムも限定販売された。 |
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| P210-6 Novak Site Custom (MGC, HW, CP-HW blowback, 625g) |
実銃のSIG P210には、オリジナル・モデル後に開発されたものとして、表面がポリッシュされたブルー仕上げのP210−1、マット仕上げのP210−2、デンマーク軍仕様のP210−3、西ドイツ国境警備隊仕様のP210−4、ロング・バレルとアジャスタブル・リア・サイト付きのP210−5、標準バレルとアジャスタブル・リア・サイト付きのP210−6がある。
ここで紹介するモデルはノバック・サイト付きの通常モデルであるので、本来であれば「P210ノバック・サイト・カスタム」とされるべきところであるが、刻印がP210−6のもので発売されたカスタム・モデルである。また、リア・サイト以外では、トリガー、ハンマー、スライド・ストップがシルバーになっている点がスタンダードと異なっている。
元々はニューMGC専売の限定カスタムであったが、新日本模型・MGCになった後の2006年夏に一般店でも発売されるようになった。限定カスタムの時はキャスト製の木目調グリップであっったが、一般販売品になってからは通常のHW製グリップが付属するようになった。一方、限定カスタムはマット・ブラック仕上げであったが、一般販売品はギタギタと光る品のないブラック仕上げとなってしまったのが残念である。
なお、すべての写真に拡大(2×2)写真を用意してある。 |
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| P220 Commercial Model (MGC, late production, HW, CP-HW blowback, 690g) |
MGCがP220を発売したのは、ちょうど自衛隊がガバメントに変わってこのP220を正式拳銃に採用した頃と重なり、人気モデルになった。モデルガン初のデコッキング・メカを備えるなどのユニークさはあったが、センター・ファイヤーを採用するほど時期は熟していなかったようである。カラーは最初はただのブラックであったが、後にサテン・ブラックも発売され、シルバー・メッキもごく少数(限定?)発売された。
本モデルは90年代にHW化されたものであり、ずしりとした重量感がとてもいい。ただし、残念ながら内部メカにはいっさい手が加えられていない。
カートリッジはCP−HWタイプでシルバー・メッキが施されているものである。このモデルにしか使えないタイプであるが、弾頭が丸くなっている形状から、MGCや他社の新旧マシンガンをCP化した際に最も使いやすいものとして人気がある。 |
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| P220 Commercial Model (Tanaka, ABS, Pala Cartridge blowback, 455g) |
ガスガンの規制強化による販売不振を補うため、タナカは同社のガスガンの金型を転用するという方法でモデルガン製造に乗り出した。その第2弾がここで紹介するモデルである。すでにガスガンで数々のSIG/SUERモデルを製造していた同社にとっては、モデルガンのバリエーション展開も比較的やりやすかったものと思われる。
外観やメカニズムのリアルさにこだわるタナカの製品らしく、先に発売された陸上自衛隊モデルとはスライド形状や刻印がまったくことなっており、内部メカニズムはモデルガンとして設計されたP226譲りの実銃に忠実なものが採用されている。ただし、スライド左右を貫くエキストラクター・ピンがモールドであることだけは残念である。また、スライド右側に
"MONTAGE TOKYO" という刻印があるが、日本では売られるはずのないコマーシャル・モデルに日本語が刻まれている理由は不明である。
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| P226 (Tanaka, late production, HW, Pala Cartridge blowback, 660g) |
タナカは、もはやモデルガンの販売があまり利益にならないと思われていた90年代半ばに、あえてこのモデルを自社のハンドガン・モデルガン第1号として発売した。当初はABS版であったが、後にHW版が追加された。
メカニズム的には、実銃を忠実にコピーしており、リアル派のマニアから絶賛された。ところが、本体の肉厚なども実銃どおりにしたために極度の強度不足が起こり、一度も操作していないのにバレルが割れたり、メインスプリングを支えるピンの部分のフレームが割れたりして、購入者を泣かせることとなった。また、半使い捨てカートとして登場したプラスチック製の「パラカート」はやや位置づけが中途半端であったために、後にグロックと共用のメタル・カートが追加された。
絶版になって久しく、中古市場でも高値がついていたが、ついに2004年1月にHW版が再販された。私のような返り咲きマニアはこれに飛びついたにちがいない。なお、再販にあたっては、件の強度面については改善されているとのことであるが、本当にそうかどうかは定かではない。また、再販版のカートは専用の物が開発され、旧カートリッジは使えないそうである。 |
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| P226 Railed Frame (Tanaka, ABS, Pala Cartridge blowback, 505g) |
ガスガンにおいて数々のSIG/SAUER Pシリーズを生産してきたタナカが、2006年に何の前ぶれもなく突然発売したP226のバリエーションである。もっともガスガンではすでに同機種を出しており、モデルガンでもベーシック・モデルのP226を作っていたので、ガスガンの外装にモデルガンのメカニズムを組み込むことで比較的容易にできたものと思われる。
モデルとなった実銃は、2002年のガン・ショーで発表されたもので、すでに各国の警察等に採用されている。最大の特徴は、名前の由来ともなっているレイルド・フレームで、ガバメント系モデルの多くではレールが後付けされているのに対して、本モデルでは専用設計で作られていることである。また、グリップも多弾倉モデルの欠点であるグリップの太さを和らげるために、新しい細身のデザインのもの(専用刻印入り)にされている。その他にスタンダードのP226と比較すると、リア・サイトの形状が異なっていることやテイクダウン・レバーの形状がより操作しやすいものになっていることなどがあげられる。
モデルガンでもこのあたりは忠実に再現されており、メカニズムの素晴らしさと相まって、「さすがタナカ!」とうなってしまう部分である。ただ、せっかく実銃に忠実に入れられている刻印がやや薄いことと、発火を前提としたABS製なので軽いことが惜しい点である。
なお、刻印(右下写真参照)を見ると、モデルになった実銃はステンレス・モデルであったようなので、ステンレス・メッキ仕様が出されることも期待される(もっとも、実銃のステンレス・モデルはシルバー色ではなくブラック色なので、本品のままでも実銃の再現として問題があるわけではない)。 |
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| P226 Railed Frame Stainless Silver HW Model (Tanaka, stainless- silver
coated HW, Pala Cartridge blowback, 650g) |
ここ数年、タナカは同社のガス・ガンをベースにしたモデルガンを次々に発売しているが、本品もそのようなモデルの1つである。P226はすでにスタンダードなモデルが90年代にABS製及びHW製で発売されていたが、2004年にそのHW製が再販されると、2006年にはABS製のレイルド・フレーム・モデルが追加された。そして、2008年にはそのHWモデルが発売され、その直後にはステンレスHWモデルも追加された。ここで紹介するのはそのステンレス・モデルである。
実は、HW製部品にメッキをすることはかなり難しく、過去にはそれに成功したモデルもあったが、それは特殊な方法でのメッキであったので、かなり高額なモデルとなっていた。そこで、タナカはかつてMGCが採用したようにメッキではなく塗装による着色方法を選択し、同社のモデルガンとしては本モデルがその最初の作品となった。表面の仕上げは確かにいかにも塗装されているという感じであるが、塗装膜の強度は比較的高いようで、少しくらい作動させたくらいでは表面がはげたりはしない。
主要な外装部品がHW製となったことは物理的な重量増に大きく貢献しており、ABS製モデルに比べると約150gも重くなっている。
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| P230 (KSC, ABS, CP blowback, 320g) |
日本はSIG/SAUERが好きなようで、今から20年以上も前に自衛隊がP220を採用したかと思えば、今度は警察がP230を採用した。アメリカの警察が採用したポリマー・フレームのグロックやH&Kなどに比べると、スチール・フレーム、ストレート・ブローバックの380口径のP230は古さを隠せないが、ワルサーPPKの頃から認められているその信頼性が重視されたものと思われる。日本の警察が使っている拳銃がどのようなものであるかはあまり一般には明らかにされていないが、テレビ番組「SP」でP230が印象的に使われたことから、人気に一気に火が付いたと言えるだろう。
KSCは以前からガスガンとしてP230シリーズを出していたが、それを利用して久々のモデルガンをリリースした。ただ、モデルガン化にあたっては相当の設計変更があったらしく、最終的には総部品数の過半数が新規製作となったとのことである。特に、ガスガンにはなかったエキストラクター、スライドストップ兼用エジェクターが新設され、バネ1本で分解ロックまで兼ねる設計のマガジンなどは複雑な形状の合わせ目まで実銃に忠実なものが新設計された。また、リアルな形状のCPブローバック・カートは380口径のものとしては珍しく7oキャップを使う専用のものとされ、ブローバック時の迫力の演出が考えられている。なお、スライド右側前方には1挺1挺異なるシリアル・ナンバーが入れられている(写真右下参照)。
一方、小型のブローバック・モデルであるので、素材はABSとせざるえをえず、そのために重量は320gという軽さになっているのがおしい。また、いくら少数生産のモデルとはいえ、箱がガスガンとまったく同じ物で、上蓋の「Air
Sports Gun」という表示がそのまま残っているのはいかがなものか。せめて専用シールで隠してほしかった(側面にはシールが貼られている)。
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| P230JP HW Model (KSC, HW, CP blowback, 400g) |
P230は、人気テレビ番組「SP」でKSCが提供したプロップガンが活躍したため、日本の警察が使っている拳銃として大ブレークしたが、実際に日本の警察が制式採用したモデルとは若干異なっていた。そこで、KSCは同社が以前に発売したモデルガンのP230をベースに、日本の警察に制式採用されているモデルを「P230JP」としてリリースした(と言っても、実銃及びモデルガン自体に「JP」という記述はない)。最初はABSモデルであったが、やはりP230同様に「軽い」という声が多くあったので、数ヶ月後にはHWモデル(定価で1,000円アップ)が追加された。ここで紹介するモデルはそのHWモデルである。
KSCのモデルガンは、モデルガンとしての安全性を十分に確保した上で実銃にかなり近いメカニズムが実現されていることで知られているが、本モデルもデコッキング装置、マニュアル・セーフティー、エキストラクターなど、ガスガンから発展してできたモデルとは思えないほどリアルなメカニズムが組み込まれている。
本モデルがP230と異なっている点は、メカニズム上はマニュアル・セーフティーが追加されたこと、外観上ではランヤード・リングが付いたこと、それに伴ってグリップの形状も若干異なったものになっていること、そしてスライドの刻印が異なっていることである。また、パッと見ただけではわからないが、スライドにある口径表示はP230が9oショート(Kurz)であるのに対して、P230JPは7.65oとなっている(カートリッジは共用)。なお、P230にも採用されていた1挺毎に異なるシリアル・ナンバーはこのモデルにも入れられている。
重心近くに全重量が集中していることや素材がHW製であることもあって、手にしたときの重量感はなかなかのものがある。HW製品はブローバック発火には向いていないが、壊れることを承知の上で発火をすれば、CPカートリッジによる強烈なリコイル・ショックとカートリッジがビュン、ビュン飛ぶ光景を楽しむことができるであろう。
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