Sporting Rifles & Carbines


◇History and Comments◇
  Modelguns of sporting models have not been very popular among modegun fans in Japan because, I suppose, those models have not been seen in movies or TV dramas very often. However, some of sporting rifles and carbines, most of which were derived from military or police models, have been modeled up by some modelgun makers. Those are CMC or Tanaka 98 Sporter, M1 Sporter, Mini 14 Sporter, Type 99 Sporter and Type 2 Sporter, Western Arms AR-7, Hobby Fix M1A, and so on.
  Most of those modelguns were only produced in the 1980s and the early 90s. Then you cannot buy them as a brand new one now, so you may luckly find some seconhand models of them at modelgun shops or at auctions. In the summer of 2007, however, the 98 Sporter was reproduced and sold by CAW in collaboration with Tanaka and you can still buy a new one in the winter of 2007.

Mauser 98 Sporter Rifle (CAW/Tanaka, limited production, zinc alloy, cap firing, 3,190g) *Real rifles have been custom-made in the U.S after World War II.

 CMCではK98k、M1カービン、ミニ14にスポーター・モデルが存在したが(さらにタナカから九九式、二式のスポーター・モデルが追加された)、そのうちの98スポーターを、かつて同モデルを少量再販したことのあるタナカからの部品供給を受けて、CAWが2007年に再販したのが本品である。CAWはすでにK98kの再販を実現しており、その売れ行きが好調であったことから、発売に踏み切ったようである。
 部品のほとんどがCMCの金型を持っているタナカによってそのまま生産されたので、メカニズムや外観についてはほとんどCMC製品と変わらない。ただ、CMC製ではクローム・メッキであったボルトやボルト・ハンドルがニッケル・メッキとされたほか、木製ストックの材質及び仕上げもタナカ製らしくCMC製よりやや高級なものとなっている。一方、CMC製及びタナカ製にはあったストックの彫刻(セレーション)が今回の再販では価格上の問題から見送られたのがのがおしい点である。また、スポーター・モデルにはぜひほしいスコープやスコープ・マウントは再販されなかった。
 カートリッジはK98kと同型の発火式のものである。タナカ製では弾頭部分が銅色であったが、今回付属しているものはCMC製と同じ真鍮色である。取説はCMC時代のK98k用のもののコピーが付属しているが、これは高額商品だけにオリジナル印刷のものとしてほしかった。 

Japanese Type 2 Sporter Rifle Cal. 7.7mm (Tanaka, zinc alloy/iron, cap firing, 3,530g) *Real rifles have been custom-made in the U.S after World War II.  CMC/タナカ製の長物モデルガンには、ミリタリー・ライフルのスポーツ・タイプが何丁か存在する。いずれも戦後に元のミリタリー・ライフルのレシーバーをオリジナルの木製ストックに載せてハンティング用ライフルに改造したカスタム・モデルが存在しており(Gun誌2001年2月号には二式を映画「ダーティハリー」に出てくる悪役スナイパーが使っているという記事がある)、それらを元にしてモデルガン化されたようである。
 タナカの二式スポーターは、83年末に二式小銃が発売された2年後の85年末に追加発売された。レシーバー等の機関部はミリタリー・ライフルのものを、バレルはオリジナルの長くストレートなものを、そして木製ストックはスポーター・タイプに共通のデザインのものを使うという手法でデザインされている。二式小銃とちがう点は、テイク・ダウン部分の金属が亜鉛合金の黒塗りからステンレス・メッキ(ヘア・ライン仕上げ)に変わっていること、ボルト及びボルト・ハンドルもステンレス色メッキとなっていること等であるが、残りの機関部は基本的に小銃と同じである。
 メカニズムの点では、テイク・ダウン・ピンをはずせば(実銃は紛失を防ぐために完全にははずせない)、前後に二分割できるという実銃の最大の特徴が再現されている。ただし、銃刀法の関係で、実銃では前部にあるチェンバーがモデルガンでは後部に設定されている。また、テイク・ダウン・ピンが実銃のようにテーパーのかかっていないストレート棒なので、どうしてもバレル側ががたついてしまうという構造上の欠陥がある。バレルはテイク・ダウン部分から先端までで57.5pもあり(全長は112.5p)、先端に向かってゆるやかにテーパーがかかっている。
 木製ストックはタナカの真骨頂が発揮されている部分で、とても高級な木質のウッドが使われ、デザインもモーゼル・カービン・スポーター等に通じるハンティング・ライフルらしい精悍なものとなっている。また、バットはラバー製で、ハンティング用らしく鳥をあしらった美しいデザインが施されている。
 刻印はレシーバー上部に菊の紋章(実物より花びらが1枚少ない15枚)と「二式」が実銃同様に彫られている。また、レシーバー左側にはモデルガンのシリアル・ナンバーがあるが、実銃とはかなりちがう構成になっている。
 なお、発売当時の広告や雑誌記事では専用スコープが付属していることになっていたが、中古で手に入れた時点ではマウントごと無かった。フロント&リア・サイトがまったくないツルツルのバレルなので、できればスコープを付けたいのだが…。
Springfield Armory M1A: M14 Civilian Model (Hobby Fix, zinc alloy, dummy cartridge, 4,200g)  1990年末、「ホビーフィックス」というそれまで聞いたこともなかったメーカーがリアルな長物モデルガンを発売するという広告を打った。トーイガン界では無名ブランドの会社がいきなり本格的なモデルガンを出すということは異例中の異例のできごとであった。そして、発売されたモデルはM14(M1A:民間タイプ)。直後に発売されたハドソンのM14(ミリタリー・タイプ)に先制パンチ食らわす形の発売であった。
 当時のGun誌の記事(異例の6ページにも及ぶ紹介)によると、ホビーフィックスが民間タイプのM14(M1A)を選択したのは、同社の開発方針が「限りなく実銃に近いリアルなモデルガンを作る」ということにあったからだそうである。つまり、実銃ショップであった同社は、M1Aなら日本でも実銃が手に入り、設計にあたって詳細な実測が可能であったのである。そして、実際のモデルガンは細部まで細かい神経を使って設計・生産されていることがわかる。例えば、亜鉛合金部品の下地仕上げのよさ、ブルーイングではなくメッキをかけた表面仕上げの美しさ(深緑色でよい雰囲気を醸し出している)、ストックに使われている木の質の良さ、そしてそれらに裏付けられた作動の確かさなどである。もちろん、外から見えるサイト類、バット・プレート、セイフティー、ロータリー・ボルト等のメカは実銃どおりに再現されており、内部のメカも安全性を確保できる範囲内で限りなく実銃に近いものとなっている。後に”コレクターズ・グレード”と銘打って次々に発売された高級モデルを出せたのは、すでにこの時点で一級の設計・生産技術があったからであろう。なお、半年ほどたったところで、セミ/フル・オート・セレクターの付いたミリタリー・タイプのM14もごく少数発売された。
 さて、本モデルを構えてみると、その大きさ(全長1,150o)と重さからどうにも持ちにくい。自衛隊がM14の採用を検討した際に、その余りの使い勝手の悪さが不評で採用が見送られたというエピソードがあるが、それが実感を持って納得できる持ち心地である。
 なお、実銃は戦後にミリタリー・モデルを再生産・販売しているスプリングフィールド・アーモリー社が作っている。
Charter Arms AR-7 Explorer Carbine (Western Arms, ABS, cap blowback, 920g)  ウエスタン・アームズが1982年に同社の創立5周年記念モデルとして発売したモデルである。
 本モデルの最大の特徴は、何と言っても本体を4つの大きなアッセンブリー(ストック、レシーバー、バレル、マガジン)に分けてストックに収納できることであり、この点はWAのモデルガンも実銃通りに再現されている。その上、実銃ではできなかったストックの一体成型を実現したほか、当時は不可能であると言われていたABS製による細くて長いバレルの成型にも成功した。
 分解収納を可能にするためにメカ的に単純な構造をしていることもあって、全体のイメージはスポーティーかつシンプルである。しかし、だからと言って安物然としたイメージはなく、十分な満足感を得られる貴重なモデルガンである。現在では発売時定価の2〜3倍もするプレミアム価格で取り引きされているが、その値段で手に入れたとしても後悔はしないであろう。
 なお、本モデルはこちらでも詳細に紹介している。


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