将棋の本 1995


「新手年鑑 Vol. I」

 平成6年度(1994年度)のプロの実戦に現れた新手を集めた本。「羽生の頭脳」を覆した相横歩取りの北浜新手など数多くの新手が載っている。戦型によっては未だに定跡書に取り込まれていないものもあるので、「新手年鑑 Vol. II」と合わせて読んでおくとよい。

目次

'94年度の流行

第1章 振り飛車
第2章 矢倉
第3章 横歩取り
第4章 相掛かり
第5章 その他の戦型


「消えた戦法の謎」

 盛んに指された戦法がなぜ指されなくなってしまったのか、居飛車から振り飛車まで二十二の戦法について相当調べて書かれた本。他の定跡書を総動員してもこれだけの内容は出てこない。読むだけでも面白いが戦術書としても貴重な存在で、定跡を学習する上では必読の一冊。

目次

1章 矢倉編

 1 スズメ刺し
 2 ▲2九飛戦法
 3 森下システム
 4 米長流急戦矢倉
 5 中原流急戦矢倉
 6 ▽6二飛戦法
 7 5手目▲7七銀

2章 振り飛車編

 1 左美濃
 2 ツノ銀中飛車
 3 風車
 4 後手▽5二飛戦法
 5 升田式石田流
 6 阪田流向かい飛車
 7 玉頭位取り
 8 角頭歩突き

3章 角換わり編

 1 早繰り銀
 2 棒銀
 3 筋違い角

4章 相掛かり編

 1 横歩取り
 2 塚田スペシャル
 3 中原流相掛かり
 4 たこ金戦法


「横歩取り中原流」

目次

第1章 ▽5二玉型

 その1 先手▲6八玉型
 その2 先手▲5八玉型

第2章 ▽4一玉〜▽5一金型

 第1部 角交換型 (1)
 第1部 角交換型 (2)
 第2部 角不換型 (1)
 第2部 角不換型 (2)

第3章 ▽5二玉型の実戦

 第1局 対 富岡英作七段
 第2局 対 高橋道雄九段

第4章 ▽4一玉▽5一金型の実戦

 第1局 対 森内俊之六段
 第2局 対 羽生善治棋聖
 第3局 対 高橋道雄九段
 第4局 対 森内俊之七段


「後手無理矢理矢倉」

目次

第一章 研究編

 後手無理矢理矢倉+原始棒銀 (1) 対谷川戦より
 後手無理矢理矢倉+原始棒銀 (2) 対丸山戦より
 田丸流の▲4六歩戦法 対田丸戦より

第二章 実戦

 自然流?? 屋敷の攻め駒粉砕 対屋敷伸之戦
 中央突破成功も着地失敗 対森鶏二戦
 朝の勝負手、功を奏す 対豊川孝弘戦
 ブランド深浦君との一戦 対深浦康市戦
 目先を変えて向かい飛車 対桐山清澄戦

第三章 次の一手編


「森下の矢倉」

 四段になった昭和五十八年九月から平成七年三月までの六百七十一局の中から矢倉戦五十局を選び出した実戦集。第一章は詳しい解説つきの自戦記で第二章は要所の解説の入った棋譜集。第一章・第二章とも解説は相当くわしく、簡単な定跡書としても使える。この一冊をよく読んで何度も並べれば矢倉に関してはアマチュア二三段の力がつくと思う。

目次

第一章 自戦記編

 第一局 「177手の大激戦を制する」 ▽羽生善治四段(昭和62年11月27日,第29期王位戦)
 第二局 「森内流の渋い指し回しに快勝」 ▽森内俊之四段(昭和63年4月22日,第38期王将戦)
 第三局 「端の突き捨てが命運を分けた一局」 ▲佐藤康光五段(平成元年4月28日,第30期王位戦)
 第四局 「あこがれの人に初勝利」 ▽中原誠棋聖・王座(平成元年8月9日,第2期竜王戦決勝トーナメント)
 第五局 「米長流の反撃を何とか逃げ切る」 ▲米長邦雄王将(平成2年10月4日,第57期棋聖戦)
 第六局 「構想通り竜王戦初勝利」 ▲谷川浩司竜王(平成3年11月14日,第4期竜王戦第三局)
 第七局 「忘れたころの▽7三銀に快勝」 ▽谷川浩司竜王(平成3年11月26日,第4期竜王戦第四局)
 第八局 「米長哲学に報いる一局」 ▽米長邦雄九段(平成3年12月13日,第41期王将戦リーグ)
 第九局 「二転、三転の大激戦を勝ち切る」 ▲羽生善治棋王(平成4年3月31日,第10回全日プロ決勝第二局)
 第十局 「羽生流の神髄を見た一局」 ▽羽生善治棋王(平成4年4月6日,第10回全日プロ決勝第三局)
 第十一局 「”光速の寄せ”が勝敗を分けた好局」 ▽谷川浩司王将(平成6年8月2日,第53期A級順位戦)
 第十二局 「矢倉の進歩を表した最先端の一局」 ▽佐藤康光竜王(平成6年10月6日,第20期棋王戦)

第二章 棋譜解説編

 第13局 「自信を深めた一局」 ▽谷川浩司名人戦(昭和59年3月23日,第7回オールスター勝抜戦)
 ……
 第50局 「加藤流の大局観に感服」 ▲加藤一二三九段戦(平成7年2月8日,第53期A級順位戦)


「新スーパー四間飛車 II」

目次

第1章 4五歩早仕掛け編

 イントロダクション
 6八金保留型
 玉頭銀
 5四歩型
 6八金型
 実戦の攻防
 ▽7三桂
 スーパーエッセンス
 二枚銀急戦
 スーパーエッセンス

第2章 山田定跡編

 イントロダクション
 5四歩保留型
 5四歩型
 ▲7九角
 ▽4三銀
 先手四間対山田定跡
 スーパーエッセンス

第3章 鷺宮定跡編

 イントロダクション
 先手の鷺宮定跡
 後手の対策
 最新の攻防
 後手の鷺宮定跡
 スーパーエッセンス

第4章 立石流編

 イントロダクション
 後手から角交換型
 4手目4二飛型
 立石流対策
 実戦の立石流
 スーパーエッセンス

実戦解説編


「振り飛車党宣言! (4) 四間飛車対左美濃」

目次

第1章 定跡研究編

 左美濃6四銀戦法対策 講師 藤井猛五段
 左美濃4四銀型対策 講師 藤井猛五段
 対左美濃持久戦 (1) 講師 小倉久史五段
 対左美濃持久戦 (2) 講師 小倉久史五段
 杉本の四枚美濃封じ (1) 講師 杉本昌隆四段
 杉本の四枚美濃封じ (2) 講師 杉本昌隆四段

第2章 実戦編

 屋敷六段の秘策 自戦記 藤井猛五段
 米長玉 自戦記 藤井猛五段
 激烈な攻め合い 自戦記 小倉久史五段
 工夫の▲2七飛 自戦記 小倉久史五段
 兄弟子との一戦 自戦記 杉本昌隆四段
 理想的な展開だったが…… 自戦記 杉本昌隆四段
 対左美濃奮闘記 杉本昌隆四

第3章 次の一手編

第4章 対左美濃好局集


「相振り革命」

「革命」という題名とは裏腹に正統的な内容で、相振り飛車の定跡的手順について最新の研究を中心に平易な解説がなされてる。後半が実戦編と次の一手編になってしまっていて定跡書としての内容が少ないのは不満。

目次

第1章 囲いの名称

第2章 研究編

 超急戦相振り飛車
 基本の相振り飛車
 矢倉 VS 金無双
 矢倉 VS 穴熊
 急戦穴熊崩し
 後手矢倉対策
 四間飛車 VS 三間飛車
 急戦四間飛車
 後手5四歩型三間飛車
 最新序盤戦術

第3章 実戦編

 対森安戦・だるま流と戦う
 対久保戦・穴熊を攻略
 対若松戦・新手筋成功の一番
 対森安戦・玉頭の攻防
 対有森戦・有森流中飛車と戦う

第4章 次の一手編


「英春流 将棋問答――必殺<かまいたち>戦法 虎の巻編――」

目次

第1章 将棋問答

 探究英春流 高木勝啓
 将棋問答
 居飛車編への願望
 右四間の研究
 メッセージ

第2章 巡回教室

 巡回教室
 フィーリング
 金港堂
 石舞台
 ちどり丸
 静岡順位戦
 重連年賀状
 二人の記録係
 内に秘めた闘志
 職人気質

第3章 全国タイトルへの挑戦

 (1) アマ竜王戦東京予選
 (2) アマ名人戦多摩予選


「メリケン向飛車戦法」

目次

第1章 疾風17手開戦

 公望流戦法選定四原則
 メリケン向飛車戦法のルーツ
 MM戦法疾風17手開戦
 (1) 飛交換▽6四歩型
 (2) 飛交換自陣飛車型
 (3) 飛交換拒否型

第2章 円月殺法

 マスターコース
 メリケン向飛車円月殺法

随筆&熱戦譜

 少年
 熱戦譜から


[Top]