将棋の本 1997
平成四年から平成八年にかけての佐藤八段の実戦を材料に矢倉▲3七銀戦法の最新型を解説した本。形を細かく分類してそれぞれに詳しい解説がなされており、わかりやすい。実戦は全部で二十局あって棋譜は巻末にまとめてある。実戦を材料にした定跡書の作りとしても成功していると思う。
第1章 後手<9五歩>型
○後手<4一玉−9五歩>型 (1) 対 郷田真隆王位戦
○後手<4一玉−9五歩>型 (2) 対 丸山忠久六段戦
○後手<9五歩−2二玉>型 対 羽生善治竜王戦
第2章 先手<2六歩−1六歩>型
○先手<2六歩−1六歩>型 (1) 対 井上慶太六段戦
○先手<2六歩−1六歩>型 (2) 対 加藤一二三九段戦
○先手<2六歩−1六歩>型 (3) 対 森下卓七段戦
○先手<2六歩−1六歩>型 (4) 対 南芳一九段戦
○先手<2六歩−1六歩>型 (5) 対 高橋道雄九段戦
第3章 後手<8五歩>先手<4六銀>型
○後手<8五歩>先手<4六銀>型 (1) 対 神崎健二五段戦
○後手<8五歩>先手<4六銀>型 (2) 対 村山聖七段戦
○後手<8五歩>先手<4六銀>型 (3) 対 島朗八段戦
○後手<8五歩>先手<4六銀>型 (4) 対 羽生善治名人戦
○後手<8五歩>先手<4六銀>型 (5) 対 谷川浩司九段戦
○後手<8五歩>先手<4六銀>型 (6) 対 羽生善治名人戦
○後手<8五歩>先手<4六銀>型 (7) 対 富岡英作七段戦
○後手<8五歩>先手<4六銀>型 (8) 対 森下卓八段戦
第4章 先手<3七銀>後手<8五歩>型
○先手<3七銀>後手<8五歩>型 (1) 対 南芳一九段戦
○先手<3七銀>後手<8五歩>型 (2) 対 米長邦雄九段戦
○先手<3七銀>後手<8五歩>型 (3) 対 南芳一九段戦
○先手<3七銀>後手<8五歩>型 (4) 対 森下卓八段戦
☆参考棋譜
平成二年から平成九年にかけての佐藤八段の実戦を材料に森下システムの最新型を解説した本。森下システム対雀刺しにも一章を割いて詳しく解説している。
第1章 後手<6四角−5三銀>型
○後手<6四角−5三銀>型 (1) 対 森下卓六段戦
○後手<6四角−5三銀>型 (2) 対 所司和晴六段戦
○後手<6四角−5三銀>型 (3) 対 淡路仁茂八段戦
○後手<6四角−5三銀>型 (4) 対 中原誠名人戦
○後手<6四角−5三銀>型 (5) 対 森内俊之六段戦
○後手<6四角−5三銀>型 (6) 対 高橋道雄九段戦
○後手<6四角−5三銀>型 (7) 対 中原誠名人戦
第2章 後手<6四角−7三銀>型
○後手<6四角−7三銀>型 (1) 対 加藤一二三九段戦
○後手<6四角−7三銀>型 (2) 対 中田宏樹五段戦
○後手<6四角−7三銀>型 (3) 対 塚田泰明八段戦
第3章 後手<9五歩>型
○後手<9五歩−7三銀>型 (1) 対 西川慶二六段戦
○後手<9五歩−7三銀>型 (2) 対 森下卓六段戦
○後手<9五歩−7三銀>型 (3) 対 高橋道雄九段戦
○後手<9五歩−7三桂>型 (1) 対 羽生善治竜王戦
○後手<9五歩−7三桂>型 (2) 対 青野照市八段戦
第4章 後手<9三香−9二飛>型
○後手<9三香−9二飛>型 (1) 対 真田圭一四段戦
○後手<9三香−9二飛>型 (2) 対 森下卓八段戦
○後手<9三香−9二飛>型 (3) 対 深浦康市五段戦
○後手<9三香−9二飛>型 (4) 対 羽生善治竜王戦
○後手<9三香−9二飛>型 (5) 対 中原誠前名人戦
☆参考棋譜
第1章 急戦矢倉編
急戦矢倉・米長流 (1) 対 中田宏樹四段戦
急戦矢倉・米長流 (2) 対 高橋道雄十段戦
急戦矢倉・米長流 (3) 対 羽生善治竜王戦
急戦矢倉・中原流 (1) 対 羽生善治六段戦
急戦矢倉・中原流 (2) 対 谷川浩司王位戦
急戦矢倉・中原流 (3) 対 森下卓六段戦
第2章 矢倉中飛車編
矢倉中飛車 (1) 対 阿部隆六段戦
矢倉中飛車 (2) 対 森内俊之六段戦
後手6二飛戦法 (1) 対 森内俊之四段戦
後手6二飛戦法 (2) 対 塚田泰明八段戦
後手6二飛戦法 (3) 対 森内俊之六段戦
郷田流5筋歩交換作戦 (1) 対 中村修八段戦
郷田流5筋歩交換作戦 (2) 対 有吉道夫九段戦
先手3七銀戦法<6五歩>急戦型 (1) 対 森内俊之五段戦
先手3七銀戦法<6五歩>急戦型 (2) 対 石田和雄八段戦
先手3七銀戦法<6五歩>急戦型 (3) 対 青野照市八段戦
第3章 原始棒銀編
原始棒銀急戦型 (1) 対 羽生善治四冠戦
原始棒銀急戦型 (2) 対 島朗八段戦
後手右玉戦法 (1) 対 石田和雄八段戦
後手右玉戦法 (2) 対 米長邦雄九段戦
☆参考棋譜
鷺宮定跡に対する四間飛車側の対策とそれに対する新型鷺宮定跡の解説書。前著「必勝! 鷺宮定跡」(日本将棋連盟)の内容も概要としてまとめてあるので一冊で済ませたい人はこちらだけ読めばよい。新鷺宮定跡は未解決の部分が多いのだが本書はそういう部分も含めて正直に丁寧に書いてあり、お薦めできる一冊である。
第1章 鷺宮定跡基本講座
1 山田定跡の基本と短所
2 鷺宮定跡の復習
3 角交換型の鷺宮流
第2章 鷺宮流の変遷
1 振り飛車側の対策
2 工夫の仕掛け
3 最新の四間飛車
第3章 ▽1二香型の攻略法
1 ▲6九金型の仕掛け
2 青野流の▲6六歩
3 さばきを押さえる
第4章 ▽4三銀型の攻略法
1 ▲4六銀の攻め
2 突き捨てが急所
3 終盤戦の変化 I
4 終盤戦の変化 II
5 穏やかな対策
6 飛車を呼ぶ▽3六歩
7 ▲6八金直型の攻防 I
8 ▲6八金直型の攻防 II
第5章 後手番の新鷺宮流
1 ▽4二金直と待つ
2 秘術を尽くす
3 常套手段▲7四歩
4 中央から攻める
第6章 新鷺宮流実戦譜
(1) 対内藤國雄九段戦
(2) 対石川陽生五段戦
(3) 対小林健二八段戦
(4) 対小林健二八段戦
付録 新鷺宮定跡次の一手
新鷺宮定跡変化チャート
第1部 振り飛車のルーツと流れ
第2部 スーパー四間飛車の原点
第3部 急戦! 居飛穴破り
第1章 浮き飛車作戦
第2章 端角戦法
第3章 先手の居玉急戦
第4章 後手の居玉急戦
第5章 6筋早仕掛け
第1章 棒銀
第1節 棒銀の狙い筋
第2節 7四歩型
第3節 4三金型
第4節 6五歩型
第5節 定跡と実戦の違い
第2章 斜め棒銀
第3章 山田流9七角
第4章 4五歩早仕掛け
第5章 玉頭銀戦法
第1章 スーパー四間飛車の序盤戦術
第1局 バランス重視の趣向 対 浦野真彦六段戦/対居飛穴(5.1.8)
第2局 理想形を許さない発想 対 石田和雄九段戦/対位取り(5.7.17)
第3局 居飛穴を牽制する構想 対 田中寅彦八段戦/居飛穴阻止(5.7.25)
第4局 銀冠破りの研究 対 谷川浩司王将戦/対銀冠(5.11.11)
第5局 常識はずれの感覚 対 富岡英作七段戦/立石流(6.9.17)
第6局 立石流新手順の実践 対 深浦康市早指し選手権者戦/立石流(6.11.5)
第7局 長所を生かす工夫 対 森鶏二九段戦/立石流(6.12.16)
第2章 スーパー四間飛車の中盤戦術
第8局 攻めの見切り時 対 屋敷伸之六段戦/対斜め棒銀(5.9.7)
第9局 進展性が積極性を生む 対 田中寅彦八段戦/対▲5五角(5.10.14)
第10局 焦らず力を溜めるべし 対 羽生善治早指し選手権者戦/対袖飛車(5.12.18)
第11局 無理せず相手の動きを見る 対 南芳一九段戦/対左美濃(5.12.25)
第12局 逆襲を秘めた深謀遠慮 対 藤原直哉四段戦/対左美濃(6.7.5)
第13局 得した駒を効果的に使う 対 谷川浩司王将戦/立石流(7.2.4)
第14局 辛抱する木に花が咲く 対 塚田泰明八段戦/対銀冠(7.12.2)
第3章 スーパー四間飛車の終盤戦術
第15局 千日手辞さずの強防 対 佐藤康光五段戦/対左美濃(3.6.24)
第16局 相手の狙いを消して耐える 対 田中寅彦八段戦/対居飛穴(4.10.5)
第17局 相手の駒をさばかせずに戦う 対 谷川浩司竜王戦/対左美濃(4.11.26)
第18局 穴熊攻略は金銀はがしから 対 小林宏五段戦/対居飛穴(6.1.20)
第19局 相手の読みの裏をかけ! 対 佐藤康光前竜王戦/角交換形(7.1.14)
第20局 中途半端な受けは禁物 対 東和男七段戦/対棒銀(7.1.26)
第21局 万全を期して後、攻めろ 対 佐藤康光七段戦/対袖飛車(8.3.15)
第1章 石田流三間飛車
第1節 定跡編
第2節 実戦編
第2章 立石流四間飛車
第3章 阪田流向かい飛車
第4章 対 右四間飛車
第1部 定跡編
第1章 対居飛車穴熊編
第2章 山田定跡編
第3章 その他急戦編
第4章 窪田流棒銀対策5七金型
第2部 実戦編
玉の位置が勝負の要 対 ▽堀口一史座四段
二度の組み合い 対 ▲滝誠一郎七段
飛車の切り違い 対 ▽先崎学六段
6筋の攻防 対 ▲坪内利幸七段
一瞬のすきがあだに 対 ▲飯塚祐紀四段
第1部 定跡編
第1章 棒銀対策後手四間飛車編
第2章 棒銀対策先手四間飛車編
第2部 実戦編
疑問の構想 対 ▲脇謙二七段
辛抱が実る 対 ▲中田章道六段
大きな自信 対 ▲加藤一二三九段
詰みを逃す 対 ▽阿部隆六段
藤井システムの流れを汲む居飛車穴熊攻略法の解説書。「居飛車穴熊撃破 必殺藤井システム」(藤井猛著,日本将棋連盟)・「最強藤井システム」(藤井猛著,日本将棋連盟)や「康光流四間飛車破り」(佐藤康光著,日本将棋連盟)には解説されていない変化が多く載っているのでこれらと合わせて読むとよい。
第1部 定跡編
第1章 4八玉型急戦
第2章 居玉急戦
第3章 後手飛車先不突型
第4章 後手四間飛車での作戦
第2部 実戦編
決断の仕掛けが成功 対 ▽日浦市郎六段
振り飛車党の居飛穴 対 ▽藤井猛六段
陣形差を生かしきる 対 ▲小林宏六段
藤井システムの創案者による対左美濃藤井システムの解説書。この戦法は完成度が高く、一手の違いや一歩の有無を緻密に計算して左美濃を玉頭から攻略してしまう。藤井システムの出現によりプロ棋戦では左美濃はほとんど指されなくなってしまった。アマチュアには難しい戦法だが、読んで損はない一冊である。深く追求する気のない人は「居飛車穴熊撃破 必殺藤井システム」(日本将棋連盟)を買ったほうが、対左美濃・対居飛車穴熊の両方が載っていてお得。
第1章 四枚左美濃粉砕編
後手四間飛車 (1) 持久戦
第2章 5七銀型袖飛車打倒編
後手四間飛車 (2) 急戦
第3章 怪傑! 端飛車編
先手四間飛車
第4章 実戦編
一段金左美濃を急襲(▲石川陽生五段)
定説をくつがえす (▲室岡克彦六段)
作戦成功も泥仕合に(▽行方尚史四段)
付録
システムチャートI
システムチャートII
対居飛車穴熊藤井システムの解説書。第1章に対左美濃藤井システムについて結構くわしく書いてあり(35ページもある)、これ一冊あれば藤井システムのほぼ全容がわかる。ただし対左美濃藤井システムを本当に詳しく知りたい人は「藤井システム」(毎日コミュニケーションズ)を読む必要がある。またこの対居飛車穴熊藤井システムは発展途上の戦法なので今後もプロの実戦を見たりして研究していく必要がある。「ザ・プロ将棋 '98 四間飛車の闘い編」(富士通)は参考になる。
第1章 対左美濃 藤井システム
☆システムの結論 藤井システム VS 左美濃
四枚美濃対策
居飛車の急戦対策
第2章 対居飛車穴熊 先手藤井システム
☆システムの結論 先手・藤井システム VS
居飛車穴熊
システム1 居飛車の平凡策をつぶす
システム2 居玉の決戦
第3章 対居飛車穴熊 後手藤井システム
☆システムの結論 後手・藤井システム VS
居飛車穴熊
システム1 力戦も辞さず
システム2 手広い▲5八金右
システム3 居飛車の変化
第4章 実戦解説編
対 井上慶太六段戦
対 丸山忠久六段戦 (1)
対 丸山忠久六段戦 (2)
対 畠山成幸六段戦
対 泉 正樹六段戦
対 岡崎 洋四段戦
なぜか筋違い角と相振り飛車が一緒になった本。どちらも著者の木屋太二氏が独自に開発した作戦が紹介されている。特に相振り飛車に中原囲いを適用した「超感覚相振り飛車」は使えそうな感じ。
第1章 新感覚筋違い角
プロローグ 筋違い角ストーリー
筋違い角 居飛車編 急戦型
基本展開●新感覚のポイントは右端角
後手の速攻含みには受けに回る
後手3一玉型には位の確保
筋違い角 居飛車編 持久戦型
実戦取材パート1●後手6四歩型には持久戦志向
実戦取材パート2●振り飛車封じの角の展開
筋違い角 振り飛車編 急戦型
基本展開●基本は左角引き(四間飛車+7八角型)
銀のぶっつけで攻めに転じる
基本展開●角引きは浅く(向かい飛車+6七角型)
筋違い角 振り飛車編 持久戦型
基本展開●飛車の転回(四間飛車+7八角型)
後手、矢倉から穴熊へ変化
<後手の居飛車穴熊>攻略法
第2章 超感覚相振り飛車
プロローグ 相振り飛車ストーリー
相振り飛車 対三間飛車編 急戦型
予備知識●超急戦の変化について
基本展開●4九玉・5九金型が玉の定位置
後手が▽3六歩と打ってこない場合
相振り飛車 対三間飛車編 持久戦型
基本展開●飛先の歩(▽3六歩)、不交換型
石田流の構えも超感覚のエジキ
実戦取材●研究会での女流プロとの一戦
相振り飛車 対四間飛車編 急戦型
予備知識●超急戦の変化について
基本展開●後手急戦四間飛車なら浮き飛車の構え
相振り飛車 対四間飛車編 持久戦型
基本展開●先手「銀冠」VS
後手「金矢倉」
基本展開●対四間飛車穴熊攻略法
第1章 相居飛車編
1 相掛かり銃撃殺人事件
2 鎖鎌銀相討ち事件
3 角換わり棒銀傷害事件
4 早繰り銀敵将捕獲作戦
5 雀刺しドリル掘削事件
6 点と線・特急棒銀号事件
7 矢倉中央重爆撃作戦
8 雁木囲い撲殺事件
9 ひねり飛車乱射事件
10 塚田特別料理毒殺事件
塚田実戦 ハードパンチ殺人事件
第2章 振飛車編
1 対中飛車不動金縛り事件
2 四間飛車へ贈る鎮魂歌
3 鳥刺し振飛車丸焼き作戦
4 石田流攻撃部隊壊滅作戦
5 対穴熊棒銀捕物控
6 対穴熊桂騎兵の舞
7 居飛車穴熊解体新書
8 向飛車刺し違え事件
9 カレイなるヒラメ泥棒
10 中飛車宙吊り殺人事件
塚田実戦 ツカダの恩返し
第3章 戦法番外編
1 袖飛車切り裂き魔事件
2 屋根の上の角将軍
3 阪田流向飛車の逆襲
4 無頼漢、升田式石田流
5 相早石田場外乱闘事件
6 筋違い角矢倉城炎上事件
7 相横歩取りの決闘
8 ヘンタイ横歩取り事件
9 夢幻世界横歩取り4五角
10 横歩取り通り魔事件
塚田実戦 二十九秒即死事件
本書でいう「B級戦法」とは単に無名な戦法であって嵌め手や珍戦法ではない。実際、「端美濃囲い」は有力戦法としてプロの実戦にも現れている。その他「ポンポン桂」や「ノーガード戦法」も、知っていてもやっかいな戦法である。勉強しておいて損はない一冊。
第1章 対振り飛車のB級戦法
第1節 平美濃返し
第2節 右四間飛車端棒銀
第3節 鳥刺しモドキ
第4節 ポンポン桂
第5節 端美濃囲い
第2章 振り飛車のB級戦法
第1節 擬装宗歩四間
第2節 逆襲! 変幻飛車
第3章 相居飛車のB級戦法
第1節 矢倉崩し左美濃中飛車
第2節 横歩取り素抜きトリック
第3節 難攻不落銀立ち陣
第4節 最短! ノーガード戦法
◆チェックポイント
平美濃返しの秘訣
右四間端棒銀の要点
鳥刺しモドキはここが良い味
ポンポン桂の急所
端美濃囲いの主眼点
擬装宗歩四間のおいしい術
逆襲! 変幻飛車はこう指せ
矢倉崩し左美濃中飛車のコツ
横歩取り素抜きトリックの極意
難攻不落銀立ち陣の奥義