将棋の本 2002


「東大将棋ブックス 矢倉道場 第三巻 3七銀」

 ▲4六銀▲3七桂型(第一巻第二巻)の前によく指された▲3七銀型の解説。未解決局面を残したまま忘れ去られていたが▲4六銀▲3七桂型への後手の対策が進んだことで見直されつつある、らしい。

目次

序章 ▲3七銀戦法の駒組み

 ▲3七銀戦法の駒組み

第一章 ▲1六歩型

 第一節 ▽4五歩▲3七銀交換型
 第二節 新変化▲9六歩型
 第三節 ▽7五同角型

第二章 ▲1五歩型

 第一節 ▽4五歩▲3七銀交換型
 第二節 ▽4五歩反発型

第三章 ▲2六歩保留型

 第一節 ▲2六歩保留型


「東大将棋ブックス 四間飛車道場 第三巻 左4六銀」

 最初から最後まで、居飛車が先手で四間飛車が後手、後手陣は▽8二玉型の美濃囲い。最後の二頁のみ▽4一金型であとはすべて▽5二金左型。

目次

第一章 左4六銀の駒組み

 第一節 左4六銀の駒組み

第二章 先手6九金型左4六銀

 第一節 ▽3七歩の変化
 第二節 ▽3六歩の変化
 第三節 ▽4五歩の変化
 第四節 ▽4三金の変化
 第五節 ▽2二角の変化
 第六節 突き捨て省略型
 第七節 先手準急戦

第三章 先手6八金型左4六銀

 第一節 ▽6四歩型
 第二節 ▽1二香型
 第三節 その他の形


「東大将棋ブックス 矢倉道場 第四巻 新3七銀」

 ▲3七銀▽6四角に▲4六角とする脇システムと▽6四角に▲6五歩とする指し方を解説した本。平成6年発行の「単純明快 矢倉・脇システム」(脇謙二著,毎日コミュニケーションズ)や平成11年発行の「矢倉3七銀分析 【上】」(森内俊之著,毎日コミュニケーションズ)の延長上にある。解説量は脇システムが「矢倉・脇システム」100頁=本書100頁>「矢倉3七銀分析」15頁、▲6五歩が本書110頁>「矢倉3七銀分析」40頁。

目次

序章 序盤の駒組み

第一章 角対抗・端歩突き合い型

 第一節 新研究▽6二飛型
 第二節 脇システム基本形
 第三節 角交換保留▲2六銀型

第二章 角対抗・端歩突き越し型

 第一節 角対抗▽3五歩開戦型
 第二節 角交換▽4六銀型

第三章 ▲6五歩早突き・▲5五歩型

 第一節 ▽5三銀・▽5五同歩型
 第二節 ▽6四歩型

第四章 ▲6五歩早突き・▲3五歩型

 第一節 ▽8五歩・▽7三桂型
 第二節 ▽6四歩型
 第三節 ▽3五同歩型


「B級戦法の達人プラス」

 五年前の「B級戦法の達人」に「対藤井システム猫ダマシ」(第1章第1節)と「端隠横歩取り」(第4章第2節・第3節)を追加したもの。気になる人のために書いておくと、「対藤井システム猫ダマシ」は5七銀左から5筋位取り、と見せかけて引角から4六角→右銀を移動して矢倉→穴熊と組み換えていく作戦、「端隠横歩取り」は巻の一が▲9六歩を入れた相横歩取りで▽9五角がないため▲8四飛が成立するというもの、巻の二は▲1六歩を入れた横歩取り▲6五角戦法(通常でいうところの▽4五角戦法)で定跡の▲5六香▽2五飛に▲1七桂がある、というもの。

目次

第1章 対振り飛車のB級戦法

 第1節 対藤井システム猫ダマシ
 第2節 平美濃返し
 第3節 右四間飛車端棒銀
 第4節 鳥刺しモドキ
 第5節 ポンポン桂
 第6節 端美濃囲い

第2章 振り飛車のB級戦法

 第1節 擬装宗歩四間
 第2節 逆襲! 変幻飛車

第3章 相居飛車のB級戦法

 第1節 矢倉崩し左美濃中飛車
 第2節 難攻不落銀立ち陣
 第3節 最短! ノーガード戦法

第4章 横歩取りのB級戦法

 第1節 横歩取り素抜きトリック
 第2節 端隠横歩取り巻の一
 第3節 端隠横歩取り巻の二

◆チェックポイント

 対藤井システム猫ダマシの概要
 平美濃返しの秘訣
 右四間端棒銀の要点
 鳥刺しモドキはここが良い味
 ポンポン桂の急所
 端美濃囲いの主眼点
 擬装宗歩四間のおいしい術
 逆襲! 変幻飛車はこう指せ
 矢倉崩し左美濃中飛車のコツ
 難攻不落銀立ち陣の奥義
 明日のためにノーガード戦法
 横歩取り素抜きトリックの極意
 端隠横歩取り巻の一の要旨


「四間飛車のバイブル (1) 必勝!! 四間飛車 急戦編」

「プロの実戦譜131局を収録!」だそうで全419頁、おおよそ、見開き右側が棋譜と解説で左側が局面図という構成になっている。棋譜には対局者や対局日などの情報はいっさいない。途中図から始まっている棋譜もあるがすべて投了までの手順が収録されている。全局四間飛車の勝局で四間飛車が先手でも後手でも盤面手前側表記、解説は棋譜中にA, B, C……と記号が入っている形式である。
 第4章「5五角」は居飛車が▽5五角として▲4七金や▲4七銀を強要してから急戦を仕掛ける作戦、第10章「その他」は藤井システムとは違うが居飛車穴熊に囲われる前に速攻する指し方、第11章「浮き飛車」は▲6六飛や▲7八飛から石田流を目指すもので一部立石流っぽいものもある。

目次

第1章 四間飛車 対 棒銀
第2章 四間飛車 対 ナナメ棒銀(5三銀左〜6四銀型)
第3章 四間飛車 対 ナナメ棒銀(5三銀右〜6四銀型)
第4章 四間飛車 対 5五角
第5章 四間飛車 対 左美濃急戦
第6章 四間飛車 対 6五歩早仕掛け
第7章 四間飛車 対 右四間飛車
第8章 四間飛車 対 5筋位取り
第9章 藤井システム
第10章 その他
第11章 浮き飛車
第12章 立石流
第13章 穴熊


「谷川の21世紀定跡 2 横歩取り▽8五飛戦法編」

 もう出ないのかと思っていたシリーズ第二弾。比較的新しい形にしぼってゆったり解説する方針は第一弾と同じである。
 本書は第2章が▲6八玉▲3八銀型の解説、第3章が▲8七歩を打たない形の解説。プロローグが三十頁とけっこう長く、8五飛戦法の出現から流行までを谷川九段の感想や経験を交えて概観している。▲9六角等の基本変化についても簡単な解説がある。
 第3章を必要とする人と、棋譜をあまり追わずに8五飛戦法について知りたい人は買い。8五飛の全貌をしっかり学びたい人は本書でなく中座五段の「横歩取り▽8五飛戦法」(日本将棋連盟)や森下八段の「8五飛を指してみる本」(河出書房新社)を選んだほうがよい。

目次

第1章 プロローグ ――▽8五飛戦法の出現――
第2章 ▲6八玉型の攻防
第3章 角交換型の攻防
第4章 実戦編
 対 羽生善治四冠戦 (1)
 対 丸山忠久名人戦 (1)
 対 丸山忠久名人戦 (2)
 対 丸山忠久名人戦 (3)
 対 羽生善治四冠戦 (2)
 対 島朗八段戦
 対 丸山忠久名人戦 (4)
☆参考棋譜


「東大将棋ブックス 四間飛車道場 第四巻 4五歩」

 本書のウリは、帯にもあるように、▲2四歩に▽同角と取る変化がやたらと詳しいことです。先手が飛車切って馬つくって後手が自陣飛車を打つあの変化、あれに▲9五歩が絡む例のアレが、詳しく解説されています。前著「急戦! 振り飛車破り (4) 徹底4五歩早仕掛け」との大きな違いは▲6九金型でなく▲6八金直型が主になっていることだそうです。ちなみに頁数的には第二章が五十頁弱、第三章が九十頁弱と▽2四同歩型の解説のほうが多くなってます。全巻そろえて辞書のように使いましょー。

目次

第一章 ▲4五歩早仕掛けの駒組み

 第一節 ▲4五歩早仕掛けの駒組み

第二章 ▽2四同角型

 第一節 ▲9五歩突き捨て型
 第二節 ▲4三歩型
 第三節 ▲4五歩型

第三章 ▽2四同歩型

 第一節 ▽4五同銀〜▽8八角成型
 第二節 ▽4五同銀〜▽同飛型
 第三節 ▽4五同銀に▲3三角成
 第四節 ▽5三銀型

第四章 二枚銀戦法

 第一節 二枚銀戦法

第五章 その他の形

 第一節 ▽6五歩型
 第二節 ▽7三桂型
 第三節 ▽1二香型
 第四節 米長流▲4六銀
 第五節 ▲3五歩早突き
 第六節 ▽1二香早上がり
 第七節 ▲6九金型


「東大将棋ブックス 矢倉急戦道場 棒銀&右四間」

 後手からの超急戦を扱った本。そこんとこを強調したくて「矢倉道場 第五巻」でなく「矢倉急戦道場」にしたのだそーです。

目次

第一章 棒銀

 第一節 棒銀の駒組み
 第二節 新研究▽5二金右型
 第三節 ▽6四歩型
 第四節 ▽4二銀型

第二章 右四間飛車

 第一節 右四間飛車の駒組み
 第二節 ▽4二金型
 第三節 ▽3二銀型
 第四節 ▽3二金型
 第五節 ▲3八飛型


「四間飛車のバイブル (2) 必勝!! 四間飛車 持久戦編」

 急戦編に続く「四間飛車のバイブル」第二弾。プロの実戦譜115局を収録している。第4章「1二玉型」は特定の作戦ではなく色々な1二玉型を集めたもの、第5章「2一玉型」は西田スペシャルである。

目次

第1章 四間飛車 対 玉頭位取り
第2章 四間飛車 対 四枚美濃
第3章 四間飛車 対 銀冠(左美濃)
第4章 四間飛車 対 1二玉型
第5章 四間飛車 対 2一玉型
第6章 四間飛車 対 穴熊に組ませる
第7章 四間穴熊 対 銀冠(左美濃)
第8章 相穴熊


「三浦流右四間の極意」

 先手右四間飛車−後手四間飛車の戦いを総合的に扱った本。平成11年4月〜9月のNHK将棋講座「三浦弘行の速攻!振り飛車破り右四間完全マスター」を再構成したものだそうで、序盤の超急戦も含めほとんどの型を網羅している。ウリは第3章の飛車先不突右四間飛車+居飛車穴熊である。
 右四間飛車についてこれだけまとめた本は他にないので店頭で内容を見て良さそうだと思った人は即買い(毎コミの本は入手困難になるのが早い!)。物足りないと思った人は東大将棋ブックス四間飛車道場シリーズの対右四間飛車編が出るのを待っても遅くはないと思う(出版社が同じなのでしばらく出ないかも……)。参考までに第1章〜第5章は209ページ、そのうち第5章実戦編は41ページで純粋な定跡書なら不要な感じ。

目次

まえがき
プロローグ

第1章 右四間飛車の基本型

 パート1 2六歩型舟囲い
 パート2 2六歩型左美濃
 パート3 2六歩型銀冠
 パート4 2六歩型居飛車穴熊

第2章 飛車先不突右四間飛車

 パート1 2七歩型舟囲い
 パート2 2七歩型左美濃
 パート3 2七歩型銀冠

第3章 本論・飛車先不突右四間飛車+居飛車穴熊

 パート1 居飛車穴熊VS美濃囲い
 パート2 振り飛車の揺さぶり
 パート3 居飛車穴熊VS銀冠

第4章 飛車先不突・序盤の重要変化

 パート1 振り飛車▽4五歩の急戦
 パート2 5三銀型VS居玉の速攻

第5章 実戦編

 会心の飛車切り 対▽加瀬純一五段
 時間に追われた終盤戦 対▲堀口弘治六段
 粘りに屈す 対▲先崎学六段
 結論を出した一局 対小倉久史五段

あとがき


「東大将棋ブックス 四間飛車道場 第五巻 棒銀」

 帯によると「1筋端攻めの是非はいかに」だそーです。

目次

第一章 棒銀の駒組み

 第一節 棒銀の駒組み

第二章 ▽5一角・4五銀型

 第一節 ▲3六銀に▽4四角
 第二節 ▲3六銀に▽3七歩
 第三節 ▲3六銀に▽3四銀
 第四節 単に▲3六銀の変化

第三章 ▽5一角・3三桂型

 第一節 ▲4六銀右に▽4四歩
 第二節 ▲4六銀右に▽3五歩
 第三節 ▲4六銀右に▽3六歩

第四章 ▲4六歩型その他

 第一節 ▽6五歩型
 第二節 ▽1三歩型
 第三節 ▲1七歩型

第五章 ▲4七歩型

 第一節 ▽4二金型に▲9八香
 第二節 ▽4二金型に▲3五歩
 第三節 ▽4二金型に▲9七角

第六章 1筋端攻め型

 第一節 1筋端攻め型


「東大将棋ブックス 横歩取り道場 第一巻 8五飛阻止」

 先手が▲8七歩を保留して▲3三角成▽同桂▲8八銀とする形を中心とした解説書。先手の玉形はすべて▲5八玉▲3八金型である。全220頁で第一章から第四章までが180頁、第五章と第六章はそれぞれ20頁くらい。「まえがき」によると本書の作戦を初めて指したのは著者の所司六段で相手は本家・中座五段だったそうです。
 このシリーズ全体にいえることだが定跡書というよりはプロの実戦譜をパソコンで分類した本という感じで指し手の必然性や形勢判断の根拠がイマイチよくわからない。変化満載の本を毎月のように出してくれるということでこれはこれでよいのですが。

目次

第一章 基本図までの駒組み

 第一節 基本図までの駒組み

第二章 ▽5一金▲4八銀〜▽8四飛型

 第一節 ▲2三歩型
 第二節 ▲7七桂型
 第三節 ▲6六角型

第三章 ▽5一金▲・3三角成〜▲5六飛型

 第一節 ▲5六飛型

第四章 ▽6二銀▲3三角成〜▽8四飛型

 第一節 ▲2三歩型
 第二節 ▲7七桂型
 第三節 ▲2八銀型

第五章 ▽6二銀▲3三角成〜▽8二飛型

 第一節 ▲4八銀▽5一金に▲6六角型
 第二節 ▲8七歩型
 第三節 ▲6六角型

第六章 ▽8四飛型

 第一節 ▽8四飛型

第七章 ひねり飛車型

 第一節 ひねり飛車型


「定跡外伝 2」

 十年くらい前に出た「定跡外伝」の続編。見開き単位で数多くの局面が解説されていて一言では説明できねぇ! 各章の頭に「第○章を読む前に」というのがあるけど章全体の要約というわけではないので店頭で見て買うかどうか決めようという人は注意が必要。帯の売文句「一撃必殺裏定跡」に目を惹かれただけの人はやめといたほうがいいです(そんなウマい話はころがってません)。定跡書を読むのが好きな人にのみお薦め。

目次

第1章 四間飛車急戦外伝

二枚銀▲2二歩/二枚銀▲9五歩/棒銀▲1五銀捨て/棒銀▲2二歩/▽7二飛戦法/鷺宮/▲9八香型山田定跡/英春流/▲4五歩早仕掛け/▽1二香型山田定跡/棒銀▽4三金型/右銀の急戦/鷺宮の変化(▽1二香の欠陥)/飛車切り▲4五歩/玉頭銀/玉頭銀封じ/斜め棒銀/穴熊 VS ▲4六銀/穴熊 VS 棒銀/山田流▲9七角/早仕掛け・一直線型/ポンポン桂/4五ポン/新鷺宮

第2章 四間飛車外伝

居飛穴▲6八銀/対左美濃▲5五歩/対5筋位取り引き角戦法/玉頭位取り対▽5四金/居飛穴時間差攻撃/対飛車先不突袖飛車/立石流退治/端美濃破り/対藤井システム/角交換四間穴熊

第3章 相穴熊外伝

相穴熊/相穴熊▽6五歩/相穴熊▲4五歩

第4章 力戦振り飛車外伝

升田式早石田2四歩/対石田封じ▽5四歩/対ごきげん中飛車/先手中飛車6五歩/ひらめ破り/石田棒金対策

第5章 右四間外伝

右四間▲3七歩型/右四間▲4二歩/右四間左美濃/右四間相穴熊/右四間対三間

第6章 三間飛車外伝

三間飛車早仕掛け/対石田本組・中原攻め/対三間・端仕掛け/対▽4三銀型急戦/対三間穴熊急戦/対三間・二枚銀

第7章 矢倉外伝

矢倉脇システム▽6九角/矢倉脇システム▽4九角/銀冠飛車殺し/▲3七銀・▽7三銀対抗型/銀冠阻止/雁木対策/居飛車系・風車

第8章 横歩取り外伝

相横歩▲7七桂/相横歩▲7七歩/中座流はずし/▲3三同飛成/対▲4六角・端角王手/対▲4六角・歩受け/対▲4六角・歩突き/相横歩▲8八飛/横歩取り▽4五角/▲4四角戦法破り/横歩▽4五角破り


「東大将棋ブックス 四間飛車道場 第六巻 最強1二香」

 後手四間飛車が先手の居飛車急戦に対して▽3二銀・▽1二香型で構える、要するに第1図の形の解説。全般的にどこかで見たよ〜な変化ばかりである。ウリは「鷺宮+4五歩早仕掛けの新型が登場」(第二章)ということでこれは第2図の形だが、これも何年も前からあるよーな。少しでも気になる人は絶版になる前に買っときましょう。

後手の持駒:なし          後手の持駒:なし
 9 8 7 6 5 4 3 2 1     9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+   +---------------------------+
|v香v桂 ・v金 ・ ・ ・v桂 ・|一  |v香v桂 ・v金 ・ ・ ・v桂 ・|一
| ・v玉v銀 ・v金v飛v銀 ・v香|二  | ・v玉v銀 ・v金v飛 ・ ・v香|二
| ・v歩v歩v歩v歩 ・v角v歩v歩|三  | ・v歩v歩v歩 ・v銀v角v歩v歩|三
|v歩 ・ ・ ・ ・v歩v歩 ・ ・|四  |v歩 ・ ・ ・v歩v歩v歩 ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 歩 ・|五  | ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 歩 ・|五
| 歩 ・ 歩 ・ 歩 ・ 歩 ・ ・|六  | 歩 ・ 歩 ・ 歩 歩 歩 ・ ・|六
| ・ 歩 ・ 歩 銀 歩 ・ ・ 歩|七  | ・ 歩 ・ 歩 銀 ・ ・ ・ 歩|七
| ・ 角 玉 ・ 金 銀 ・ 飛 ・|八  | ・ 角 玉 金 金 銀 飛 ・ ・|八
| 香 桂 ・ 金 ・ ・ ・ 桂 香|九  | 香 桂 ・ ・ ・ ・ ・ 桂 香|九
+---------------------------+   +---------------------------+
先手の持駒:なし          先手の持駒:なし

  第1図(▽1二香まで)       第2図(▲4六歩まで)

目次

第一章 最強▽1二香型の駒組み

 第一節 最強▽1二香型の駒組み

第二章 ▲4六歩型新鷺宮定跡

 第一節 ▽6四歩型に▲4五歩
 第二節 ▽6四歩型に▲3五歩
 第三節 ▽7四歩型
 第四節 その他の形

第三章 ▲3五歩型鷺宮定跡

 第一節 ▽3二飛に▲3六飛
 第二節 ▽3二飛に▲6六角
 第三節 ▽3二飛に▲2八飛

第四章 ▲6六歩型鷺宮定跡

 第一節 ▽6四歩に▲3五歩
 第二節 ▽6四歩に▲9七角

第五章 ▲6六歩居飛車型

 第一節 ▲9七角に▽5三金
 第二節 ▲9七角に▽6三銀

第六章 ▽6四歩型対鷺宮定跡

 第一節 ▲3八飛に▽4三銀
 第二節 ▲3八飛に▽4五歩
 第三節 ▲3八飛に▽7四歩

第七章 5筋位取り

 第一節 5筋位取り▲4六歩型
 第二節 5筋位取り▲6六歩型

第八章 ▲6九金型

 第一節 ▲6九金型鷺宮定跡
 第二節 ▲6九金型斜め棒銀


「高田流新戦略3手目7八金」

 ▲7六歩▽8四歩▲7八金から始まる序盤の解説。と、これだけで興味を惹かれた人は買い。知らないとヤラれるというものでもないので中終盤勝負の人は必要なし。特に、▲7六歩▽3四歩スタートの振り飛車党の人はまるで関係なし。帯には「3手目からリードを狙う全対応型の新序盤戦術」とあるが、相手の手に応じて色々な指し方をする壮大な戦略なので英春流のような「これ一本」を期待するとハズレである。
 内容としては、まず4手目が▽3四歩・▽8五歩・▽3二金に限定されるという説明があり、続いてそれぞれに対する先手の指し方が解説されている。先手の指し方というのは目次の実戦編のところに並んでいるようなものである。詳しく知りたい人は買って読んでネ。はやくしないと毎コミの本はすぐ絶版になるぞ! ちなみに全220ページで定跡編は約80ページ。

目次

はじめに

第1部 定跡編

第1章

4手目▽3四歩には
4手目▽8五歩には
4手目▽3二金には

第2部 実戦編

第1章 ▽3四歩型

 ・後手陽動振り飛車 対▽大島映二六段
 ・後手矢倉 対▽小野修一七段

第2章 ▽8五歩型

 ・飛車先不突き角換わり腰掛け銀 対▽藤原直哉四段
 ・角不交換後手棒銀 対▲深浦康市五段
 ・▲8八銀から3手角 (1) 対▽田中寅彦八段
 ・▲8八銀から3手角 (2) 対▽石田和雄九段
 ・▲6八銀力戦四間飛車 対▽郷田真隆三段
 ・▲6八銀から右四間飛車 対▽米永邦雄九段

第3章 ▽3二金型

 ・5筋位取り中飛車 (1) 対▽塚田泰明八段
 ・5筋位取り中飛車 (2) 対▽所司和晴六段
 ・5筋位取り中飛車 (3) 対▽丸山忠久五段
 ・5筋歩交換中飛車 (1) 対▽所司和晴六段
 ・5筋歩交換中飛車 (2) 対▽高野秀行四段
 ・▲4六銀型中飛車 (1) 対▽佐藤康光八段
 ・▲4六銀型中飛車 (2) 対▽土佐浩司七段
 ・▲6六銀型中飛車 対▽所司和晴六段

棋譜解説

あとがき


「中飛車戦法」

「居飛車穴熊を撃退する!」が売り文句の中飛車本である。杉本昌隆六段の居飛穴対策本としては「振り飛車新世紀 6 杉本流四間飛車――封殺! 居飛車穴熊」(毎日コミュニケーションズ)以来二冊目となる。目次の小見出しは本文から拾って私がつけくわえた。
 第1章は角道を止める普通の中飛車で、大雑把にいえば8筋逆襲と6筋逆襲と相穴熊。第2章は要するにゴキゲン中飛車である。おちついた展開は第1章を参照、ということで居飛車が急戦できた場合の解説がほとんどになっており、これまでに出ている本とかなりの重複がある。

目次

第1章 居飛車穴熊対策の中飛車

 振り飛車▲6七銀型
 ▲6七銀〜▲8八飛型
 振り飛車▲4六銀型
 振り飛車5筋位取り
 振り飛車5筋歩交換型

 復習問題

第2章 力戦中飛車

 振り飛車8筋逆襲型
 居飛車急戦型
 居飛車▽6四銀型
 居飛車▽6三銀型
 居飛車8筋歩交換型
 居飛車角交換持久戦型

 復習問題


「東大将棋ブックス 横歩取り道場 第二巻 相横歩取り」

 第一巻「8五飛阻止」につづく横歩取り道場第二弾。編集後記によると第三巻は▽4五角戦法になるようです。四間飛車道場は十五巻くらい出したいらしい。

目次

第一章 基本図までの駒組み

 第一節 基本図までの駒組み

第二章 ▲7七銀・飛交換型

 第一節 ▽8二角型
 第二節 ▽6四歩型
 第三節 ▽7三角型
 第四節 ▽8二歩型
 第五節 ▽8六歩型

第三章 ▲7七銀・▲3六飛型

 第一節 ▲3六飛型

第四章 ▲7七桂型

 第一節 ▲6六角型
 第二節 ▲5八玉型

第五章 ▲7七歩型

 第一節 ▲7七歩型


「東大将棋ブックス 四間飛車道場 第七巻 相穴熊」

 先手居飛車穴熊対、後手四間飛車穴熊▽5四銀・▽6二飛型の解説書。
 編集後記によるとこの第七巻から第九巻まで後手四間飛車穴熊の三連発となるらしい。また表紙カバーには四間飛車道場と横歩取り道場が「以下続刊予定」、矢倉道場は「全四巻」、矢倉急戦道場は「全一巻」とあって矢倉道場は打ち止めの様子。

目次

第一章 相穴熊の駒組み

 第一節 相穴熊の駒組み

第二章 6八銀型対5一金型

 第一節 ▲6八銀に▽7四歩
 第二節 角交換後の▲4四角に▽6四角
 第三節 角交換後の▲4四角に▽2五桂
 第四節 角交換後の▲2四飛
 第五節 ▲6八銀に▽7二金左
 第六節 ▲6八銀に▽6三飛

第三章 8六角型対5一金型

 第一節 ▲1六歩に▽1四歩
 第二節 ▲1六歩に▽7四歩
 第三節 ▲1六歩に▽9四歩

第四章 後手5二金型

 第一節 ▲7八金右に▽6一飛
 第二節 ▲7八金右に▽1四歩
 第三節 ▲7八金右に▽4五歩

第五章 先手6七金型

 第一節 7九金・6七金型
 第二節 7八金・6七金型

第六章 先手6六銀型

 第一節 先手6六銀型


「東大将棋ブックス 横歩取り道場 第三巻 4五角戦法」

 横歩取り▽4五角戦法を解説した本は案外なくって「横歩取りは生きている」「続 横歩取りは生きている −上巻−」(沢田多喜男著,将棋天国社),「横歩取りガイド」「横歩取りガイド II」(所司和晴著,毎日コミュニケーションズ),「羽生の頭脳 10 最新の横歩取り戦法」(羽生善治著,日本将棋連盟)と古いのばかりである。しかしこのところプロ間で指されていないこともあって定跡はたいして進歩しておらず、本書も革命的な新手が載っているわけではない。サワリを知りたいだけなら「羽生の頭脳 10」で十分である。
 本書の特徴は終盤が異様に詳しいことにある。▽4五角戦法をよく指す人・指される人、変化を追求してみたいが棋力と時間がたりない人、シリーズものはそろえないと気がすまないマニアな人、参考書に載っていることを知らないと不安でしょうがない受験生な人にお薦め。あー、あと、第六章の内容はこれまでの本には載ってないです(「定跡外伝 2」にチラッとあるだけ)。

目次

第一章 基本図までの駒組み

 第一節 基本図までの駒組み

第二章 ▽2三歩に▲7七角型

 第一節 ▲1一角成に▽3三桂
 第二節 ▲1一角成に▽8七銀

第三章 ▽2三歩に▲8七歩型

 第一節 ▽2三歩に▲8七歩

第四章 ▽4五角に▲7七角型

 第一節 ▽4五角に▲7七角

第五章 ▽4五角に▲8七歩型

 第一節 ▽4五角に▲8七歩

第六章 ▽4五角に▲3五飛型

 第一節 ▽4五角に▲3五飛

第七章 ▽2八歩に▲7七角型

 第一節 ▲7七角に▽8八飛成
 第二節 ▲7七角に▽7六飛


「森下の対振り飛車熱戦譜」

 森下八段の対振り飛車自戦記二十局。六年前の「森下の四間飛車破り」(自戦記十二局+解説つき棋譜六十八局)にくらべると単なる自戦記集になっちゃった感じ。森下八段の指しまわしが好きな人にのみお薦め。

目次

第1局 三段構えの作戦 対▲藤井猛竜王 ▽袖飛車
第2局 難解な終盤の競り合い 対▲藤井猛竜王 ▽袖飛車
第3局 三たび袖飛車の激突 対▲藤井猛九段 ▽袖飛車
第4局 工夫をぶつけあった一局 対▽藤井猛九段 ▲5五角型左美濃
第5局 消滅した▲3六歩型 対▽藤井猛九段 ▲居飛車穴熊
第6局 千日手を視野に入れて 対▲藤井猛竜王 ミレニアム
第7局 最新藤井システムとの戦い 対▲藤井猛九段 ▽居飛車穴熊
第8局 初手合いでの急戦 対▲久保利明五段 ▽鷺宮定跡
第9局 藤川流の応用 対▲久保利明六段 ▽変則銀冠
第10局 三間飛車穴熊を迎え撃つ 対▲久保利明六段 ▲三間穴熊VS▽左美濃
第11局 難解な終盤の結末 対▲久保利明七段 ▽居飛車穴熊
第12局 捌きと押さえこみ 対▲久保利明七段 ▲升田式石田流VS▽棒金
第13局 鈴木流四間穴熊 対▲鈴木大介五段 ▲四間穴熊VS▽銀冠
第14局 中盤のねじりあい 対▲鈴木大介五段 ▲四間穴熊VS▽銀冠
第15局 三たび穴熊と対峙 対▲鈴木大介六段 ▲四間穴熊VS▽銀冠
第16局 小倉流の穴熊 対▽小倉久史六段 ▲銀冠VS▽四間穴熊
第17局 独特の大局観 対▽小倉久史六段 ▲左美濃
第18局 中村流の受け 対▽中村修八段 ▲ミレニアム
第19局 流れる駒捌き 対▲中村修八段 ▽ミレニアム
第20局 A級順位戦での死闘 対▽三浦弘行八段 相穴熊


「島ノート 振り飛車編」

「これが最前線だ!」の振り飛車・力戦編のような本。週刊現代に連載されていた「ハイパー実戦塾」を元ネタとしているが全面的に書き直されており、面影はない。ついでに、「ハイパー実戦塾」は島八段と塚田九段のリレー連載だったがその面影もない。目次前半の「奇襲大全」みたいなのはこれでもプロが真面目に研究しているマトモな作戦で、後半は藤井システムを中心とした四間飛車最新形の話である。読むだけでも面白く、振り飛車全般を扱っているので「角換わり腰掛け銀研究」とちがって万人にお薦めできる。この内容で四百八十ページもあって千八百円はお買い得。ただしこれ一冊で定跡に強くなろうと思ってもムリである。

目次

向かい飛車の章

 鬼殺し向かい飛車――後手が握る主導権
  (1) 桂捨て作戦
  (2) 筋違い角鬼殺し向かい飛車

 新・升田流向かい飛車――常識を覆した新手
  (1) 鈴木スペシャル
  (2) やまびこ飛車

 ▽3二金型向かい飛車――居飛車穴熊を阻む
  (1) 小倉流▽2三飛
  (2) 三浦流一手得作戦
  (3) ▽5二金左型 VS 穴熊

 ▽3二銀型向かい飛車――軽いさばきの妙味

 メリケン向かい飛車

三間飛車の章

 新・早石田――人気戦法に新研究
  (1) 先手早石田 VS ▽4二玉
  (2) 先手早石田 VS ▽5四歩
  (3) 先崎流後手早石田破り
  (4) 3・4・3戦法

 新・石田流――天敵を破る改良形
  (1) 久保流棒金破り
  (2) 森内流引き角棒金
  (3) 穴熊破りダイヤモンド美濃

 中田功XP

中飛車の章

 ゴキゲン中飛車――居飛車の試行錯誤
  (1) 丸山ワクチン
  (2) 田村流
  (3) 青野新手
  (4) 飛先即交換型
  (5) 森下流ゴキゲン破り
  (6) 先手5筋位取り型

 カメレオン戦法――変幻自在の力戦形

四間飛車の章

 藤井システム VS 穴熊――進化の究極を追う
  (1) ▽3二銀型
  (2) ▽4三銀型 VS ▲8八玉
  (3) ▽4三銀型 VS ▲5五歩
  (4) ▽4三銀型 VS ▲8六角
  (5) ▽3二飛型
  (6) ▲5五角戦法
  (7) 2002年型早囲い VS ▽7四歩
  (8) 先手藤井システム最前線

 藤井システム VS カマボコ――人気根強い穏健策
  (1) 穴熊組み替え作戦
  (2) 陽動カマボコ

 藤井システム VS 急戦――定跡書にない秘手
  (1) 羽生流右▲4六銀
  (2) 対右▽6四銀終盤一気作戦

 鈴木システム――新発想の穴熊対策
  (1) 対▲6八角型穴熊
  (2) 対▲5九角型穴熊
  (3) 飛車殺し作戦

 相穴熊――振り穴破る新手法
  (1) 銀冠穴熊▲2四歩作戦
  (2) 2002年型9筋逆襲作戦
  (3) ガッチャン銀

 右四間――流行戦法への反撃
  (1) 穴熊破り右四間返し
  (2) 穴熊破り石田流
  (3) 矢倉はずし▲5七銀
  (4) 三浦流早仕掛け

 居飛車定跡外戦法――有力な個性派たち
  (1) 新・鳥刺し
  (2) 新・かまいたち
  (3) 地下鉄飛車
  (4) 高田流逆棒銀


「東大将棋ブックス 四間飛車道場 第八巻 銀冠 VS 穴熊」

 後手四間飛車穴熊▽6三金型対先手居飛車銀冠の解説書。類書としては五年ほど前の「鈴木流四間穴熊」があるが(もう絶版かも)、こちらは四間飛車穴熊が先手で対銀冠の解説は三十頁程度、内容は下の目次でいうと第二章の第二節と第六節に相当する。

目次

第一章 穴熊 VS 銀冠の駒組み

 第一節 穴熊 VS 銀冠の駒組み

第二章 後手5三歩・4五歩型

 第一節 ▲6七金右に▽1四歩
 第二節 ▲6七金右に▽6二飛
 第三節 ▲6七金右に▽6三金
 第四節 ▲6七金右に▽7五歩
 第五節 ▲6七金右に▽6五歩
 第六節 ▽4五歩に▲6七金右

第三章 後手5四歩型

 第一節 ▲6七金右に▽4五歩
 第二節 ▲6七金右に▽5二飛

第四章 後手7二飛型

 第一節 ▲9五歩に▽5四歩
 第二節 ▲9五歩に▽7四金

第五章 先手9五歩早突き型

 第一節 ▲9五歩に▽6五歩


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