ニコンF5をバリバリつかう!

ニッケル水素電池パックの自作

F5を使っていて、まず問題に感じたのが電力の大食らい!12月にボデーを新品購入して、2月までには3セットのアルカリ乾電池を消費していました。自慢のVRズーム使用時には特に電力の消費量が大きいようで、これではたまったものではありません。
F3,F4と使ってきて、電源供給で悩むなんて初めてでした。

 

まず思いついたのが、MN−30の購入。でもこれえらく高いんですよね。充電器MH−30にいたっては
¥36,000!
MN−30を2パックと充電器まで揃えたら、へたすると上等なカメラの中古ボデーが買えたりするような値段。

 

HPでいろいろ調べてみると、MN−30にはニッケル水素電池が9セル入っているらしい。またアメリカのサイトでは自作でMS−30に9セル入れて使っている人もいました。
追補:その後の調べで、10セル入っているという情報もありました。10本入るように思えないのですが・・・。そこのところ実際どうなっているのでしょうか?ご存知な方よろしければ教えてください(笑)。
追補2:このサイトでもリンクしていただいている、KENさんからの情報により、やはり10セル入っているそうです。一般の単3タイプセルではないようですね。

 

ニッケル水素電池なら秋葉原に行けば2100mAhでも@200ぐらいで買えます。9セル使ったって安いもの。でも、いちいち電池を取り出して充電するのはメンドウだな。
MH−30みたいに、1パックで一気に充放電できないとあまり実用的でないし・・・。

 

充電器については、ラジコンの世界が進んでいるようでした。3C充電!とか1A放電!!とか、30セルまとめて充電できるスーパー充電器などなど。
で、安い充電器はないかな〜とまたHPを探していたら、良いのがありました。
潟Cーグル模型のAD110アクティブチャージャー。
AC100V、DC12VでNi−CD,Ni−MHを1セル〜10セルまで急速充電可能!充電完了後はトリクル充電に切り替わり、エラー時を知らせるアラーム付き。

 

上の銀色のケースがAD110、下の黄色い小さなケースは放電器#1426オートカットディスチャージャー

 

こんな多機能、高性能でなんと¥7,580!!
これなら、MS−30を9セル仕様にして使えば、ほぼMN−30と同じような環境でF5を運用できます。

 

これだ!!ということで、MS−30の改造を開始しました。

 

 

MS−30をよーく見るとどうやらネジ3本で分解できそう。

 

 

で、カバーをはずす。

 

手前側の上下の接点を切り離せば、リード線をはんだ付けして9セル目を割り込ませられる。

 

2つ並んだ小さなつめを慎重に起こして、接点を取り外します。

 

 

取り外した接点をニッパーで慎重に切断。このあたりからしくじるとMS−30がパーになるので、
注意注意。

 

 

切り離した接点を再び本体に取り付けるためのつめをやっぱりニッパーで慎重に整形。

 

本体に新たなつめを差し込めるように切り込みをナイフでいれて、接点を取り付ける。これで上下の接点が切り離された。

 

つぎは電池の加工。両極にリード線をはんだ付けする。大きめのこてで手早く仕上げないと、電池に悪影響。一応収縮チューブで保護しておく。
追補:その後このパックを運用していく中で、9セル目の一部が微妙にF5電池室内壁とスレる部分があることが、わかりました。電池の外皮はとても薄く、やわらかいので、スレの進行により破れる可能性あり。収縮チューブでの保護は必須と判断します。

リード線は電流の抵抗を減らすために少し太めのものを選んだ(これ案外大事)。

 

切り離した接点をはんだ付けする。この辺の処理で9セル目の電池がスムーズに取り付くかが決まるので、リード線のはんだ付け方向、長さは現合で慎重に決める。

 

さて、いよいよ電池の装填!!9セル目はとりあえずテープで固定しました。

 

充電、放電はこちらの端子にワニ口クリップをはさんで行います。間違えないようにテプラで+−を明記。1A放電で10Vまで放電したあと、フルチャージ(3A)で1パックだいたい20分ほどでチャージ完了。充電完了時の電圧は約12.5〜13V。

これで費用は?
AD110アクティブチャージャーと#1426オートカットディスチャージャーで ¥8,976.−
MS−30を1個追加で¥2,500.−
その他ワニ口クリップ、コネクター代で¥1,000.−ぐらいでした。

未確認ですがMN−30は低容量タイプのニッケル水素電池を使用していると思われる(発売当時は高容量の電池は無かったはず、マイナーチェンジしているとは思えない)ので、今回2100mAhの電池使用により倍ぐらいの容量にはなっていると思われます。
追補:MN-30は1150mAhだそうです。発売当時より表記は変わっていないとのこと。やっぱりね 〜。容量上げれば、充電器の仕様も変更しなければならないし、そう簡単にマイナーチェンジできませんね。

大成功でした!

 

注意!  この記事を参考に自作される方はあくまでも自己リスクでやってください。電池の電力はバカにできないほど強力です。
大事なF5の破壊(おそらくショートすれば全損でしょうね)、人身事故等有り得ないことではありません。やはり電気の知識の無い方にはお勧めしません(とは言え、電気の知識があればこんなサイト見なくても、自力で改造できてしまう程度のものですが・笑)。