棒使い 貝吹き ぼうつかい かいふき
棒使いは墨で立派な髭を描き、六尺ほどの棒を持って行列の先頭に立ちます。一行が進む先の要所で貝吹きが法螺貝を吹き鳴らすと、棒使いが棒術をします。魔を払う意味があるそうです。棒使いは小学校の高学年程度で勤めます。
おかめ 天狗 おかめ てんぐ
おかめと天狗と言っていますが、おかめは宇須女、天狗は猿田彦という神だそうです。それぞれ面を付けて、おかめは鈴を、天狗は矛を持って一緒に歩き、獅子が舞っている間は傍らで見ています。
ささら 蝿追い ささら はいおい
ささら(ささらっこ)は女の着物を着て笠で顔を隠していますが、中身は小学校中学年程度の男子です。竹で作った「すりざさら」という楽器で伴奏をし、演目によっては障害物の様な役割もします。また、ささらがいる事で獅子舞が視覚的に華やかになります。
はい追いは小学一年生前後の小さい子が顔に立派な髭を描き、手には軍配と男根の作り物を持って、獅子の後について真似をするものです。普通は三四人いますが、特に決まりはありません。
獅子 しし
雌一、雄二の三頭の獅子で、雌は「中獅子なかじし」又は「女獅子(雌獅子)めじし」と呼び、雄の黒い方を「前獅子まえじし(さきじし)」、緑の方を「後獅子あとじし」と言います。中獅子は歩いているときには獅子の先頭にいるのですが、舞うときには雄の間に入るのでこう呼びます。獅子頭は舞い手の頭部にくくりつけ、腹に太鼓を付けて両手にバチを持って打ちながら舞います。また中獅子だけはどの演目でも終始太鼓を打ち続けているので、皮の締まり具合のよい、音のよい太鼓を選んで付けます。
獅子だけは演目ごとに人が交代するので、現在は中学生程度から三十歳代の人まで獅子役が十数人揃っています。獅子になりたての人を「新習い」といい、「宮参り」から始めて順にあとの曲をつとめるようになります。以前は前獅子の人は前ばかり、後獅子の人は後ばかりをするというように、自然に決まっていたのですが、近年は全体を覚えられるように入れ替えるようにしています。中獅子は比較的小柄な人がなります。
笛 仲立 ふえ なかだち
笛を吹く役は主に獅子をしない年齢の人達で構成されていて、かつて獅子をしていた人も多くいます。しかし近年は子供や女性も入って若やいできました。笛の責任者は親笛といい、特別の半纏があります。
仲立は獅子舞の指導の責任者であり、全体を取りまとめる役です。仲立も特別の半纏をはおります。以前は社務所内に、歴代仲立の肖像写真を掛けていたほどの役割です。