※弱法師・解説※
河内の国(大阪府)高安の里に住む佐衛門尉通俊は人の讒言を信じ、息子俊徳丸を追い出してしまいました。道俊は自分の行いを悔い、俊徳丸の幸せを願い、天王寺で貧民に物を与える「施行」を7日間行います。俊徳丸は放浪のうちに盲目となり「弱法師」と呼ばれる乞食に身を落とし、道俊の施行の場へと現れます。天王寺の縁起を語る俊徳丸の姿を見て、道俊は我が子であることに気が付きます。道俊は極楽浄土に向かう天王寺の西門に沈む夕日を拝むように勧め、弱法師は夕日を拝んでいるうちにかつて見た難波の美景を嘆じます。やがて夜になり道俊は名乗り、親子は再会を果たし高安の里へと帰っていきます。