愛車のマウンテンバイク、GIANTが盗難にあったのが一ヶ月前。翌日見つかったものの、見つけた場所は自宅そばの、「川」・・・。橋の上から投げ捨てられたらしく、後ろ半分のフレームは曲がり、とても走れるような状態ではなく、ものの見事な全損だった。 普通は買い換えるのだけど ・・・ 俺は見捨てない!! 捨てるのはやれることをやりきってからでも遅くはない。見事復活して、盗んだ野郎に元気な姿を見せてやれ! |
| てことで、やってみる。ダメもとだけど・・・ |
シトシトと秋雨の振る中、いつものガレージに持ち込む。正直フレーム修正をできる自信がないゆえに、ちょっと腰は重い。スポークに挟まったままの水草が、なんとも悲しい我がGIANT。まずはナニをしようか・・・
投げ捨てられた際のダメージとしては、大きなものでフレームの損傷があるほかに、落下の衝撃で(多分ハンドルが振れた衝撃)で、ワイヤー類が千切れてしまっている。最初はフレームばかりに気を取られていたけど、ワイヤー類がやられているんじゃ走行ができやしない。ていうか、こんなの、部品がとれるのだろうか? 自転車の部品事情がわからないだけに、不安が付きまとう。 まぁどっちみち、フレーム修正をする際に邪魔なので、ワイヤー類は全て取り払うことにした。こう何本もあると、組みつけに苦労しそうだなぁ・・・。
ここからがメインディッシュ(笑)。外せる部品は出来るだけ外して、フレームを万力に載せる。ウ〜ム、見てくれよ、この見事な凹み振り!(↓) 歪みもそうだけど、この凹みも何とかしないとな〜・・・
てことで登場いたしましたる強力な助っ人(↓)、ハンマー様御一行!!
板金テクニックになるのだけど、ハンマー一本で結構なところまで修正をすることができる。「凹みにハンマーでどないするの? 叩いたら余計凹むでしょう」との御意見ごもっともなれど、ちょっとしたコツがあるそうだ。どこかの熟練板金職人が言うには、「金属の一部分が叩かれて凹むと、その周りは微妙に膨らんでいる。そこを逆に叩くことで、ある程度は凹みを元に戻すことができる」らしい。 ここで、叩く時の注意をひとつ。叩き台を下に敷くか、叩くハンマーより大きな質量を持つ、別のハンマーを反対に当ててから叩くこと。でないと、力が分散していくら叩いても意味を成さなくなってしまう。あと、傷を恐れて軽く叩くより、思い切り叩いた方が作業が早い。凹みを直せなきゃ意味がなしね。傷は ・・・ 直ったあと考えればよし!!(ヲイ) 格闘すること約20分。直らないまでも、大きな凹みが小さな凹みにはなった。これで、多少の強度はでるでしょう!? てことで、OKにした。ちなみに、思ったより傷はつかなかった(笑) そして、いよいよフレーム修正にかかる。フレームをバイス(万力)にしっかりと固定して、腕力で「手曲げ」するわけだ。
フレームをじっくりと観察して、曲がりの起点を見極めて、極力その部分に力が集中するように固定して、一気に力を加える。これも板金同様、中途半端な「入力」は避けた方が無難。まずは一気に曲げて、行き過ぎれば戻せばいい(ヲイヲイ)。 それにしても、以前の仕事がここで役立つとは思えなかった(笑)。人には教えられぬ、教え様のないこの「勘」。力を入力して、「グッ」と抵抗するところからちょっと先にある「グニョッ」とした感触 ・・・ そこが、金属が曲がったところ。その「グニョッ」ってところまで行かないと、結局はバネのように戻ってきてしまう。こればっかりは、やってみないとネ。やらないで済むなら、それにこしたことはないけど・・・。 うんせうんせとがんばること30分。修正に入って気づいたのが、予想よりもダメージが大きいということ。シートポストを中心に、複雑に歪んでいる。大きな歪みを直しても、小さな歪みが絡み合って、とても修正しきれない。なんとかコレも修正したいけど ・・・ ま、いっか(^^;)、自分の自転車だ!
てことで、こんなんなりました(↓)
一番上の、修正前の写真と比べて、どうでしょう?? 厳密には、後ろのホイールが微妙に斜めっているのだけど、これっくらいなら支障ないはず。この段階では、走行テストしてみないと何とも言えないから、ぬか喜びはできない。(翌日テスト走行した限りでは、全開走行しても全く問題なしだった。つまりはバッチリオッケイ!!) 懸念材料だったワイヤー類も、ケ○ジさんの御助力により、一気に話が進んだ。自転車のワイヤー類は部品を買ってきて、加工することで自作が可能だとか。そういえば、ホームセンターでこういう部品があったなぁ・・・。納得。
(↑)黒いワイヤーが今回新調したワイヤー。こりゃいいや、結構簡単に作れた! この知識はいろいろ応用利きそうだ。あのバイクのチョークレバーも、これでいけば新設できたかも・・・ あ、それはいいや。
てことで!!
復活!! 久々に乗ると ・・・ このハンドリング、カッチリとした踏み心地、ガツンと効くブレーキ、そして軽いフレーム!! やっぱコイツでしょう。一度は諦めた自転車が復活すると、思い入れも二倍になるというもの。しばらくは、乗るたびにニヤけ顔が出るんだろうな、きっと・・・。よっしゃああ!! |