改造! タコヤキプレート
あの頃のアチキは貧乏だった。
どれっくらい貧乏だったかというと、缶コーヒーを買うのにも胃が痛くなるくらい・・・(くぅ
そんな時、どぉしてもタコ焼きが食べたくなった。無性に食べたくなった。テキ屋のタコ焼きを眺めては、何度よだれを飲んだことか・・・。しかし、8個500円はあんまりでないかい??
とはいっても、冷凍タコ焼きを買おうにも、50コで980円もしゃ〜がる。しかもよく見ると、完全な球体ではなくて「半球体」。ンナロ。作り方ハショリやがって!! こんなのタコヤキじゃないやい!(泣
なんやかんやで、やっぱり「自分で作る」ってとこにきたのだけど、タコヤキプレートってやつがまた、高いのなんのって。たま〜に「1980円」の安売りがあるくらいで、2500円はザラ。フッ素加工なんざいらないんだよな。ナマの鉄でいいから、なんかいいものはないものか!?
・・・そして流れて来たのが、「素材発信 ダ○ソー」。ここの何がいいかって、素材発信の名の通り、あらゆる可能性を秘めた商品が処せましと並べられているってとこ。つまりは、「製品」でなくて、「半製品」としてみてるってことだけど・・・。
お、あった!
「高級たこやきプレート」 ・・・なんだよ、"高級"って。そういえば、観光地の店ってのも「老舗」「本舗」「元祖」「大元」とかばっかりだけど、よさげな名前付けるだけが能じゃないよなぁ。たまには勇気をもって「低級」とかつけてみろってんだ。
ハナシが反れた。
それにしてもこのタコヤキプレート、取っ手も無ければ、裏も凸凹のまま。更には、後から気づいたのだけど、「土手」がない。
そんなこんなで(とか言いつつ、「ちゃんと使うよな? 無駄にしないよな? 安物買いの銭失いじゃないよな?」と、20分は迷った小心者)、家に戻って早速使ってみる。
あ、やっぱり駄目だわ(爆
五徳に対して凸凹しすぎで、まずきちんと乗っからない。こんなに傾いてたら中身がこぼれるし、第一火力が偏り過ぎるわい! そして案の上、布巾を使おうが何しようが、やっぱり熱くて持てやしない!
使えねぇぢゃん!!
台所でブツブツ独り言を言ってると、なんかテンションがあがってきたゾ。左脳で文句を言うと、右脳のなかで解決策がドンドン浮かんでくる。・・・あぁ、なんかイラつくけど、けど、けど、楽しいぃぃ〜・・・。
(翌日)
会社で偶然にも、ちょっとした時間がうまれた。
「あ、すいません、ちょいと私物やっていいすか?」
「何作るの?」
「タコヤキプレートの改造です」
「は??」
「いやだから、タコヤキプレートの改造です。」
「・・・ タコヤキなんか、買えばいいじゃん。400円くらいでしょ? 安いもんじゃん」
やかましかっ!! それができたら苦労せんわいっ!!
なぁんて心の中で叫びつつ、作業に取り掛かった。
「それ鋳物でしょ? 溶接できないよ」
なんて、実に専門的なアドバイスも飛び込んでくるけど、そんなこたぁ知ったこっちゃない。なにしろ、俺はタコヤキを食べたい。ただそれだけなのヨ。付かないかも・・・ ぢゃなくて、「付ける!!」のみ!!
取っ手に適当なパイプを切って、バイスで潰して、バリバリ溶接。
五徳の上に安定させるには、細い棒を丸めて溶接。
「土手」はMIGで溶接するのは気が引けるから、やっぱりTIGでしょう。・・・と、ちょいちょい盛ってやる。
この間、約15分。
どないだ!!
気が付いたら、後ろで社長がニヤニヤ笑っていた。こんなことばっかりしてるから、変な仕事がきたら俺に白羽の矢がたつんだよな。・・・まぁ、いいことかな??
そんなこんなで完成した「改造タコヤキプレート」。使い勝手はバッチリ。理想を言えば、今度は取っ手を木製にできるようにしたいもんだな。
それにしても、友人に見せたら笑い転げていた。・・・そんなにおかしいことかぁ?? なんつっても、こいつのお陰で作ったタコヤキ数知れず。500円もかけようものなら、75個は作れる!!
デカい皿に、山盛りのタコヤキを作って、気持ち悪くなるまで食べるのもオツな食事だったりする。
今度は、そのタコヤキの作り方をアップしませう。