<2月・Love・ラブ・らぶ>
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ペトラ・マザーズ作 今江祥智・遠藤育枝 訳(童話館出版) |
| 美術館の守衛をしている、ワニのヴィクター。 ある日、美術館に届いた「病いの床にある いとこのクリスタベル」と いう1枚の絵。それを見て、「なんて、かわいいひとなんだろう。だけど かなしそう。ほんとうにかなしそう」そう思ったヴィクターは、絵の中の クリスタベルに恋をしてしまいます…。 どこからきたのかわからない、その絵の秘密とは??そして、ヴィクター の恋の結末は??それは、読んでのお楽しみ♪ 実際にヴェニスの美術館にある「聖アルスラの夢」という絵画(この本の 冒頭に載ってます)から、ひらめいて描かれたという、「病いの床にある いとこのクリスタベル」。これねー、笑えるのよー。だって、構図も同じ そして同じベット…の中には、ワニが寝てるんだから。今江さんの訳が楽 しいのか、絵の中にも、くくっと笑える遊び心があります。 ヴィクターの一途な愛と、一杯のお茶がキーワード。セレナーデが聞こえ てきそうな…どちらかというと大人に読んで欲しい1冊。ラストの絵から、 幸せ感じて下さいね。 |
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| 昨年、亡くなったレオ・レオーニの代表作。 ちぎったような青い丸と黄い丸。たったこれだけなのに「あおくんです」 「きいろちゃんです」といわれると、まるで命あるものに見えてきて、さま ざまなイメージが広がるから不思議。 こんなにシンプルな形で、深〜く語ってくれる絵本。 あおくんのいちばんの仲良しは、きいろちゃん。あおくんは、きいろちゃん と遊びたくって、あちこちさがしに行きました。町角でやっと見つけた時、 ふたりはうれしくてうれして、とうとうみどりになりました…。 青と黄色が重なると、緑という別の世界が出来上がります。でも、それでは 「うちの子じゃないと」気がついてもらえない…。二つの色がとけあって作 リ出す色も素敵。そして、それと同じくらい、それぞれ自分の色も大事だよ ね。 読む人によって、いろんなメッセージが受け取れる本です。 |
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| 100万回生まれ変わってきたねこは、今までいろんな人に飼われ、大切にさ れ、そして死んでいきました。でも、ねこはちっとも幸せでありませんでし た。100万回目に生き返った時、ねこは、誰のものでもない、自由なのらね この身。そして、1匹の美しい白いねこと出会ったのです…。 だれよりも自分のことが好きで、今までどんな飼い主のことも好きになれな かったねこが初めて「他のねこを好きになる」という気持ちを持ちました。 (ここの「ねこ」というところを、「人」という言葉にも置きかえられる… よね) 他のねこ(人)では代用できない、かけがえのないねこ(人)を、なくして 初めて気がつく痛み…。うーん、失恋した時に感じる気持ちも似てないくは ない…よね?? |
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アリス=マクレーラン文 ゆあさふみえ訳(偕成社) |
| 草木も生えず、生き物も住まない山が、ある日やってきた1羽のことりに恋 をした。ことりのジョイは、鳥の命には限りがあるから、自分の名を娘に、 そのまた娘にと、継承し、毎年歌声を聞かせに来ることを約束します。 それから春がめぐってくるたびに、1羽のことりが山を訪れるようになります が、ひたすら待ち続けるしかない山の、「ここにずっといておくれ」という 願いは叶わずじまい。つらさに耐え兼ねて、山の心臓が爆発した時、奥底か ら涙が溢れ出しました…。 岩だらけのゴツゴツとした暗い山が、緑と溢れた豊かな地になるまでを、エ リック=カールのダイナミックな力強いコラージュ(貼り絵)が、彩りを添 えます。希望溢れる1冊です。 |
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| “やぁ、こんばんは” そう言って出会った、ぼくと、おつきさま。 文字のない絵本です。でも、あったかい絵と、“ぼくとおつきさま”の笑顔 から、「一緒にいるって、楽しいねー」って声が、絵本全体から聞えてきそ う! 一緒に歌うのって、楽しいね。一緒に踊るのって、楽しいね。一緒にご飯食 べるとおいしいね…。二人でいると楽しいね。みんなでいると、もっと楽し いね。 文字がない分、いかようにも、イメージが広がります。あなたなりのストー リーを描いてみて下さい。 |
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| 小さなネズミに「ちょっときて」と言われて、うれしそうに寄っていく大き なねこ。近づくと「あっちへいって」…慌てて、急ブレーキ。 「もってきて」、空を飛ぼうと「いっちゃって」「はやくいって」命令ばか りの小さなねずみ。でも、その中に見えるのは“嫌い”の裏返しの“好き” 「いかないで」「もっとよって」…ここで、2人のハートマークは全開〜! ねこの気持ちが、嬉しい時はうれしい色に、悲しい時は悲しい色にと、瀬川 康男さん独特の繊細な線画の色づかいとして、あらわされています。 |
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