<6月・お父さんの魅力!>
|
|
|
今月は、お父さんを題材にした絵本の特集です。 |
|
|
| おとうさんとたっぷり遊ぼう! |
木坂涼・訳(セーラー出版) |
| 友だちと外で遊ぼうと思っていたのに、雨が降ってきて、ピートはすっか り、ご機嫌ななめ。そんなピートを見て、おとうさんは考えた! 「そうだ!ピートでピッツァをつくったら楽しくなるかもしれないぞ」 さっそくピートをキッチンテーブルにのせて、ピザを作るマネをします。 生地をこねるように、ピートの体をゴロゴロゴロ。足をひっぱったり、伸 ばしたり。生地の空中飛ばしでは、ピートも勢いよく飛ばされます。全身 を使って、たっぷり遊んでもらったピートは、だんだんと上機嫌に…。 雨でなかなか外に出られない時、雪が降り続く冬の間。こんな場面に何度 遭遇したことでしょう。でも、ピーターのおとうさんは、あわてず騒がず アイディア勝負!こんな風に遊んでもらったら、本当にニコッニコになっ ちゃうよねー。両親の愛情がたっぷりと感じられる1冊。 この絵本、表紙の表と裏、全く同じデザインなのね。ピザのように?まん 丸顔、遊んでもらった後のピートの笑顔が目印です。 作者のウィリアム・スタイグは、今年で93歳。いまだ現役で、こんなに楽 しい発想で絵本が描けるとは、なんて素敵! |
|
|
| 少年に戻る日…。 |
はたこうしろう絵(小峰書店) |
| 「どうして大人は遊べないの?」 「なにいってるんだ?いま、一緒に遊んでるじゃないか?」 「ちがうよ、今はただ、一緒に車を組み立ててるだけだよ」 読んでいて、胸にグサリと刺さるこの言葉…。 息子のトーマスに、鋭い質問を投げかけられたパパは、「 1日だけでいい から、私を子どもの時のようにして下さい」と、その夜、流れ星に願いを かけます…。 次の朝、目覚めると、なんと 7歳の子どもになっていたパパ。パパとは気 がつかない息子と、 1日中夢中で遊びまわることに…。 子どもと大人、どちらが楽しくて、どちらが得なのか??ユーモラスで爽 快で、それでいて切なくなるような 1冊。はしゃぎまくるパパに、冷静な 息子と…父子の立場が逆転に!なんでもないことが楽しかったり、ささい なことで泣き出したり。子どもならではの大変さがあったり、逆に子ども の方が冷静にものごとを見ていたり…。いろいろ考えさせられました。 はたこうしろうさんの絵が、とってもいいの!装丁も中身もおしゃれな感 覚でいっぱい。 日本の作家だと、こういうラストにはならないだろうなぁ(笑)…なんて 思いました。 |
|
|
| おとうさんだって頑張ってるんだ〜! |
(学習研究社) |
| かっこいいウルトラマンのお父さんだって、時々仕事に失敗する。がっく りトボトボ家に帰る足取りが重くったって、息子の笑顔で救われる。力の 限り戦うバルタン星人だって、倒されることもある。だけど、たとえヨレ ヨレになったとしも、弱音は吐かないぜ…。 私たちの世代には、身近で懐かし〜いウルトラマン!約束の時間に 3分し か待たないウルトラマン…などと親の方が楽しめたりして(笑)ユーモラ スな絵と、世の中いろんなタイプのお父さんがいるんだよね〜と、人間臭 い?ウルトラマンとバルタン星人の姿が、笑いを誘います。 「おとうさんはウルトラマン」「パパはウルトラセブン」とシリーズ化さ れています。 |
|
|
| おとうさんの役割…。 |
わたなべしげお訳(学習研究社) |
| 【amazon】(現在在庫切れ)1971年発行・48P・330円 |
| まだ小さかった娘が、寝る前の絵本タイムに、何度も持ってきた思い出の 一冊。1971年発行の古い絵本です。 ストーリーは、スモールさんの家族の一週間…家族におけるそれぞれの役 割を語っていくという、至ってシンプルなもの。 お掃除やお料理を手伝う子どもたち。お父さんも仕事から帰ってくると洗 濯を干すのを手伝います。台所の水漏れを直すお父さんを、尊敬の眼差し で見守る子どもたち。 お母さんがお皿を洗い、子どもたちが片付けるそばで、ひと休みするお父 さん。逆に、お父さんが草刈するそばで、子どもたちが草を集め、赤ちゃ んのうばぐるまを押してやり、お母さんはひと休み。そして、週末には家 族で食料品の買い出しに…。おぉ!麗しき家族愛〜〜(笑)でも、淡々と 語られているので、クサくないわけね。 なんて理想的〜。ここまでお父さんと子どもたちが身軽に動いてくれたら ねぇなんて、お母さんたちの声が聞こえてきそう(笑)日本のお父さんた ちは忙しすぎるもんねー。ここまでやって…とは言えないけど、たまに手 伝ってくれると嬉しい〜。歩み寄って気持ちのホローをしてくれるだけで も嬉しいもんなのなんだよねッ、お父さん! |
|
|