季節やテーマ沿った絵本の紹介    

    <6月・雨の日には、おうちで遊ぼ!>              


「雨、あめ」ピーター・スピアー(評論社)
amazon1984.6月発行・1470円
これ好きなんだぁ。文字のない絵本なんですが、絵が見事に饒舌に語って
くれます。雨の中だから…の楽しさや発見。雨の日だと、ふだん見ていた
景色も少し違って見えたりしちゃう不思議さ。


雨足が強くなり、家の中に入ってからの様子は、どこのうちでも似たよう
な感じでしょうか?小さいお子さんには大人が、少し大きくなったら、お
子さんの方がじょうずに絵を語ってくれるかもしれませんね。大人の方が
読んでも、あったかい豊かな気持ちになれますよ〜。

かさ太田大八(文研出版)
amazon1975.2月20日発行・1155円
こちらも文字のない絵本です。

雨の中、女の子が一人で、お父さんの傘をもって、駅までお
迎えにいきます…。

遠くに近くにと、街並みの中を歩く女の子の姿をとらえなが
ら、物語は進んでいきます。

モノクロの画面に、女の子のさす傘の赤い色だけが、くっきりと鮮やか!

言葉のない分、イメージが膨らんで、絵の中からあふれ出る、女の子の気
持ちが伝わってくる…。おいしそうだなぁと見ていたドーナツを、帰り道
お父さんに買ってもらって、大事そうに抱えている姿が、かわいらしい。

親子で、ゆっくりおしゃべりをながら、読みたい絵本です。

「バムとケロのにちようび」島田ゆか(文渓堂)
amazon1994.9月発行・1500円
ちょっとニヒルな顔をした!?でも愛らしい、犬のパムとカエルのケロ。
仲良し二人が一緒なら、雨の日曜日だって退屈…なんて、言葉はない!読
みながら何度もくふふ…と笑えます。絵は、隅々までよーく見てみてね。
きっと、もっとくふふっと笑えますよ…。

娘に読んでいたら、「待って!」と叫んでは、お話に直接関係ない片隅の絵
を見て喜んだり、何かを発見したり…。こういうのを見つけること、子供
は好きですよね。このシリーズでは、“絵を読む”楽しみを、たっぷりと
味わえますよ!私はケロちゃんのほっかむり姿が好き〜。

〔続編〕
2.「パムとケロのそらのたび
amazon1995.10月発行・1500円


3.「バムとケロのさむいあさ
amazon1996.12月発行・1500円

4.「バムとケロのおかいもの」 
amazon1999.2月発行・1500円

雨や天気の悪い日が続くとなかなか外にも出られずに、家の中で子どもが騒いじゃっ
大変なのよ〜!と、頭を悩ませる機会も多くなるのでは??そこで、家の中で、楽
しめることを探してみました…。
お菓子作りって、子どもと一緒だと、お遊び、工作(?)感覚でも作れるところがあ
るでしょ。
「ぼくのおかしレシピ」加藤千恵&裕(ベネッセ)
amazon】(現在在庫切れ)1997.8月発行・63P・1000円
副題は、“はじめてつくるひとりでできるおかしの本”。お菓子研究家と
して何冊も本を出されている加藤千恵さんの息子さんが、お菓子作りに挑
戦している本ですが、一緒に作っても、もちろんOK〜!!どのレシピも、
ふんだんに使われている写真で、子どもにもわかりやすく丁寧に解説され
ています。

m&m's チョコレートクッキー、イチゴのムース、白玉フルーツポンチ、カ
ボチャのチーズケーキ…と、見ているだけでも、よだれが出てきそ〜!!
じゅるっ…。作り終わった後は、みんなでおやつタイムといきましょう。
まだ一緒にお料理は無理だなぁ…という小さいお子様には、
「あめのひのピクニック」ガブリエル・バンサン作(ブックローン出版)
amazon1999.3月発行・1300円
くまのアーネストとねずみのセレスティーヌのシリーズ。楽しみにしてい
たピクニックの日が雨。がっかりするセレスティーヌに、アーネストは雨
宿りのテントの下でのピクニックを提案します…。
    
外では無理でも、家の中でレジャーシートを敷いてみたり、お昼ご飯をお
弁当箱に詰めてあげるだけでも、気分はピクニック!?でしょ。ちょっと
目先を変えてあげるだけでも、喜んでくれるかも!?   

空を眺めて、雨ってどこからやってくるんだろうね…なんて疑問を投げかけられたな
ら…。
科学と文学がドッキングしたこの本を読んであげて。
「しずくのぼうけん」マリア・テルリコフスカ作(福音館書店)
amazon1974年発行・800円
一粒のしずくが、空にのぼって、雲になって、雨になって、氷になって、
川に流れ、海に流れ、また繰り返す…。その自然現象が、5〜6歳にも理
解できる物語となって展開していきます。

工作、工作〜♪難しく考えなくても、ベタベタはるだけで、いろんなものができるよ♪
「ぺたぺたあそび」メディアファクトリー)
amazon1997.9月発行・900円
イギリスで大人気?の“ティブ ダブ ドブ”の絵本シリーズ(なんだっ
て…)の 1冊。紙、フェルト、葉っぱ…。いろんなものを、ぺたぺた貼っ
ておもしろいものを作ろうよ!という本。

幼稚園くらいの年齢からでも、充分大丈夫でしょう。小さい子の場合、ハ
サミや糊の使い方を教えてあげながら、一緒に作るのも楽しいかな。

さて、大人の方には…。
こんな雨の名前は、ご存知でしたか?
「雲の名前」高橋健司/写真・文(角川書店)
amazon1999.12月発行・2500円
小糠雨、春雨、夕立などは、ポピュラーですが、天泣(てんきゅう)、樹
雨・喜雨(きう)などと言う名前の雨もあるそうですよ。

美しい日本語に触れられる本です。言葉を少しずつ覚えていくのも、楽し
いかもね。

しとしと降る雨の中、たまには哲学してみるのもいいかな?
「人生でいちばん大事なこと」ボー・バウマン編
                      
青山 南訳(アリアドネ企画)
amazon1995.11月発行・189P・1262円
お母さんから“人生で大事なことはね”と、説教された13歳のボー・バウ
マン。「ママ、それ本にでも書いたら」と口答えしたら、「そんなの自分
で書きなさい!」と叱られた。そこで、そうか!自分で書けばいんだと思
いついたボー・バウマンは、いろんな年齢の、いろんなおもしろそうなこ
とをしている人たちに、“人生で大事なことってなんだと思いますか?”
と手紙を出したら、うれしいことにも返事が来始めた…。

この本は、そんな突然の質問に対するいろんな人たちの(有名人もいるよ)
言葉を集めた本なんです。あなたの力になってくれる言葉と出会えるかど
うか探してみて下さい。そして、あなたの“人生でいちばん大事なこと”
は何ですか??

雨雲も吹っ飛んでいくようなさわやかさ!そんな絵を集めた1冊を紹介します。
「ふとふり返ると」近藤喜文画文集(徳間書店)
amazon1998.3月発行・100P・2300円
私の大好きな映画、スタジオジブリの「耳をすませば」。この映画の監督、
近藤喜文氏は、去年の1月、47歳の若さで亡くなりました。これは彼が5
年間の間に書き溜めていたスケッチ集です。

たくさんの生き生きとした子どもたちが出てきます。東京にも緑や昔なが
らの風景が残っているんだなあ。彼はきっと、やさしいあったかい人だっ
たんだろうなぁと思わせてくれます。

        

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