<9月・秋>
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| ■「つきよのかいじゅう」長 新太・作(佼成出版社) |
| 山奥に、昔からかいじゅうがいるといわれている深い湖があった。そこで は、ひとりの男が10年も、テントを張りカメラを構えて、かいじゅうが出 てくるのを待っていた。ある夜、ついに、かいじゅうが現われる。夢中で 写真を撮り、その姿を想像する男。彼の胸はドキドキして破裂しそうだ。 そして、ついについに、かいじゅうが姿をあらわしたぁーー! お月さまを題材にした絵本は数あれど、なにより好きなのが、実は、この 本なのだぁ〜〜!!ブハハハハーッ(笑) ぽっかりと浮かんだ月、静かな湖面。この静けさの中で、いかにもなにか が出てきそうな気配…。どんなかいじゅうが現われるんだろうという緊張 感が、高まってきますよね。 そして、その正体がわかった時、爆笑ともに、一気にその緊張感が解けて いく〜。 なんてインパクトのある絵本でしょう!!やっぱり長新太さんは、ただも んじゃありません。 大判で、濃いブルーの画面、シンプルな絵は、遠目もききます。幼児より 小学生以上の方が、おもしろがってくれるでしょう。五年生のクラスで読 んだ時にも、ウケてましたよ。 |
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| ■「きんいろのとき」アルビン・トレッセルト・文 ロジャー・デュボアザン・絵 えくにかおり・訳 (ほるぷ出版) |
| 副題は、「ゆたかな秋のものがたり」。 きりぎりすが鳴き始めると、「霜がおりるまで あと6週間」という、古く からのいい伝えがあるそうです。麦の刈り取り、にぐるまいっぱいに積ま れたりんご…。夏の終わりから、11月の感謝祭までの情景を、鮮やかな色 使いで描いていきます。 とにかく、場面いっぱいの、輝くような黄い色が印象的。詩的で、淡々と した中に、秋の実りの喜びがあふれています。 どちらかというと、子どもより、大人の方に好まれそうかな。 |
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| ■「かぼちゃスープ」ヘレン・クーパー作 せなあいこ・訳 (アスラン書房) |
![]() 森のなかの一軒家に住む、なかよし三人組。彼らが作る のは、世界一おいしいかぼちゃスープ! ねこがきりわけ、りすがかきまぜ、あひるがしおで 味つける。三人の役割は、きっちり決まっていた。 ところがある朝、あひるが言った。 「ぼくが、スープをかきまぜる」。 それからはじまる大げんか。なかよし三人はどこへやら、 ついにあひるは家出した。さてさて、かぼちゃスープはどうなるの?? さすが、ケイト・グリーナウェイ賞受賞作品!と思うほど、この本の魅力 は、絵につきますねー。時には大胆に、時には繊細にと、上手い構図で描 かれている幻想的な絵が、物語の世界に引き込んでいきます。 時折、場面の片隅に描かれているてんとう虫とバッタ(じゃなかったりし て)も見逃さないでね。 ※ケイト・グリーナウェイ賞とは、イギリスで出版された絵本の中から、 もっとも優れた作品の画家に対して年に一度、贈られる賞。ちなみに、こ の「かぼちゃスープ」は、1999年に受賞。 |
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