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20世紀末をにぎわした、話題作「顔のない月」は、どんなゲームだったんでしょう。求めるモノは人それぞれ、評価も人それぞれです。
ROOTは、今回が処女作です。したがって、システムに安定性がないのは仕方ないかも知れません。しかし、昨今のゲームシステムと比較しても、その装備は貧弱に見えます。インストール時には、インストール方法を細かく指定できます。一般的に、最小、あるいは最大といったところをここで選択できます。マニュアルとかREADMEとかは、読む人、読まない人それぞれでしょうが、このゲームは、インストール後のスタートメニューには、HTMLのヘルプも追加されます。これによれば、音声をおまけCDに付属の高音質バージョンに差し替えることができるようです。通常インストールでもBGMは鳴りませんでしたが、おまけCDにはBGMもMP3形式で保存されていて、ROOTのHP、FAQによれば、MediaPlayer7.0をインストールすることでBGMがなるようです。SOUNDは、PCMのようなことがマニュアルに書かれていましたが、これはSEの事でしょう。みなさんは、ちゃんとBGMはなりましたか?
フルスクリーンのみで、攻略などを参照しながらというのができません。多数のEndを有し、攻略参考することが多いと思うので、なかなかにイヤな仕様です。綺麗なCGを大きな画面で見て欲しいする、メーカーの親切かも知れませんが…。攻略はプリントアウトし、フルスクリーンでのプレイが当たり前の自分では、全く不便は感じませんでしたが、一般的仕様ではないことは確かです。ゲームを終了するときは、セーブしてからタイトルで終了を選択だったり、スキップに既読未読の判定がなかったりですが、こういうゲームは結構あったりしますよね。スキップ自体は、高速で、かなりバックロールが可能なので、うっかり飛ばしてもリカバリーはききます。少し読んで同じと判断しても、読み進めると微妙に違ったりする場面が結構あるので、重宝しました。
急遽入ることになった音声は、喋ったり、喋らなかったり、とまちまちです。同一シーンの中で、この基準がどこにあるのかはなはだ疑問です。おまけCDにフルボイスで収録も可能だったでしょうに。別に、男が喋ってもかまいませんし、喋る事によって、本山教授なんて印象深いキャラになってると思うんですが、喘ぎ声まではいりません。野郎の声は、削って、やっぱり女性オンリーでフルボイスがよかったですね。ま、1人例外も居ますが、やっぱり女の子が好きです。声に関しては、煮詰まらないままの見切り発車だったところもたぶんにあるんでしょうね。Hのところだけ収録して、締め切りまでに録れたとこだけ入れた、とかが真相なような気もしますが、いかがでしょうか?
CGについては、もう文句のつけようがありません。枚数に対するクオリティは、比類無きものがあります。なんかのCMではありませんが、「ROOTと越えるのは、ROOTだけ」とかなりそうです。Hシーンが多いと、たいていCGもテキストも使い回しになってしまったりしますが、ほとんど被らないのはすばらしいところです。1回のシーンでは1,2枚ですが、かなり豊富なシチュエーションを用意しています。でも、イベント絵がほとんどないので、これはもっと欲しいところです。それから、構図の問題だと思いますが、気にならない人は気にならないのか、顔がテキストウィンドウに被っているのは、あまりいただけないです。
シーン鑑賞は、まさに、まな板の上の鯉状態で、Hの直前から始まるモノと考えますが、回想がかなり手前から始まります。結構、文書をスキップしないといけなかったりと、使いづらいです。CG鑑賞もサムネイルで一覧が並んでるだけで、目的のCGが最後のページだったりするとたどり着くのがもう大変。キャラ別ぐらいには、分けて欲しかったです。CGの枚数が膨大なだけに、頻繁にアクセスしやすいように工夫が欲しかったところです。
シナリオは、だいたい20日間ぐらいの話なんですが、終盤に山が集中しています。2,3選択肢を変えるだけで、天国にも地獄にもいけちゃいます。これは攻略を見ての感想なので、実際やった人に感謝です。
冒頭部分が例に挙げると、映画のシーンで記憶喪失の主人公な場合、こんな感じの出だしを何度か見たことあるような気がします。メジャーなやつだったかはわかりませんが、自分が誰だかよくわからないまま、ベッドの上で他者の会話を聞いてたりするのは、よくある場面と言えそうです。
実際、訳が分からないのはプレイヤーで、ずっとこんな感じです。全体のストりーって、未だによく分からなかったりします。豊富なHシーンの間に、ストーリーが挟み込まれている感じですが、これがわかりにくさをブーストしています。サスペンスなどでは、Hは謎解きの手段だったり、息抜きだったりしますが、これでは逆ですね。難しい話は、ほとんど後半にまとまってて、前半は普通の日常です。沙也加との会話は、結構楽しかったりします。
たくさんEndがあるわけですが、ほとんどバッドエンドなんです。ハッピーエンドとなっているEndも実は、あまりハッピーではなかったりと、お話はあまり見るべき所を見いだせません。お気に入りのTureEndにたどり着くには、各エンドをしらみつぶしに見ていかないといけませんが、どのEnd見たかわからないのも困りものです。Endを決めるポイントは、ほとんどが後半に集中していますが、それでも自力でたどり着くのは、なかなか骨の折れる作業です。それで、たどり着いた先がほんとにハッピーかというと、自分の価値観では、どうもそれも疑わしいところです。
このゲーム、ストーリーを追いかけると、頭痛くなりそうですし、情報も断片的に散らばってるので、自分で組み立てて理解する必要があったりすると思いますが、そんなことをやってると、Hを楽しむのに邪魔だから、考えるのをやめた方がいいかも知れません。理解しようとしても、宗教がらみの暗い話と映りそうで、やってるとこっちまで暗くなりそうなので、やめた方がいいかも知れません。
綺麗なCGと豊富なシチュエーションを楽しむのが、このゲームを100倍楽しむ方法ですね。
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