今回の購入動機も絵と歌という、いつもの動機です。それに今回は、定価が安いというのもあります。低価格そうとといっても、各メーカーとも安かろう悪かろうということもなく、結構力入れて作ってるようです。今回もそんな作品です。
システムの話。必要な機能は、全てそろっているので特に困ることは無いでしょう。フルプライスのシステムをそのまま流用していると思われます。ぱじゃまソフトの作品をやってないので、定かではありませんが。難点を挙げると、既読スキップの速度が遅めです。攻略対象が1人なので、多用することはありませんが、2週目は必ずあるので、結構気になるところです。 シナリオの話。上でも書いてますが、攻略対象は「聖玲奈先生」1人です。妹の「野乃香」は、お兄ちゃんべったりの絵に描いたような妹キャラで、Hシーンも夢オチで1つありますが、攻略できないんです。聖玲奈のノーマルエンド的位置で、野乃香よりのシナリオもあるわけですけどね。聖玲奈に対抗してみたり、嫉妬したりと表情豊かで、それで最後はお兄ちゃんの背中を押したりと、妹キャラとしてはこの上ないくらいにかわいいと思ってます。告白までされるのに攻略キャラでないのが、このソフト、最大の欠点だとも思っています。
シナリオのほとんどは、聖玲奈と主人公の話に終始します。出会い、日常から始まって、2人が惹かれ、結ばれるまでが丁寧に描かれていると思います。聖玲奈は、佐藤裕美嬢の歌と相まって、「みずいろ」に登場する日和を連想するキャラクターです。ま、ねこねこのソフトで「ポンコツ」と称されているキャラクター達ですね。
日常の1シーンも長めのとってあります。冗長と感じるか、丁寧と感じるかは人それぞれだと思いますが、こういうところがしっかりしているのが好きな人なので、問題なしです。3人と猫のリアンを含めた穏やかな日常があるから、これからの話も盛り上がると思いますが、如何でしょう。
シナリオでは、「空」というのが一つのキーワードです。主人公の部屋の写真などもそれを物語るわけですが、このキーワードをきっかけに2人が惹かれあう所が第1部です。癒してあげたい聖玲奈と癒されたい主人公が、お互いに惹かれる様子が描かれています。少なくても、この次点では自分はそう思っていたわけです。実はそう単純でもない事情がのちに分かるわけですが、それは2部の話です。
どちらかというとシナリオよりHシーンがウリというのが第一印象だったので、この部分が意外に長いので、人によってはダレが来ることもあると思います。
聖玲奈と主人公が、結ばれてからの話が第2部といったところです。前半は、学校、先生と生徒、夏といったキーワードを生かしたシュチエーションでのHシーンがあります。CG枚数自体は、それほど多くない本作ですが、テキストはかなりの量となっています。
後半部分は、主人公と野乃香、聖玲奈、過去との繋がり含めた展開で、ラストシーンへと続いていきます。いわゆる、修羅場チックな展開ともいいますが、それほどダークではありません。それぞれとの関係における苦悩みたいなものが描かれます。野乃香の主人公への想いとそれを知る聖玲奈の苦悩があり、それぞれにどう主人公が答えるかが描かれ、ラストにつながります。特に、過去からの話を含めた聖玲奈の苦悩というのが、ちょっと切なくなります。ここを乗り越えて、本当に聖玲奈と結ばれるわけですが、ここでの野乃香が健気すぎて、なんとしても幸せにしてやりたい、とか思わずにはいられません。佐藤裕美嬢のEDと重なると、ホントにウルウルしちゃいそうです。これを押しつけの感動と受け取ると、心が荒んでますよ。素直に、感動したいところです。
ここのところ、大分ペースあげてますが、それでもここ1、2年の大型物件から遠ざかってるせいか久々にやっぱり「ゲームって、ホントにすばらしい」とか思うシナリオです。割と甘い評価かもしれませんが、値段以上のものがあることは確実です。OPムービーもしっかりしていて、ホントにキャラ数が足りないだけが、安いという足枷の影響を受けてる部分だとおもいます。Hシーンも純愛ジャンルでは、かなり上位、初回版にはOPを含むサントラ付きで、コストパフォーマンスはかなり高いので、お勧めの一品です。
骨董品屋?のおじいさんと奥さんの関係は、おそらくでは分かるわけですが、謎のままですね。野乃香が手紙を慌てて隠すシーンがあり、演奏関係のシナリオに発展するのかと思ったわけですが、なにも起きませんでしたね。実は、ここから個別シナリオの入り口フラグが立ったりしたら…、と考える自分は往生際が悪いですな。
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