Present for you
〜わたしをあげる〜

CPU(必須 / 推奨) Pentium300/500 MHz 音声 あり
メモリ(必須 / 推奨)

64 / 128MB以上

BGM

PCM

HDD

700MB以上

グラフィック 800*600  High color以上
DVD/CD-ROM

-

原画

椎咲 雛樹

DirectX

DirectX8.1 以上

シナリオ

DEEZ

対応OS Windows98/Me/2000/XP ウィンドウ full screen / window
CG鑑賞モード あり BGM鑑賞モード あり
Hシーン鑑賞モード あり 既読メッセージスキップ あり
セーブ数 34 メーカー

 

Story

教育実習のついでに
将来の新婚生活も『実習』しちゃおう


ある日、主人公の元に、別に暮らしている両親から『お前にお姉さんをプレゼントしよう』という意味深な電話が掛かってくる。主人公は仲睦まじい両親の姿を思い浮かべ、『妹の間違いじゃないのか?』と冗談半分に一笑し、文化祭の準備に勤しんでいたのだが、そこに現れたのが『立花千春(たちばな・ちはる)』と名乗る一人の女性だった。

千春は幼い頃に両親が決めた主人公の許嫁であると言い、また同時に教育実習のためにこの街へやって来たと言う。そのついでに両親から『将来の新婚生活も実習すると良い』と勧められ、その通りに主人公の元を訪れたのだ。当然千春の登場に大きく驚いた主人公だったが、結局は両親からの強引な命令と、千春の『教育実習がもう始まってしまう』という事情から、この生活を受け入れることとなる。

学校では教育実習の先生。
家では新婚ほやほや実習中の幼妻。
二人の同居生活の行方は如何に!?

from OHP 

 

 いつもですが、絵が気に入っているので、買ってみました。シナリオが売りのゲームとは、微塵も思っていなかったわけですが、どうやらそういうゲームのようです。お気に入りは、「まどか」です。

 システム関係の話。既読スキップ、バックログあり。バックログにはVOICE再生あり。セーブは随時で、制限は特になし。セーブには日付(実時間)と共通ルートか個別ルートかのコメント入りです。

DirectX使うバージョンと使わないバージョンが用意されてますが、とりあえず使用するバージョンで遊んでみました。システムは十分なんですが、ちょっと使い勝手はあまりよくありません。私的に一番良くなかったのは、一端TOPに戻らないと終了できないのとEDのスタッフロールが飛ばせないことです。メッセージスキップは、遅いとは思いませんが、1クリックに対する反応がかなり遅いです。2クリックで1クリック分ぐらいの反応です。画面切り替えの反応もちょっと遅めかもしれません。というのも、300MHzで遊んでるこちらが悪いのかもしれませんが、900MHzでやっても一緒なのできっとCPU速度の問題でもないと思われます。

 それと困ったことが1つ。CG鑑賞のところ、一瞬はちゃんと表示されますが、マウス動かすと未鑑賞状態に戻されちゃうんですよね。それでも、クリックするとちゃんと表示されるいうなぞの状態です。

 シナリオのお話。鈍感すぎるくらいの主人公は、よくいますが、そんな主人公です。おまけに、かなり内気な性格なので、梅雨時のこの季節にやるとかなり憂鬱です。いわゆる、へたれ主人公です。結構な数の回想が入るので、かなり鬱陶しいです。1日に1回は、必ず回想してる感じです。場面が変わるたびに、あのとき、あんなこと言っていたとCGと台詞つきで回想されるので、その場面はさっき見たからもういい、と突っ込みたくなります。そんな感じなので、テンポはあまり良くないです。声もちゃんと聞いてやっていくと、1ヒロインあたり15時間ぐらいかかりそうですが、回想でかなり水増しされていると思います。

 留美が演劇部に所属していることもあって、シェークスピア関連作品からの引用が結構あります。そして、留美と主人公の登校時の会話がこの作品では、一番好きな場面です。この部分は、テンポ良く会話が進むんですよね。

 千春は古典の先生で、作中では源氏物語の授業をしています。そのほか、古事記の話もちょろっと出てきたりしたので、ライターさんは結構、文学の知識は豊富のようです。シェークスピアと日本の古典では、専攻も全然違うとも思いますけでね。

 そのほか、聖書系も得意っぽいですね。

 その一方で、主人公は美術部ですが、こちらは専門的な所はなく、ごく一般的な会話オンリーでした。得意ジャンルで勝負しなかったのかちょっと不思議ではありますが、絵の方がシナリオがくみやすかったのかもしれません。文学部所属の主人公というのもちょっと思いつかないですから。留美と一緒の演劇部所属というのが見たかった気もします。

 なんか、脇道にそれすぎたの修正。シナリオは、テーマは良かったし、アプローチの仕方も割と斬新だったと思いますが、ちょっと描ききれなかったかなと思います。留美と理沙のシナリオでそれが顕著だと思います。最後は、ちょっとご都合主義に映ってしまいました。

 留美シナリオは、幼馴染み系のシナリオでは、かなり斬新なアプローチだと思いましたが、ラストがぶっつり切れてしまってるように思えます。幼馴染みじゃない自分を見せるにしても見つけるにしても、ちょっと物足りないと思ってしまいました。美術部だから絵を描けばいいと言うのはあまりに短絡すぎたと思ってしまうのは、わがまま言い過ぎでしょうか?

 理沙シナリオは、父親が頭悪いの置いておいて、母親との関係改善するプロセス端折り過ぎです。かばいたくなるのは分かりますが、それの前振りがちょっと足りないと思います。ちょっとは、脈ありそうな所もあってあそこに行った方が自然な感じがします。

 まどかシナリオは、良くできてると思います。シナリオは、自分の存在意義というかバイオリンを弾く理由を見つけるという話の訳ですが、王道であり使い古されているので型にはめればよく見えるというのもあるわけですが。キャラが気に入っているので、色眼鏡で見ているというのもあるかもしれませんね。そういう意味だと、理沙も型にはめていけるわけですから。

 で、ようやく千春シナリオの話。まず、上記の3人をクリアしないと入れない仕様です。前振りからくるとあまりに有名あの「真琴」シナリオかと思わせるわけですが、どうやら元ネタは「白雪姫」[原題 / Das Schneewittchen(シュネー・ヴィットヒェン)ドイツ語です。Schneewittchenは物語の主人公だそうですが、主人公は王子さまじゃないの?当然、名前なんかあるわけ無いし。英題はLittle Snow White]です。本当は恐ろしいグリム童話なんて本もありましたが、グリム童話からのお話ですね。そういう意味だと、ライターさんはグリム童話も得意なのかな?

 また、脇道にそれてしまいました。白雪姫のお話を知っていれば、オチはすぐに分かるわけです。まどかがメインヒロインで千春はサブというのが私の中での位置付けです。というのも、その存在があまりに中途半端な印象があるからです。

 おねだりシステムというのもこのゲームのウリの一つですが、キーワードでCGを見るだけのものです。コスプレHが楽しめるわけでもないのがポイントです。CGは、違っても結局同じ絵でフェラしてくれて終わりですから、中途半端な印象は拭えません。全体的にHシーンは、おまけみたいなものなので、無くてもいいかと思います。

 言うなれば、千春はナビゲータ的存在に徹してくれた方が良かったと思います。バーチャコールのプリシア、ウィンディとかきゃんきゃんバニーのスワティあたりと同類の存在とした方がよかったと思いますが、如何でしょう?それで、もう一人か二人ヒロイン追加した方が落ち着いた構成のような気もします。

 シナリオ的は、幻の中の彼女を追い求め、そして、リアルにたどり着くと言う感じのこれも王道をいくシナリオです。他の3人と同格の扱いなら、違った評価もできたと思いますが、あまりに冗長度が高すぎるので評価が低めです。余分な部分を切り離したシナリオに目を向けると、やっぱりアプローチはいいと思うわけですが、ラストはちょっと物足りないです。この部分にもう少しスパイスを効かせても良かったと思います。

 シナリオは、模範的であるため、退屈でもあります。随所に挑戦的なテイストはありますが、ラストを締めるところにちょっと物足りなさを感じるため、それほど面白いとは感じないところが難点です。また、千春先生とのラブラブHがウリではないので、こちらを期待すると全くダメダメです。CGに関しては、アナログ的な塗りにこだわりがあるようなので、このあたりにも魅力はあります。買って損はしないと思いますが、積極的にPUSHする材料にも乏しいそんな作品です。

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