恋愛chu!!

CPU(必須 / 推奨) Pentium100 / 200 MHz 音声 あり
メモリ(必須 / 推奨)

32 / 48 MB以上

BGM

CD-DA / PCM

HDD(最小 / 最大)

700 MB以上

グラフィック 640*480  High color以上
CD-ROM(必須 / 推奨)

2 / 4 倍速以上

原画

有永 つかさ

DirectX

DirectX5.0 以上

シナリオ

TAMAMI

対応OS Windows9x / Me / 2000 ウィンドウ full screen / window
CG鑑賞モード あり BGM鑑賞モード あり
Hシーン鑑賞モード あり メッセージスキップ あり
セーブ数 20 メーカー

 

Story

主人公が通う学校は、県内でも有名なエリート校。当然人気もあり、競争率も高い。しかし、それ以外でも変わった校則で有名な学校でもある。

学校に入学すると、生徒は一切の恋愛を禁止されるのだ。付き合っていることが、学校にバレると即退学になってしまう。男子も女子も入学すると、全員寮に入ることを決められ、授業を受ける時も、男女別々の棟に分けられしまう。

最近メールを初めた主人公は、メールを通して一人の女の子と出会う。初めはメール交換だけの関係だったが、いつしか恋人同士のような関係になっていった。最近彼女は主人公に会いたいと、よくメールに書いてくる。でも、主人公にはどうすることもできない。違う学校の女生徒と会った事が、学校にバレたら大変な事になってしまう。会いたいが、会うわけにはいかなかった。

そんなある日、いつも通り寮に戻ると、管理人から主人公の部屋に、転入生が入ることを告げられる。部屋に戻ると転校生らしき人物が、自分の荷物の片づけをしていた。主人公が転校生に声を掛けると、転校生はいきなり主人公に抱きついてきた。パニックになっている主人公に、転校生は「会いに来た。」と告げる。

主人公に会う為に、この学校に転校してきたと言うのだ。意味がわからない。転校生はいきなり服を脱ぎだし、主人公に裸見せる。

転校生は、女の子だった。

そして女の子は名前を告げた。どこかで聞いたことのある名前。はっと主人公はその名前を思い出した。転校生が告げた名前は、主人公のメールの彼女の名前だった。彼女は主人公に会う為、双子の弟を替え玉に使い、男子生徒になって学校に転校してきたのだ。

大変な事になった!彼女の正体がバレたら即退学だ!!

 

その強烈な OP で、世にその名を広めたこのゲーム。タイトルと OP デモから受ける第1印象は、ゲームを進めるうちに別の印象を持つようになるでしょう。それは、いったいどんなものだったのでしょうか?

システムはビジュアルアーツ系です。最も普及しているであろう、このシステム。使い慣れているというのはありますが、必要なものは揃ってます。フルインストールで 700MB、最近では一般的な容量と思われます。BGM には、PCMまたはCD-DA を起動時に選択できます。

ゲーム期間は1ヶ月。イベントはそれほど多くありませ。男子寮で生活する NANA、女の子に会えるのは、特別授業、部活、奉仕活動で、寮に帰れば NANA に会えます。設定上起こりそうなハプニング的なイベントがそれほどないのが残念です。

平日の行動は、これらのどれかを選んでいきます。寮での行動は、NANA と H する、話す、勉強する、のコマンドを選んでいきます。1週間の成績次第では、外出禁止令が発動されるので、NANAと遊んでばかりいると、デートできない事態が発生するかもしれないので、注意が必要です。でも、NANA とラブラブするのには、邪魔でしかありません。平日は単調になりがちです。

前作がそうであったように、今回も1人の女の子(前回はちょっと違いますが)を追いかけ続けるとストーリーは今回も変わりません。メインヒロインはあくまでも NANA で、その上で3人のサブヒロインを配しています。それぞれに、トゥルー、ノーマル、そして、キャラによっては鬼畜エンドも用意されています。さらに、サブのサブまで、エンドが用意されてますが、これは無いと思った方がいいでしょう。前作は H 可能でもあくまで攻略対象ではなく、たったひとつの結末しかなかったのとは対照的です。

多数のエンドが用意されていますが、NANA トゥルーエンドとその他のキャラのエンドでは、密度に大分違いが目立ちます。NANA トゥルーエンドは、なぜ NANAが男の子になりすましてまで主人公に会いに来たのか、設定上の不思議を解き明かしていき、どちらかというとシナリオを読ませる、思わずほろっとしてしまうようなせつない系のお話です。

一方で、 NANA ノーマルや他の女の子でのエンドは、中途半端な印象を持ってしまいます。NANA ノーマルなどは、かなり唐突な感じです。他の女の子のエンドでは、結構無理矢理 H してしまったりしてても、それでも女の子は主人公から離れていったりせず、受け入れられてしまったりします。そのタイトルに反して、あまりラブラブしないのが、ちょっと残念です。

確かにトゥルーシナリオはよかったですが、キャラを増やしすぎたための弊害というのも無視できないものになってると思います。毎日のように Hできますが、こちらはどれか一つのコマンドを1回選択しておしまいで、最後までしないで終了となるので、不満の残るところです。イベントHも豊富なので気にならないかも知れませんが、平日は CG回収に終始して、作業的になってしまうので、工夫が欲しいと思いました。花梨の姉とか美月の友達などにエンドを用意するより、NANAと雫、美月との絡みとかを入れて欲しかったです。

それでも、タイトルを象徴するようなシーンがあります。NANA とのデートで遅れて主人公に対して、「ねぇ、待った、は?」と尋ねるシーンがありますが、とても気に入っています。前回の「PureHeart」のときは、季節に会わせてとろけそうな場面がたくさんあったのが印象に残ってるんですが、今回そういった場面がほとんど無いのがちょっと残念です。

タイトルあるいは前作から受ける印象で、見てるこっちが恥ずかしくなってくるような話を期待してしまうと、肩すかしを食らってしまいます。期待していた作品の方向性とは違っていましたが、いい意味で期待を裏切ってくれました。シュールなOPと裏腹に、ゲーム性は全く違った方向に向いています。AirとかKanonとかが受け入れられない人は、ちょっとダメかもしれませんね。

「恋愛chu!!」ってどんなゲームと聞かれれば、年末を賑わせた「顔のない月」というタイトルがありましたが、まさにこれですというのが、一番わかりやすく伝わるとおもいます。「恋愛 chu!!」 と「顔のない月」は、最初の印象は違いましたが、とても近い存在だと感じます。どちらも日本の古い伝統みたいなものがテーマで、その結末は全く違いますが、奇しくもどちらも双子をテーマにしています(最後までやれば分かる、凄いネタバレだ、)。顔のない月は、難しすぎてわけ分からないところもありますが、ただHしまくるゲームと思っていると、結構やられるパターンでした。エンディングって、対照的で、「恋愛 chu!!」の方が、もの悲しいんですけどね。

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