好きだよっ!

 

CPU(必須/推奨) Pentium133/233MHz 音声 あり
メモリ(必須/推奨)

32/64MB以上

BGM PCM/CD-DA
HDD(最小/最大)

20/650MB

グラフィック 800*600  Highcolor以上
CD−ROM(必須/推奨)

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原画

きみづか 葵

DirectX

DirectX版あり

ウィンドウ full screen/window
対応OS Windows95/98/2000 メーカー エーテル
CG鑑賞モード あり BGM鑑賞モード あり
Hシーン鑑賞モード あり メッセージスキップ あり
セーブ数 30 達成度 100%

 

Story

痴漢電車誤爆!?

何の罪もない多くのサラリーマンが恐怖するその体験を、主人公の淳は経験することとなる。それがヒロイン新橋美奈との出会いだった。
「オレじゃねーっ」と、一応は犯行を否認したものの、結局その時は、淳は駅員に引き渡されてしまう。

翌日。
淳は真犯人の痴漢オヤジを捕まえて、美奈の前に突き出す。それによって、美奈も素直に非を認め、頭を下げたのだったが、結局、淳の口の悪さが引き金となって、またしてもケンカ別れしてしまうふたりだった。

このように、最悪の出会いを果たした淳と美奈。だが、何の因果か成り行きで、淳は美奈の姉・玲奈の所属する同好会へと、入部することとなってしまう。部員は淳と玲奈のふたりっきり。玲奈の身を案じた美奈も、淳から姉を守るという名目で、入部した。

かくして物語は始まる。

お互いの立場に戸惑うも、それでも無情に日々は流れてゆく・・・。

 

制作を担当するエーテルは解散となり、この「好きだよっ!」が最後の作品となるわけです。最後の一花を期待する私にとって、その構成とシステム周りの不備、不安定さから残念なものになってしまいました。

ゲームの期間は1年間ですが、物語は9月を過ぎた辺りからが本番です。ここから物語は動き出します。それまでの物語上あまり意味の成さない部活や休日イベントは影を潜め、主人公とヒロインに的を絞ったお話が始まります。3姉妹のストーリーは、被るところもありますが、家族への想い、自分の気持ち、その間で揺れる心というのが描かれていて、それを支えるサブキャラとの絡みがあり、とても良かったです。特に、メインヒロインとなる美奈ストーリーは、愛里の存在、設定、そして自分の存在価値への疑問のなかでの葛藤が描かれるところはお気に入りです。美奈、愛里、そして美奈モードを終えて物語が1つにまとめたとき、これだけで価値のあるものだと思います。

べた褒めですが、不満の方が大きくなってしまったのは事実です。確かに美奈は良かったんですが、シナリオの構成に大いに不満があります。玲奈や梨奈は、年末年始前後に結ばれるわけですが、1回しかHがない場合、物語終盤にあってその盛り上がりのままエンディングにいくと思うのですが、Hの後もだらだらとでもないですがお話が結構続きます。何度か挿入されてもいい場面があるにもかかわらずです。あさぎや聖は突然結ばれて、そのままエンディングですが、これをおまけと考えれば納得も以下かなと思います。

一方で、ゲーム開始からの部活はコスプレHモードのカード集めの為にあるようなもので、面倒なだけです。せっかく集めたカードで見られるコスプレHモードは、描写が中途半端でCG集といったところです。ホントにおまけであって、それ以上じゃない無いということです。ストーリーの中に入っていることを期待すると、がっかりしてしまいます。

休日イベントに至っては、同じものの繰り返しで、ヒロインのシナリオにはいるための準備といった程度の意味しかないように思えます。1年を越えて続く美奈シナリオでは、この前半部分の無駄な時間を返して欲しくなります。せっかく1年間あるのですから、この部分に季節に合わせたイベントをもうちょっとだけ入れれば、もっと締まった内容になったでしょうね。

音声には、最も大きな問題を抱えています。声優さんの問題ではなく、主人公を呼ぶとき「くん」だけ音声入りです。名前を入力可能ならそこの所は飛ばして呼ぶと思うのですが、しっかりと「くん」だけ呼びます。これははっきり言って、呆れてしまいました。

うちでは幸いなことに、テキストと音声が違うといった程度の不具合しかありませんが、環境によって強制終了してしまうといったことがあるようです。事の真相は誰にも分からないのかもしれませんが、エーテルは開発を最後まで詰めたわけではなく、途中からは本体アセンブラージュが引き継いだと聞きます。メニューにタイトルに戻るがないのも不親切ですが、どたばたの中で発売されたことが最大の不幸なのかもしれません。

 

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