「地上デジタル放送」ってなに? いつから観られるの?
〜東京・大阪・名古屋の一部ではじまった「地上デジタル放送」について〜
お父さんったら、年末からずっとテレビ三昧ね。
お休みの日の楽しみだから・・・・・。そういえば、一部ではじまった「地上デジタル放送」って何かしら?
今のテレビ放送はアナログなのよ。それが高品質の映像や音声、データ放送ができるデジタル方式に変わっていくのよ。
それは便利になりそうだけど、今のテレビで観られるのかい?
そう言われれば・・・・・。
UHFアンテナとチューナーをつなげば、今のテレビでも観ることはできるらしいよ。でも・・・・。
完全にデジタル放送へ移行するまでの経過措置における国の負担が大きいのよ。
将来の身近な情報端末として期待されているけど、課題も多そうね。
私は地上デジタル放送に期待しているぞ。
 わたしたちがきれいな画質の番組を楽しんだり、暮らしに役立つものにしていくためには、放送内容の充実も今後の課題よね。
目次です
「地上デジタル放送」ってなに? いつから観られるの?
地上デジタル放送を楽しむために必要なもの
総務省のページから地上デジタル放送のQ&Aです
【地上波デジタル放送ってなに?】
【使用周波数帯ついて】
【画質について】
【音声について】
【新しい機能について】
【受信チューナーについて】
【移動体向け地上デジタル放送について】
【受信アンテナについて】
【受信料金について】
【限定受信方式導入について】
【録画について】
【BSデジタルとの違いについて】
【放送チャンネルについて】
【受信可能エリアについて】
【アナアナ変換について】
【地上デジタルに関連する問題点】
【コラム】地上デジタル放送はCATVに追い風になる!?
地上デジタル放送を楽しむために必要なもの
| 地上デジタルチューナー |
地上デジタル放送では、アンテナとテレビの間に専用のチューナーを接続し、地形や気象条件などで乱れた信号を復元します。BSやCSのチューナーと一体になったチューナーや、専用チューナーを内蔵しているテレビもあります |
| デジタルハイビジョン対応テレビ |
アナログ放送用のテレビでも、アンテナや専用チューナーがあれば、地上デジタル放送の受信は可能です。しかしハイビジョンの画面サイズによる高画質映像やCD並みのクリアな音質を楽しむには、デジタルハイビジョン対応のワイドテレビが必要です。 |
| UHFアンテナ |
アンテナは、東京や大阪などでキー局を受信するVHF受信アンテナではなく、UHFの受信アンテナを利用します。現在使用しているUHFアンテナも、そのまま利用可能かどうか確認が必要です。 |
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総務省のページから地上デジタル放送のQ&Aです
【地上波デジタル放送ってなに?】
1996年10月のPerfecTV!放送開始から始まった放送のデジタル化の波は2000年12月にはBSデジタル放送が開始され、やっと地上波も2003年12月から東京・名古屋・大阪の一部地域で地上デジタル放送が先行スタートし2006年末までにほぼ全国で開始される予定となっている。ただしその時点ではすべての中継局がデジタル放送に対応しておらずまだ受信できない地域がかなり残っており全ての地域で受信できるようになるのは2009年になってしまう模様である。また今までの地上アナログ放送については2011年7月24日までは継続される予定となっているがその段階で地上デジタル放送の普及率が85%に満たない場合はアナログ放送の終了時期が延長される可能性もある。
【使用周波数帯ついて】
地上デジタル放送は当初アナログ放送とサイマル放送するため主にUHFの低い帯域を中心にデジタル放送が使い高い帯域をアナログ放送が使用します。2011年にアナログ放送が終了するとUHF帯の13ch〜52ch(53ch,54ch)を使って放送される予定。VHF帯では地上デジタル放送は放送されない。なおVHF(1〜12ch)とUHF(55〜62ch)についてはアナログ放送終了以降は通信向けに使用される予定だ。
【画質について】
BSデジタル同様にハイビジョン放送が基本となり、標準放送の場合は同時に3チャンネルの放送が可能となっている。さらに地上デジタルではゴーストが基本的に発生しない仕組みとなっているため受信画質は従来より格段に向上するはずである。
【音声について】
音声についてはBSデジタルと同様のMPEG2-AAC方式により放送されるため5.1ch放送も可能となっている。通常の2ch(STEREO)であれば特別なものは必要ではないが、5.1ch放送を5.1chサラウンドで楽しむにはAACデコーダー内蔵AVアンプもしくは[AACデコーダー+5.1chAVアンプ]とデジタルチューナーを光ケーブルで接続する必要がある。
【新しい機能について】
地上デジタル放送ではデジタル放送でお馴染みのEPG(電子番組表)も同時に放送されるので1週間内の放送予定が分かり、EPGに連動して予約も可能となる。また、電話回線等を組み合わせての双方向サービスも行われる。あと、車や携帯端末等での受信も可能とされており移動中でもブレのない安定した奇麗な画質で視聴できるようになる予定だ。
【受信チューナーについて】
地上デジタルを受信するチューナーは2003年9月から順次発売される予定で簡単に言えば現在のBS/CS110デジタルチューナーに地上デジタル放送受信機能が追加されたようなものになる。価格は6万円台〜7万円台程度だと予想される。現状のBSデジタル専用チューナーやBS/CS110デジタルチューナーでは地上デジタル放送は受信できない。
松下
TU-MHD500 SONY DST-TX1
【移動体向け地上デジタル放送について】
従来の地上アナログ放送では移動中に受信すると画面が乱れる事が多かったが地上デジタル放送では移動中であっても画面の乱れが非常に少ないのが特徴である。将来的にはさらに移動体専用にMPEG-4による移動体専用(携帯・車載)の放送を予定しており現在各メーカーでは移動体受信端末の開発・実験を行っており2005年〜2006年頃から放送を開始したい模様である。
【受信アンテナについて】
地上デジタル放送のアンテナについてはUHF帯のオールバンド用のものが使用され特別のものではない。アナログ放送(UHF)の場合は奇麗にみるためには最低70dBμVの受信レベルが必要だったがデジタル放送になると条件が良ければ50dB程度でも十分奇麗にみる事が可能となる。しかし、外来電波等の妨害波には弱い事が予想されるので同軸ケーブル、分配器、壁面端子等はシールド性能の高いものを使用した方が良いだろう。なお同軸ケーブル直結式古いブースターを使用している場合は障害が出る事があるので地上デジタル放送対応のブースターに交換される事をお勧めする。
【受信料金について】
地上デジタル放送は現在の地上アナログ放送と同様に民放は広告収入による無料放送が基本となっている。NHKは今までと同様に受信料の徴収する方式となる。
【限定受信方式導入について】
BSデジタル放送は2004年4月より不正コピー防止のため著作権信号を送出する関係上
限定受信方式を導入しスクランブルを掛けるようになるがB-CASカードを挿し込んでB-CAS登録さえすれば問題なく視聴は可能になるようだ。地上デジタル放送については限定受信方式の導入時期は未定であるが近い将来必ず導入されるはずである。
【録画について】
地上デジタル放送は従来のVHSビデオやDVDレコーダーでもチューナーからの出力を入力してやれば録画は可能であるがハイビジョン画質では記録できない、もちろん画像も劣化する。劣化がなくてハイビジョンのまま記録するにはD-VHSビデオかHD対応のHDD録画器とiリンク端子からデジタル接続により記録する事が必要となる。
【BSデジタルとの違いについて】
BSデジタル放送については日本全国どこでも同じように受信できる点が優れておりますが、逆に地域情報が放送され難いという面もあります。地上デジタル放送は地域放送(ローカル放送)であり地域情報を放送するという責務を負っている点が異なります。
【放送チャンネルについて】
【受信可能エリアについて】
上記3地区の電波は2〜3段階に別けて送信出力がアップされる予定で当初の受信可能エリアは限定されたものになるようだ。特に東京地区での当初受信可能エリアは千代田区、港区、中央区の一部に限定されたものになる模様。詳しくはD-PA(地上デジタル放送推進協会)ホームページと下記のリンク先のページをご参照下さい。
各地区の地上デジタル放送情報へのリンク
【アナアナ変換について】
アナアナ変換とはデジタル地上放送とアナログ地上放送が混信する可能性がある場合現在使用しているUHFのチャンネルを別のUHFチャンネルへ移動するものです。アナログからアナログへ移動するので一般に「アナアナ変換」と呼ばれております。こうしたアナアナ変換の費用は1800億円もの国費投入が予定されており場合によっては2000億円を越えてしまう可能性もあります。アナアナ変換はすでに一部地域で始まっておりチャンネル設定の変更やアンテナの交換などの作業を行います。該当地域にお住まいの方にはその地域での放送開始までには連絡があるはずです。なお会社関係や共聴設備への国費投入は行われないので自費で行う必要があります。
【地上デジタルに関連する問題点】
1.放送開始が地域によって大幅に違う。
2003年12月から東京・名古屋・大阪の一部地域では放送が開始されるがその他の地域は2006年となってしまう可能性が高く3年近くの格差が生じる、地上デジタル放送が受信できるテレビを買ったけど地元ではまだ放送していないという状況が日本全国で発生して来る恐れがある。数ヶ月なら待てるだろうが果たして何年も待てるだろうか?待てないとすると遠くの地上デジタル放送の電波を何とか受信するはずである。そうなると遅くなった地方局程デジタル化してもあまり見てもらえないという問題が発生する恐れがある。
2.ケーブル局の地上デジタル放送への対応は大丈夫か?
日本全国にケーブル局が誕生し毎年加入者数を増やしているがもしケーブル局の地上デジタル放送の再送信が遅れてしまうとどうなるでしょうか?アナログ方式のケーブルテレビではハイビジョン放送や双方向番組などは楽しめません。早期にパススルー方式による地上デジタル放送の受信環境を整えて頂きたいと強く望む。もし、これが遅れてしまうと地上デジタル放送が受信できるテレビを買った加入者はケーブルテレビをやめて直接受信に逆戻りしてしまう可能性が出てくるのである。地上デジタル放送はUHFの小さいアンテナで受信でき強電界地域では室内アンテナでもゴーストもなく奇麗に受信できる。
3.地方局の経営は大丈夫か?
地方局もデジタル化しないと放送を続ける事はできないので否応無くデジタル化への莫大な投資をしなければなりません。さらに当面はアナログとデジタルの両方の電波を放送していく必要があり経費も膨らんで来るはずです。しかしこの地上デジタル放送によっては放送できるチャンネル数が増えるためCMが流せる枠が大幅に増えてしまう可能性があります。ですがスポンサーが広告に投じる金額は限りがあり大幅に増やす事はできません。そうなるとおのずとCMの広告料の単価は落ちて来るのが市場の原理です。キー局依存の広告収入に頼った経営をしていればジリ貧になっていき、多くの地方局が統廃合される事になるかも知れません。
4.地上デジ内蔵テレビでないとハイビジョンで見れない?
一部の報道等や店頭で地上デジタル放送をハイビジョンで見るためには薄型(液晶/プラズマ)の地上デジ内蔵テレビでないと駄目なような表現をしているのをみかけますが、これははっきり言って正しくはありません。もちろんこのようなテレビであればハイビジョンで見る事はできますが、地上デジ対応のデジタルチューナーとD3(D4)端子のあるテレビを接続して見ても画質的には何ら変りませんし、操作性も同等ですので誤解をしないで頂きたい。テレビ自体を買い換えるのであれば地上デジ内蔵型でも構いませんが、地上デジ対応チューナーとD3端子以上のあるテレビとの組み合わせも検討して頂きたいと思う。この方が故障や買い換えの時便利だし、内蔵型よりも安く購入できるのも魅力である。
【コラム】地上デジタル放送はCATVに追い風になる!?
要約
地上デジタル放送は当初はCATV各局にとって経営の圧迫要因になると思われていた。しかし、ここにきて、むしろ地上デジタル放送はCATVに追い風になるという見方が出てきた。その理由とは?まず一つ目の理由としては現在のデジタル放送の視聴エリアの狭さがCATVの追い風になるから。混信をさけるためで日本中のほとんどの地域ではまだ地上波デジタルが見れない、つまり「地上波デジタル放送を見たければCATVに入るしかない」という状況が生まれているということ。2つ目としては顧客管理システム。デジタル対応チューナーに変わることでスカパーのように1チャンネル単位の視聴が可能になればそれまで不満をもっていたユーザーを一気に取り戻せるから。いずれしにろCATV局にとって今後2〜3年が勝負どころとなるのはほぼ間違いないだろう。
コラム全文
○当初の視聴エリアの狭さがCATVにとって有利に
最初の理由が「視聴エリア」の問題だ。ご存知の方も多いように、地上デジタル放送では既存のUHF帯を使うアナログ中継局との混信を避けるため、12月1日の放送開始当初は送信出力が非常に抑えられることになっており、例えば関東圏のサービスエリア(NHK総合を除く)は当初、東京の千代田・中央・港の3区のみと極めて狭い。これに対しCATVではそのような混信の問題は基本的に存在しないため(CATV局側で自由に空きチャンネルに信号をマッピングすればよい)、地上デジタル放送の電波さえ何らかの方法で拾うことができれば、電波の届かないところでもCATV経由で地上デジタル放送の信号を送ることができる。このためエリアによっては、一時的にではあるが「地上デジタル放送を見たければCATVに入るしかない」という状況が生まれるため、CATVにとっては顧客獲得の有利な材料となるのだ。
実際、関東圏の主なCATV局を見ても、既に東急沿線をカバーするiTSCOMがこの11月1日より地上デジタル放送対応をうたった「iTSCOM TV
エース」サービスをスタートさせている。また関東に多くの系列CATV局を持つジュピターテレコム(J-COM)も、テプコケーブルテレビ・日本デジタル配信・ジャパンケーブルネットの3社と共同で東京都江東区に電波の受信点を設置、その後各社のケーブル網を通じて地上デジタル放送の配信を行うことを既に発表しており、12月1日からサービス受付を開始する予定だ。同じく12月1日より放送開始となる中京・関西方面でも、同様にCATV局による地上デジタル放送対応が進められる見通し。
東名阪以外の地域でも事情はさほど変わらず、経営体力の乏しい地方局にとって、山間部の中継局までを一挙に放送をデジタル化することは事実上困難なため、地上デジタル放送開始後、相当の期間、県庁所在地など一部のエリアを除いて多くの都道府県でCATV経由でしか地上デジタル放送を見ることができないケースが発生することは確実だ。このような状況は、CATV局にとってはまさに大きなチャンスといったところだろう。
既に地上デジタル放送対応のCATVチューナーも、日本ケーブルテレビ連盟が中心となって設立された日本ケーブルラボの策定した仕様書に基づき、主要なCATV機器メーカーの手によって開発が完了しており、12月16・17日の両日には都内においてそれら対応チューナーを一堂に集めた発表会も開かれた。このように地上デジタル放送に向けたCATVの環境整備は順調に進んでおり、今回の放送開始が追い風になるというのもうなずける。
○顧客管理システムを整備してスカパーに対抗
そしてもうひとつの理由が「顧客管理システム」。具体的に言うと、今回の地上デジタル放送対応に伴うシステム更新によって、CATVでもSkyPerfecTV!(スカパー)のような1チャンネル単位の視聴が可能になる、という話だ。
現在多くのCATVでは、通常地上波のテレビ放送だけが見られる状態か、もしくは有料チャンネルを含めた30〜40チャンネル程度をパックにして「ベーシックパック」のような形で契約するかのどちらかしか選べないのが普通であり、個別のオプション契約が存在する場合でもWOWOWやスターチャンネルなどごく限られたチャンネルしか選べないのが一般的。一方でスカパーの場合は1チャンネル単位の個別契約が可能であり、「自分にとって不要なチャンネルには金を払いたくない」というユーザがスカパーに流れる傾向がここ数年強まっていた。
しかし、地上デジタル放送では不正コピー防止などの目的から、来年4月以降、視聴には必ずCAS(Conditional Access
System)カードと呼ばれるカードが必要になるため(またBSデジタル放送も、来年4月からは視聴にCASカードが必須となる)、それに対応するCATVチューナーも必然的にCASカードへの対応が不可欠。そこでCATV側では「せっかくCASカードに対応するんだから、現在提供している有料チャンネルについてもCASを利用して個別契約ができるようにしよう」と考えたのだ。
前述した日本ケーブルラボの仕様でも、スカパーなどから受信したチャンネルやCATV独自のコミュニティチャンネルを地上デジタル放送のチャンネルと混在させてCASで管理するための仕様が定義されており、これに対応した機器を揃えれば早期の対応も可能だ。実際には各チャンネルを運営する事業者側から「個別契約への移行は各チャンネルの収入減につながり、番組の品質低下を招く」という反発が大きいことから、各CATV局が個別チャンネルの契約形態に移行するには時間がかかると思われるが、関係者の多くは「今後CATVのフルデジタル化により放送するチャンネル数がさらに増えることを考えると、いずれは個別チャンネル契約への移行は避けられない」と見ており、CASの利用が進むことだけは間違いないだろう。
地上デジタル放送とCATVの関係を巡っては、あるテレビ局のサービスエリア外にあるCATV局がそのテレビ局の放送を再送信する、いわゆる「区域外再送信」の問題(特に系列局が地元にあるにも関わらずキー局の放送を流す場合に問題となる)や、IPマルチキャストによる再送信を認めるかどうかなど、いくつか問題も残されてはいるが、いずれもこれまでのメリットを打ち消すほどのものではないと思われ、CATV局にとって今後2〜3年が勝負どころとなるのはほぼ間違いないだろう。地上デジタル放送の高機能なシステムを利用してCATVがどのようなサービスを展開していくのか、しばらくの間、注目しておく必要がありそうだ。
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