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「ミュージック・クイーンズの音楽? ひと言でいえばクラシックと北欧の伝統音楽のミックスかな?! どちらかというとクラシックがベースになっていて、北欧トラッドの香りをさりげなく取り入れているの。」
――― マリア・フゥルテーン
10年前、ピア・アルシーンとアン・エストリングはハープとフルートのデュオを組んでいた。当初クラシックを演奏していたふたりは、自らの音楽に北欧トラッドの要素を加えたいという願望を持つ。その時仲間に誘ったのが、ダーラナ地方レクサンド出身の友人、マリア・フゥルテーンだった。彼女は同地方のリクスペルマン(伝統音楽家としての名誉称号)のタイトル保持者で、幼い頃から同国のルーツ音楽に精通していたのだ。
こうしてトリオのミュージック・クイーンズは結成されたのである。デビュー・アルバムは2001年の『霧の夢』。アルバムのリリース・ペースは遅いものの、彼女等の活動の場は、ひじょうに広範囲に広がっている。例えば、一般のコンサート以外にも、政府のオープニング・セレモニー、ストックホルム市庁舎の“青の間”で開かれるノーベル賞のディナー・パーティー、ストックホルム・ウォーター・プライス(*)のパーティー等、名誉ある数々の舞台をも積極的に務めている。
※“水賞”は毎年ストックホルム水財団から、世界の水分野で著名な功績をあげた人に贈られる賞。同賞は“水”関係のノーベル賞とも称されている。
ミュージック・クイーンズの奏でる音楽には、同国トラッド奏者が取り入れるブルー・ノート(メイジャー・スケールの第3,7をフラットにした音で、ややブルージーに響く)がほとんど使われていない。よってクラシックっぽく聞こえる上に、伝統音楽特有の土着色を感じさせない。レパートリーはオリジナルを中心に同国トラッド、そしてクラシックを演奏、時にマリアは歌う。どの曲も清涼感、素直さ、優しさに富み、聴いていてひじょうに心地よい。
更に彼女等のステージ衣装は妖精がモチーフとなっている。それからイメージされる不思議さや、ミステリアスな雰囲気がとても重要だとメンバーはいう。
またメンバーすべてがフリーランスのミュージシャンであり、個々の活動も様々のようだ。
ミュージック・クイーンズは2005年で、結成10周年を迎える。


photo:Tittit Hardingz |
Ann Östling - flute
アン・エストリング − フルート
アンは8才の時より、リコーダーを吹きはじめる。のちに学校の先生に薦められ、横笛に替える。その後も様々な笛を吹き、最終的にはフルートをメイン楽器に選ぶ。愛用のフルートは日本製(ムラマツ)。
またギターの名手でもあり、子供の頃より、父親と一緒に教会で演奏。11才の時はディエゴ・ブランコとの共演も。またピアとのデュオ以外にも、サビナ・アギナスとデューオ・タランティラというギター・デュオを組みツアーへも出ている。
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photo:Tittit Hardingz |
Pia Alsin - harp
ピア・アルシーン − ハープ
ピアはレディオシンフォニー・オーケストラに入っていたほか、様々なオペラ・シンガーのレコーディングにも参加している。また数多くの作曲も。愛用しているハープは日本製(青山デルフィ)。
以前はアンとデュオを組み、フルートとハープによるクラシック音楽を演奏してきた。
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photo:Tittit Hardingz |
Maria Hulthên - violin, vocals
マリア・フゥルテーン − ヴァイオリン、ヴォーカル
マリアはスウェーデンの中間部ダーラナ地方レクサンドの出身で、彼女のみ同国伝統音楽のバックボーンを持つ。22才の時、フィドルにおける同地方のリクスペルマン(伝統音楽家としいの名誉称号)を獲得する。師匠はレトヴィーク・フィドルのゴッド、ペーシュ・ハンス・ウルソン。
彼女の音楽活動の幅は広く、2002年の夏には自らが作曲したミュージカル“ブライテスト・ナイト”を初めてプレイした他、ABBAのベニーとビョルンが作曲に当たったスウェーデン3大ミュージカルのひとつ“チェス”再演時の楽団のメンバーでもあった。それ以外にもベニーとの接点は数多い。
Maria Hulthênのソロ関連はこちら>>
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Music Queensのオフィシャル
http://www.sami.se/art/queens/sid4.htm

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北欧の香り
Nordic Notes DHN-1082
¥2,600(税抜)・¥2,730(税込)
昨年で10周年を迎えたミュージック・クイーンズの6年振り2ndアルバム。“北欧の旅”をテーマに繰り広げられる極美の世界。 フルート、ハープ、ヴァイオリンによるトリオが紡ぎ出す優しき音色が、聴き手を美しき北欧の自然、山の教会、東方の海岸にあるカモメの故郷へと誘う。
このトリオの特徴はトラッドのバックボーンを持つマリア(フィドル&ヴォーカル)と、クラシックのそれを持つアン(フルート)&ピア(ハープ)からなる編成で、トラッド特有のブルーノート(メイジャー・スケールの第3,7をフラットにした音でブルージーに響く音色)がほとんど使われていない。更にはスウェディッシュ・トラッド(ポルスカやショッティス、ワルツ等)をベースにしながらも、すべてがオリジナルで構成されている。つまり「トラッド・ベースの曲をクラシックの要領で演奏している」といえば分かってもらえるだろうか。その半面、“スモーク・オン・ザ・ウォーター”に触発されて書かれた“ロック・ポルスカ”等も収録している。
数曲のゲストにダブル・ベース、パーカッション奏者が参加。
霧の夢
Nordic Notes DHN-1016
品切れ中
スウェーデン国が認めるフリーランス・ミュージシャンによるトリオ。フィドル、ハープ、フルートのアンサンブルが織りなすレパートリーはトラッド、クラシック、そしてオリジナル。鳥のさえずりに導かれ、繰り広げられる美しいガラス細工のように繊細なつづれ織り。
土着色はやや薄く、シークレット・ガーデンあたりが好きな方には是非お薦め。2001年作。
○JEUGIAフリーペーパーVOL.8春号にミュージック・クイーンズのマリア・フゥルテーンのインタビュー記事が掲載されています!
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●スウェーデンにて、ミュージック・クイーンズとスケッレフトー・チェンバー・クワイアとの共演が実現!そのためにマリア・フゥルテーンが作曲しました!!
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