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Triakel

Profile

History

トリアケルはガルマルナのエンマ・ヘルデリン(ヴォーカル)、ホーヴェン・ドローヴェンのシェル−エリク・エリクソン(フィドル)、一時的にホーヴェン・ドローヴェンのメンバーだったヤンネ・ストレムステット(オルガン)のトリオからなる。トリオ名は皆が住んでいるイェムトランド地方で最も有名なアメ工場“トリアケル”を名乗る事に。
結成は97年あたりで、彼等の1stアルバム『トリアケル』は98年にリリースされる。ガルマルナでいうと96年の2nd作の『Guds Spelemän』と99年の3rd作『Vedergällningen』の間にあたる。エンマはこの頃よりガルマルナとは別個のグループの結成をシェルと話し合っており、更にヤンネとも話し合っていた。そしてそれが発展して3人で組む事に至っている。トリアケルは何といってもヴォーカル、フィドル、オルガンというユニークな編成があまりに魅力的である。

トリアケルはスウェディッシュ・トラッドの演奏をするにおいてひじょうに珍しい組み合わせである。厳かにたなびくオルガンにエンマの甘い歌唱、シェルの哀愁に満ちたフィドルが乗る様は聴いていてとても心洗われる。エンマいわく、ダークサイドのガルマルナに対してこのトリアケルは「陽・静寂」をつかさどる場所らしい。つまりエンマの陰の部分が赤裸々に表れたのが前者だ。トリアケルを結成した時、エンマは精神的にもホッとしたという...。

かのベニー・アンダーション(ABBA)はトリアケルの1stアルバムを聴き、エンマの歌唱に魅せられる。そしてベニーは直接彼女に電話し共演を申し出たという。その内容はミレニアムを迎えるスウェーデンの教会のためにベニーが作曲し、エンマが歌うといったものだった。相手がベニーだっただけに彼女はしばし驚きを隠せなかったらしい。

そして同年の2nd作『冬の歌』のリリースにあたって、ベニーはゲスト参加し、数曲においてアコーディオンを弾いている。そして教会のためにベニーとエンマが共演した曲“朝焼け前”のトリアケル・ヴァージョンも収録された。

下記はオルガン奏者のヤンネに聞いた結成の経緯である。

【ヤンネ・ストレムステットへのインタビュー(2004.07.17)】

(ユニークな編成の思い付きについて)
95年12月、あるパーティーでの出来事だったんだ。そこにはフィドルのシェルも来ていたよ。彼の事は知っていたけど、特別仲が良かった訳ではなかったよ。そこでセッションになって、シェルはフィドルを弾き、僕はたまたまそこにあったオルガンを弾いたんだ。そうしたらそれがとてもいい感じだった。だから彼にまた一緒にやろうって約束したんだ。そして約1年後にその約束が叶った上、グループを組むところまで発展していったのさ。そう、そこにはエンマが必要だって事すぐ気付いたよ。

(ヤンネの弾くオルガンについて)
僕がトリアケルに駆使するオルガンは中世あたりの頃、修道院を点々とした演奏者が持参していた種類のものさ。ただ僕のはそんなに古いものではないよ。これはコンパクトに折り畳みが可能なんだ。わずか37キロのそれをコロコロとキャスターで転がしながらライヴの会場を移動するんだよ。
(ヤンネ・ストレムステット)

(ドイツにおけるライヴ)
ドイツでトリアケルは凄く人気があるんだ。だからよくツアーで行くよ。ジャーマン・ツアーには面白いエピソードがあるよ。あるライヴ・ハウスでステージに立った時、僕達はびっくりしたよ。オーディエンスの方に目をやると、皆黒い服を着たゴシック・メタル風のリスナーばかりだったんだ。これからここでトリアケルの音楽を演奏したら彼らに怒られるんじゃないかと思った。でも曲を重ねるこどに彼等はトリアケルの音楽が持っている暖かい気持ちを快く受け入れてくれたよ。それからというものの、ドイツではメタル系の雑誌によく取り上げられるんだ。
(ヤンネ・ストレムステット)

Members


PHOTO:Lennart Jonasson

Emma Härdelin - vocals
エンマ・ヘルデリン - ヴォーカル

ご存知ガルマルナのフィメール・シンガーでもある。偉大なフィドラー、トゥーレ・ヘルデリンを父親に持ち、音楽家族の中、10人きょうだいの5番目に生まれる。
彼女はガルマルナのメンバーから参加を求められ、93年リリースのミニ・アルバム『Garmarna』でデビューを飾る。96年リリースの2nd作『Guds Spelemänen』はスウェーデン・グラミーに選ばれる。
その後は同グループのアメリカ・ツアーへ頻繁に出向き、現在はトリアケルと上手く両立して活動を続けている模様。
Emma Härdelinのソロ関連はこちら>



PHOTO:Lennart Jonasson

Kjell−Erik Eriksson - fiddle
シェル−エリク・エリクソン - フィドル

スウェディッシュ・トラッド・ロック・バンド、ホーヴェン・ドローヴェンのフィドラー。このユニークなバンド名は“はちゃめちゃ”の意。94年1st作『Hia Hia』でデビューを飾り、2001年までに4枚のアルバムをリリースする。
その側、スウェディッシュ・トラッド保存レーベルのジガ‘Giga’より伝統色の強いソロ・アルバムや、スウェディッシュ・トラッドのバックボーンが極めて強い奏者等と共演盤をリリースしている。またフィドルのワークショップにもかなりの定評がある。
Kjell−Erikのソロ関連はこちら>



PHOTO:Lennart Jonasson

Janne Strömstedt - harmonium
ヤンネ・ストレムステット - オルガン

ヤンネはこれまでにロックやジャズを演奏してきた。99年にリリースされたホーヴェン・ドローヴェンの3rd作『More HappyMoments With』にハモンド・オルガン、アコーディオン奏者として一時的に参加する。
元々キーボードレスだった同グループの異なるヘヴィな一面を垣間見せたのだが、その続編には参加せずに脱退。彼がトリアケルに駆使するオルガンは中世期頃、修道院や教会を点々とした演奏者が持参していたものにひじょうに近いものらしい。彼の奏でるオルガンがトリアケルのサウンドを決定付けている
Janne Strömstedtのソロ関連はこちら>

Triakelのオフィシャル http://www.triakel.com/

Garmarnaのオフィシャル(英語) http://www.garmarna.com/
※エンマの別プロジェクト。

Hoven Drovenのオフィシャル http://www.hovendroven.com/
※シェルの別プロジェクト。

 

News

News
【Live in Japan 2004】
【ライヴ・イン・ファールン 2003】

Discography


Ten years of Triakel / Triakel
Triakel Records TRI004
完 売
トリアケル結成10周年記念CD、2000枚限定リリース。内容は96〜2002年までのスタジオ&ライヴ音源集。既に発売になっているアルバムに収録されている曲はたった2曲のみ。2004年初来日時にも演奏された未発表テイク“I Ostersund”も収録!更にはガルマルナの“BlÄck”のトリアケル・ヴァージョンは必聴に値!!


北緯63度からの歌
Stubborn Record STBR-3003
¥2,400(税抜)・¥2,520(税込)
2004年リリースの最新作。エンマの歌唱はこれまでになく歓喜に満ち溢れ、厳かなイメージの強かった彼等の別の一面を垣間見せている。特に1曲目のコード進行はこれまでのトリアケルにみられなかったもので、トラッド以外にもオリジナルを演奏している点が興味深い。
日本盤のみのボーナス・トラックはスウェーデンにおける教会のために、ベニー・アンダーション(ABBA)が作曲とオルガン風のシンセを担当、更にエンマが歌うといった話題曲。
※スタボンレコードはハーモニーフィールズ
ノルディック・ノーツの共同レーベルです。


冬の歌
Nordic Notes DHN-1025
品切れ中
2000年の2nd作は北欧の冬やクリスマスに纏わる作品。レパートリーは前作に引き続き、ヘンシンランド地方、イェムトランド地方、その他の地方のトラッド・ソングや讃美歌が約3分の1ずつ厳選されている。
中でもオルガンのたなびきがあまりに神聖(5)(8)(11)曲目は特筆に値。また数曲においてかのベニー・アンダーションが参加し、ピアノ・アコーディオンを弾いている他、5曲目の“朝焼け前”を作曲している。


トリアケル
Nordic Notes DHN-1070
品切れ中
98年デビュー作。厳かにたなびくオルガンをバックにフィドルとエンマの歌唱が舞う。同国のトラッドを演奏するにおいてはかなり異例の編成で、当時大きな話題を呼んだ。レパートリーはエンマの故郷ヘンシンランド地方、イェムトランド地方のトラッド・ソングが中心。
有名な“ラップ−ニルスのポルスカ”等もやっている。本作を聴いたアバのベニー・アンダーションが直接エンマに共演を申し出たというエピソードを持つ。


Innan Gryningen/Emma Härdelin
Mono Music MMCD-S124
99年、ベニー・アンダーション(ABBA)はミレニアムを迎えるスウェーデンすべての教会のため、讃美歌を作曲しなければならなかった。その際、ヴォーカリストにエンマを招く。
ベニーはシンクラヴィアでチャーチオルガン風の音色を弾き、更にトリアケルの面々がサポートにあたっている。こうして録音されたこのマキシシングルはエンマ名義の作品となった。尚、テキストはイルヴァ・エッゲホルン。更に本楽曲は『北緯63度からの歌』の日本盤のボーナス・トラックとして収録され、『冬の歌』にはトリアケル・ヴァージョンが収録されている。

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