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フリーフォートのレーナ・ヴィッレマルクが6年ぶり、通算3作目のソロ・アルバムをリリースした。プロデューサーのイェーラン・ペッテルションはこの作品についてこう語っている。――「レーナは現代北欧トラッド界の宝だ。しかし彼女も年齢を重ねるごとに声が衰えはじめるかもしれない。今の最高の歌声を、そしてクゥーラ(牛飼唱法)を是非とも記録しなければならない。レーナの愛して止まないトラッド・ソングやフィドル・チューンを彼女の大切な場所であるエルヴダーレンの谷で野外録音したい。」
このレコーディングは2005年9月にレーナの故郷であるエルヴダーレンで、そして同年11月にヴィンドの島で行われたが、その後一時中断。あと数曲をスタジオと劇場でも録音するはずだったのだが、レーナの希望していたゲスト奏者のスケジュールが合わず、しばらく時期を待っていた様子。そのメンバーはミカエル・オウガストソン(アコーディオン)、レオ・スヴェンソン(チェロ)、ハシ・アーメド・テクビレク(ターキッシュ・フルート)、ヴェルフ・レーナ・エガルト(フィドル)、そしてヴェーセンのミカエル・マリーン(ヴィオラ)。そして肝心のサウンドはというと、フリーフォートのように濃密なアンサンブルを繰り広げるわけではなく、トラッド本来の素朴さ、質素さを前面に打ち出している。がしかしレーナの濃くのある歌唱はやはり圧倒的な存在感を放っている。これは同国フォーク奏者として飾らない、裸でクリーンなレーナの自画像ともいえる音像ともいえるだろう。
正しくドキュメンタリー的な内容の作品となった。
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